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ミュージカル(国内、ブロードウェイ、ロンドン、)海外ドラマ、映画について。最近、韓国ミュージカルにも目覚めました。


by saffy114

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その他、韓国版で翻案されていた事項などで私が気付いたのは・・・。
Wayne SleepがRudolf Nureyevになっていたのと、Margot FonteynがIsadora Duncanになっていたこと。マーゴ・フォンテーンよりイサドラ・ダンカンのほうが知名度が高いのかな??
ウェイン・スリープは,イギリス以外の国だったらバレエ好きの人と相当のミュージカル好きの人じゃないと知らないかもしれませんね。

それから、セット、というかセットの動かし方に英語版と違う部分が一部あった気がする。
英語版だと、ビリーの部屋のセットが回転しながら床に沈んでいったと思うのですが、韓国版はそういう動きは無かったように記憶しています。それから、2幕の"Once We Were Kings"の最後、英語版だと、鉱夫たちが乗ったゴンドラが地下に降りて行くような感じの演出だった気がするのですが、韓国版は、表現しようとしていることは同様なのでしょうが、幕が上から下りてきて作業員たちが見えなくなる・・・という感じの演出だったと思う。
ツアーバージョンのセットだったのかな?LGにセリがない、などの理由で変更したのかも?

2幕のバレエ学校でのオーディションにビリー親子がやってきて・・・という場面で、ビリーのお父さんがジェントルマン風の別の父兄と会話するところ、英語版では、お金持ち風の気取った感じの父兄が、いかにもクィーンズ・イングリッシュと言った感じの話し方で突然話しかけて、ビリー父さんは「??」と聞き取れず、逆にビリー父さんのアクセントの強い話し方をジェントルマン風の父さんは聞き取れず「??」となっていたと思います。韓国版は、金持ち父さん風の人が、いきなり、調子っぱずれな甲高い声の早口で話しかけるんで、ビリーのお父さんは聞き取れず・・・、という演出だったようです。
この後、英語版だと、スコットランド出身なのかな~という感じの話し方をする男性ダンサーが煙草休憩に出てきてビリー父さんと話していたと記憶しています。で、ビリー父さんは、男性ダンサーの衣装&見た目に似合わぬスコットランド風訛りのくだけた話し方・態度の男性ダンサーに目を白黒させつつ、このダンサーが自分の父ちゃんは最低野郎で全然サポートしてくれなかった、あんたは自分の息子を応援してやらなきゃいけねえよ・・みたいなことを話すのを拝聴していた・・・と思う。韓国版は、この男性ダンサー、ちょっと独特の話し方をしていたように聞こえましたが、方言だったのかどうかまでは私にはわからず。男性ダンサーのセリフ、最後のほうの「わかったかい?」ぐらいしか聞き取れなかったので、もしかしたらちょっと訛った話し方だったのかなあ??

そうそう、マイケルが2幕で、ビリーからチュチュをもらって、きつい!と言いつつ喜び勇んで着用し、調子に乗って踊ってたら・・・という場面、ここでマイケルが某有名バレエ作品のタイトルを引用して言うセリフは英語版と同じでした。ってことは、韓国でもそういう言い方があるのかな(笑)。この場面、韓国の子役ちゃん、上手かったです。

1幕のShine,韓国版ではビリーが女の子たちにかなりの勢いでどつかれたり、先生に思いっきり足を踏まれて悲鳴を上げたりしていましたが・・・・。英語版でもこうでしたっけ??ちょっと小突かれる程度だったような気がするんですが・・・。


英語版、p△ss off!! Bug△er off!!blo△dy~などなどの美しきイギリス的表現が多用されているのが独特の味を出していたような気がするんですが、当然翻訳版ではそれをそのまま使うわけにはいかない訳で。韓国版、韓国語の四文字言葉を多用してそれなりにらしさを出してはいましたが、やはりpiss off!! と꺼져!は同じ意味でもなんとなくイメージが違うような。
もし、日本語版が上演されるなら、このすてきな四文字言葉の羅列をどう翻訳するか、韓国版以上に大変そうですね。

まあ、こういう細かい雰囲気の違いなどはありましたけど、大したマイナスにはなっていなかったと思う。
とにかく子役さん達、非常によく頑張りました!!
この作品、あまり韓国の舞台向きでないように思えたので、絶対見るけれども、まあ1回見ればいいかな~ぐらいの気持ちで見に行ったのですが、また違うキャストで見たくなってしまいました。見られるかなあ?

あ、それから。製作発表の画像を見て、この子のマイケルを見たい!!と思った、ちょっとぽっちゃり型で大柄な子(たぶん안민기君)、マイケル役ではなくTall boy・ロイヤルのオーディションでビリーに殴られる子などの枠に移動していたみたい・・・。
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大人の俳優さんとさほどかわらない、少し小さいかな~ぐらいの背格好になっているように見えたんで、成長しすぎでマイケル枠から外れたのかな~。残念!


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by saffy114 | 2010-09-30 22:46 | Korean Musicals | Comments(4)
さて、大人の俳優さんたちについて。
翻訳上演である故に、イギリスっぽいスラングやアクセントが使えない為(当たり前ですが)、子供のキャラクターに比べると、大人の役柄はそのキャラの味・雰囲気がどうしても英語版と比べるとやや薄味になってしまったように感じます。仕方ないのですが。

Mrs.Wilkinsonの정영주チョン・ヨンジュさん。
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韓国版「オペラ座の怪人」のマダム・ジリー役に続き、またまたバレエの先生役ですね。全然キャラは違いますけども。ちょっと若いな~という感じはしましたが、無難に上手かったと思う。韓国のWilkinson先生も、言葉使いは英語版同様にお上品の対極にはあったようですが、英語版ほどはがらっぱち度が高くないかも。威勢が良くて強そうですが、なんというか・・「場末」感があまりない感じ。
Born to Boogieの最後の高音がかっこよかった。Shineも良かったのですが、Haydn Gwynneさんのバージョンと比べると、後半の盛り上がりがもう一歩、かな。悪くは無いのですけども。声量もあって上手いのですが、なんというか・・声があまり前に飛ばない感じなのがちょっと惜しい。あと、翻訳版歌詞の音の響き・語感なども影響していたのかもしれません。



Dadの조원희チョ・ウォンヒさん。
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Monte cristoでハイテンションな神父さん役をやっていた人だったんですね!舞台を見ている時、なんとなく聞いたことがある声だなと思ったんですが、その時はどこで聞いたことがあるのか思い出せなかったんです。少しハスキーな声で、2幕の"Deep Into the Ground"や"He Could Go and He Could Shine"はとても良かったです。私が見たロンドン版のこの役の俳優さん、かなりコワモテで無骨な感じだったと思うんですが、それに比べると조원희さんは、さほどおっかなそうではありません。厳しい父さんかもな~、程度かな。
Dadの無骨さ度合いが下がっているぶん、2幕でロンドンのロイヤルバレエ学校をビリーと訪れて、場違いなところにきてしまったぞ風に戸惑ったり、ジェントルマン階級風の父兄や男性ダンサーとちぐはぐな会話をする場面の笑える度合いが若干英語版より下がってしまったかも。あ、でも、笑えたのは笑えました。
ビリーのために、スト破りして働きに行くところ、"He Could Go and He Could Shine"や、Dream Balletの最後でビリーを見つめる場面などはとても良かったです。
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Tonyの임재현イム・ジェヒョンさん、歌い出したらとても良い声だった。そういえばBWでこの役だった人もとても良い声だったなあ。

英語版だと、Mr. Braithwaiteは一見こわそうなおじさん風だけど隠れバレエ好き・・という感じだったような気がしますが、韓国のMr. Braithwaiteは、目がくるっとしてぽっちゃり型で、かわいげがありました。

ビリーの亡くなった母の役を임문희さんが担当していました。この役って、문희さんの枠かなあ?いや、別に문희さんが演じてはいけないわけではないですし、優しいお母さん風で、癖のない澄んだ声で歌っていらして、順当に上手いし良かったのですが・・・・、この人は、もうちょっと癖のある役や、しどころがある役をやっていただくほうが良いような気が。要するに、彼女にはもっと大きな良い役がどんどん廻ってくるといいなと思った(笑)。


Grandmaの이주실イ・ジュシルさん。韓国、中高年の役を、若い役者さんが老け役で演じてしまうことがミュージカルの場合は多々あるのですが、この役はちゃんと役柄の年代の役者さんが担当してくれたようです。
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歌はいわゆる「俳優さんの歌」という感じでしたが、悪くなかったと思う。Grndma's song,英語版と比べると、ちょっと毒づき度が低いかな??2幕の最後の学校の合否の手紙を取り合う場面などはタイミングが良くて笑えた。韓国のGrandmaはpastyでなく「パン」を食べたがっていたようです。パンと言ってた気がする。


~続く~
by saffy114 | 2010-09-29 00:13 | Korean Musicals | Comments(0)
Dream Balletの場面は、前半はもう一頑張り必要かな。私が見た回は、Older Billyのほうがなんと前半で椅子を倒してしまったんです(倒れることもあるんですね!)。その為に、二人のビリーの振付がシンクロしなくなってしまって、ぶち壊しになりました。あれはいけませんね。
ただ、椅子が倒れなくても、二人のビリーの振付がシンクロした状態にはなっていなかったように思う。もちろん、動作の流れは同じです。ですが、細かい腕の位置とか手先の使い方などなどの体の使い方がシンクロしていなかったと思う。このへんまでぴったりシンクロさせてくれるともっとキレイな場面になると思うのですが・・・。
フライングに入ってからは問題ナシでしたが、前半の基本のバレエ動作っぽい部分はもうちょっと頑張って欲しいところです。ここが改善したら更に良し。


Michaelの김범준キム・ポムジュン君。
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この子もなかなか芸達者。ただ、英米のマイケルとはちょっと雰囲気が違いますね。범준君は、元気のよい活発な少年があっけらか~んと明るく楽しく女装ごっこしている感じ。普通に皆とサッカーとか野球とかもやりそうな子という雰囲気でした。英米でこの役を演じた子役さんは、マイケルのセクシュアリティという点をですね、ストーリーを知らず言葉がわからぬ観客でもなんとなくわかるようなレベルまで演じ込んでいたように思いますが、범준君の場合は、そこまでは出来てないかも。このへんは、やはり難しいですよね。英米だと、テレビドラマやリアリティTVなどでハイティーンぐらいの年代のマイケル君みたいなタイプの子が登場することも増えているから参考にもできるだろうけども・・・。
その点はちょっと物足りないといえば物足りないのですが、歌もダンスも上手いしexpressing yourselfの最後に袖にハケるときのポーズ・投げキスとかもやけに堂に入っていて、エンターテイナー!という感じが強いマイケルでした。楽しんで演じている感じですね。

Debbieの박예은パク・イェウンさん。英米のデビーとだいぶ雰囲気が違うような気はしますが、예은さんのデビー、笑えました。英米の子たちは、マセた感じの、超然とストレートなもの言いをする個性的な子という感じでDebbieを演じていたような気がしますが、韓国版のデビーはマセた感じはあまりなかった、かな。ずけずけとものを言うタイプかつフラストレーションが色々たまっていそうな独特のデビーでした(笑)。
この子、愛らしいお顔で、ぱっと見、いかにも可愛い子役、といった風情なんですが・・・・お顔に見合わぬ、ドスが効いた怒鳴り声が飛び出すのが面白かった。「엄마~」と呼んでもWilkinson先生がビリーと話していて答えないので、2回目に「엄마~っ!!」と叫んだ時の声が・・・凶悪で笑えました。しばしば、子犬が怒ったり相手を威嚇しようとしている際のような渋いしかめっ面でビリーを睨んでいましたが、その顔がまた笑えた。
韓国デビー、基本、ビリーには対決姿勢でいるようで(「私のこと好きなんじゃないの?」とか「××を見せてあげてもいいよ」とも言ってはいますが(笑))、上記の渋面で彼に対しつつ、キツい一言をぶちかましていることが多かったようです。ビリーが「うちのお母さんは亡くなったんで・・」というようなことを言ったら、マズい話題をふってしまったのをごまかす感じで、急にかわいこぶりっこっぽくにこっと若干人工的な笑顔を作りながら、可愛らしく이따봐~だったかな、「またね~❤」みたいなことを言いながら去る・・という場面の、この表情の変化なども上手くて、笑えました。

バレエ教室の女の子たち、みなさん「下手っぷリ」が上手くて面白かったです。ええと、2009年に見た米国版では、子役の女の子たち、自分は本当は上手く踊れるのよっ!!・・・というのを押し殺しきれていない感じで、「下手っぷリ」がロンドン版と比べると中途半端に見えたんです。その点、韓国版の子たちはきちんと、下手っぴに踊っていました。ポワントで踊っていた背が高めの女の子2名などは、ホントはかなり踊れる人なんだろうなという気配はしましたが、ちゃんとそのへんを押し殺して、田舎のバレエ教室の、才能のかけらもないけど楽しく踊っている生徒ちゃん・・・になっていたように思う。なかでも、トレイシーという役名だと思うのですが、始終何か食べているぽっちゃり型の女の子の役の彼女、いいですね~。先生に見つかって注意されて、渋々口の中のものを出しに行く時の憮然とした表情が子供っぽくなくて笑える(笑)。
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~続く~
by saffy114 | 2010-09-28 00:16 | Korean Musicals | Comments(0)

週末

・Chiken Bharta、おいしかった。
・煮魚がわりとおいしかった。煮魚、久しぶりだな~。
by saffy114 | 2010-09-26 23:47 | 雑感 | Comments(0)
夜、会議で出た弁当が今日はおいしかった(先月はマズかったんだよなあ・・・)。
by saffy114 | 2010-09-24 23:16 | 雑感 | Comments(0)
韓国版「Billy Elliot(빌리 엘리어트)」。
9月19日、ソウルのLG아트센터にて、19時半からの公演を見ました。
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キャストは、
Billy:이지명<イ・ジミョン>
Mrs.Wilkinson:정영주<チョン・ヨンジュ>
Dad:조원희<チョ・ウォンヒ>
Grandma:이주실<イ・ジュシル>
Tony: 임재현 <イム・ジェヒョン>
George:함건수<ハム・ゴンス>
Michael:김범준<キム・ボムジュン>
Debbie:박예은<パク・イェウン>
Mr. Braithwaite:장원령<チャン・ウォンリョン>
Mom:임문희<イム・ムンヒ>
Older Billy:신현지<シン・ヒョンジ>

スタッフ
Associate Director BT McNICHOLL
Associate Choreographer TOM HODGSON
Resident Director 황재헌
Resident Choreographer 정헌재
Resident Music Supervisor 이나영


Billy Elliot,おそらく英語圏以外の上演は韓国版が初めてなのではないでしょうか?
私は、この作品はロンドンで2005年の夏ごろにLiam Mower君主演で見たのが初めてで、その後2007年にロンドンでアフリカ系のLayton Williams君、2009年にBWでTommy Batchelor君で見ているので、今回は4人目のBillyです。
米国版上演と聞いた時でさえ、これってイギリス以外では上手くいくのかなあ??らしさが薄れちゃうんじゃないかなあ?と思いましたが(蓋を開けてみたら大丈夫でしたけども)、アジアでの上演となると余計に上手くいくのかなあ、大丈夫か??と心配だったんです。韓国の舞台、歌は素晴らしいのですが、ダンス、特にバレエ系の振付になると・・・かなり迷走しちゃっている場合が多いように思うので・・・。
ですが、なんと驚いたことに!この韓国版、とてもいい線いってます.
まあ、翻訳上演である故の限界はやはり歴然として存在しているといえば存在しています。ロンドン版だと、イギリス的4文字言葉の乱舞、独特のアクセントなどが、らしさを醸し出していますが、そのへんはやはりこの翻訳上演ではかなり失われています。でも、韓国語はバラエティに富む4文字言葉が存在する言語である(ですよね?)おかげで、4文字言葉が多用される会話・・・という雰囲気はそれなりに出てました(これ、もし日本語公演があるとすると一番苦労する点になりそうですよね)。1幕のボクシング教室でちっちゃい男の子が毒づきながら(?)腕立て伏せ(でしたよね?)する場面では、かわいらしい小さい男の子が「씨~~△!」と連呼していましたよ(笑)。
韓国版では、方言はどうするんだろう??と思っていたのですが、韓国版では、ビリーをはじめ町の人々は方言では話していなかったようです。私が聞き取り可能だったので(笑)、標準語だったんだと思います。なので、2幕、ビリーと父さんがロイヤルバレエスクールでのオーディションに行く場面の、方言・階級による話し方の違いを利用した笑わせる演出の部分は、英語版とやり方がちょっと違っていたと思う。

でも、上記のような細かいことをまあいいかあ、と思わせてしまうぐらい、子役さんたちが大健闘していました。主役のビリー役の子をはじめ、マイケル役の子、デビー役の子、バレエ教室の女の子たち(特にトレイシー役の子!)、上手かったです。これだけやれるとは思わなかった。お子ちゃん達、甘く見てゴメン。大人の俳優さんたちも好演でしたが、やはりどちらかというと印象的なのは子役ちゃんたち、かな。

まず、Billy役の이지명イ・ジミョン君。
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13歳だそうです。以前見た記者会見やテグミュージカルフェスティバルの画像などですと、しっかりした受け答えが印象的な利発そうな雰囲気の人なんで、炭鉱の町の普通の子というより優等生君っぽいなあという感じを受けたのですが、素で話している画像で受けた印象に比べると、実際の舞台では優等生っぽさの度合いが下がってそれなりに平均的な子に見えました。
この人、ダンス・歌・演技と三拍子揃って上手かったです(まあ、この役にキャスティングされる人はみなそうでしょうけど)。特に2幕の、ロイヤルバレエのオーディション(自分が予想していたような、ダンスを見せる審査ではなく、基本ポーズしか見てもらえなかったので動揺)→他の子と喧嘩→ふてくされる→electricityの流れの演技が特筆ものかも。非常に印象的でした。感心。今まで見た英米韓の4人のビリーの中では、この場面の歌・芝居に関しては지명君がダントツに上手かった。まあ13歳とある程度大人に近づいた年代であることも演技に関しては強みなのかもしれませんが。
ふてくされたまま帰ろうとしたところで、審査員から「踊っているとき、どんな気持ちになるか話してくれますか?」という質問を投げかけられ、この質問に関しては彼の中の何かをゆさぶられた様子で返答し始める・・という感じでelectricityが始まりますが、この時の表情の変化,目の表情の変化などが実に見事でした。思わず、お、この子役タダモノじゃないかも、と身を乗り出して見てしまう感じでしたよ。electricityは、一刀入魂!!という感じで、特にすんごい気合いと思い入れが観客にも伝わってたような気がします。ちゃんと「伝わる」歌になってました。まだ中一ぐらいの子なのにね。すげ~。
テグミュージカルフェスティバルの画像で、この子が司会者の質問に対して、electricityの歌詞を引用して見事な返答をしているようなのですが、まあこういうのは事前に質問がわかっていて大人と相談して答えを準備していたのかもしれないしね~と思っていたのですが、尋常ならぬ気合いが伝わってくるelectricityを見て、あ、あの子、ある程度自分の言葉で答えたのかもしれんなあ、と感じました。
ジミョン君、歌とセリフが明瞭で聞き取り易かった気がします。外国人観客には有難い!
ダンスも上手かった。ただ、バレエ的動作に関しては、ちゃんと役にふさわしいレベルまでは出来てはいるものの,それ以上とは言えないかな~という部分もありました。でも一方、はっとするほど非常に綺麗なポーズ・動きを見せる部分もあります。アティテュードはとても綺麗でした。回転系の動作も綺麗です。なので、「原石」っぽさというか、まだ訓練されきってないけどスジがいい・・という感じが出ていたように思う。こういうBillyもアリですね。
この子は、運動神経が凄くいいというか、体操系の技が得意な人なのかな?electricity、体操技というかバック転やとんぼ返りの分量が英米版よりかなり多かった気がします。振付、国と出演者によって変えているのかしら??ダイナミックな振付になってました。最後のほうのグラン・フェッテも綺麗にきめてました。

タップ系の振付もなかなか上手かったです。expressing yourself、生き生きと踊ってました。この子は、こういう系統のが一番得意なのかな?Angry danceもなかなか迫力ありましたよ。タップ動作メインの中盤は平均的な出来だったかもしれませんが、機動隊の盾が登場して、それにぶつかりながら踊る後半は、音楽の盛り上がりに上手く乗っている感じで、かなり迫力出てました。

韓国版の演出自体がそうなのかもしれませんが、지명君ビリーの"Dear Billy (Mum's Letter)"場面の演じ方は英米版と趣きがちょっと違った。英米版だと、ビリー君はもちろん今でもお母さんを懐かしく思い、悲しんでいるのだろうけども、それをあまり表に出さないというか、この場面ではわりと淡々とした様子で演じてウィルキンスン先生の、「あなたのママ、特別な人だったに違いないわね。」というような言葉に対し、淡々とNo,she is just me mom...とか返すので、この最後のセリフでは観客がちょっと笑ってた記憶があります。一方、지명君ビリーは、この場面はお母さんを恋しく思ってる、失って悲しい、という感じを前面に出して演じている印象でした。確か、手紙を読み上げる部分のビリーのパートの最後、「私のビリー。」という歌詞のあたりは、ちょっと泣いている感じの声で歌っていたように思います。英米版以上に、この場面は涙腺を刺激されやすいかも。客席のあちこちから、ちょっと啜りあげる音が聞こえてきていました。
笑いをとる場面の間なども、この人は上手かったと思います。Debbieちゃんに「そうしたかったら、私の×××を見せてあげるけど。」と言われ、ビリー君はしばらく「・・・・。」と固まった後、参ったな~と言う感じで頭の後ろをかきながら「ううん。別にいいよ・・・。」みたいな返事をしていたと思いますが、この場面の間・表情などもよかった。
2幕、バレエ学校から合否の手紙が来た場面で、ビリーが宛名に書いてあるesquireをどういう訳かis Queerと読み間違える場面のボケ方とかも上手かったと思う。韓国版では、これ、何て言ってたんでしょうか?ビリーが「씨 ×」と誤読して、お父さんがあきれて訂正して怒鳴ってましたが、その正解のほうが聞き取れず。esquireに該当するほうの単語は何だったのかな?

こんな感じで、この子のビリーは期待以上の出来でした。
Angry Danceが終わると前方席に陣取っているお姉さん観客たちがスタンディングオベーションしてました。これはまあ1幕の最後だからそういうこともあるかなという感じですが、2幕のelectricityの後でも、スタンディングオベーションする観客が前方区域中心に出現しました。劇中でスタンディングオベーションが出るって、韓国でもなかなか無いですよね。拍手でショーストップっていうのはあっても・・・。私は今まで、劇中でスタンディングオベーションが起きるのを目撃したのはBWでパティ・ルポン様のGypsyのRose's Turnのときだけでした(笑)。ジミョン君、お姉さま観客たちの心をとらえたようですね!?

~続く~

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by saffy114 | 2010-09-23 22:39 | Korean Musicals | Comments(13)
そういえば、続きを書くのをず~っと忘れていた・・。時間が経過してしまたので、さらっと。
Thomas役の류정한リュ・ジョンハンさん。一曲目のWrite What You Knowで、うわ~、やっぱり정한さんって歌が上手いなあ~としみじみ。The Butterflyも良かったです。歌の専門教育を経た人の底力を感じました。
I Like It Hereの、レストランの値段ふっかけすぎ・・というような内容の部分、妙に정한さん、迫力がありました。このあたりの歌詞のとき、ちょっと目つきを鋭くしてらしたように思います。思わず値下げしちゃいそうでした。

Alvinの이석준イ・ソクジュンさん、動画で見たトークショーでの司会ぶりや、Hedwigのときの印象で、頭の回転が速くて鋭そうというか、はしっこいタイプという印象を持っていたもので、この天然さん系のアルビン役は合うのだろうか??と思っていたのですが、意外と似合ってました。さすが~。ソクジュンさん、いい具合に鋭さを隠して、マイペースの、のんびり屋さん風になってました。かわいげもあって、笑わせるところも上手かったです。

この作品、なかなか良かったです。いろんな見方・解釈・感じ方がありそうな作品だった。
ある意味、とてもかなしい話のはずなのですが、This Is It→Angels in the Snowがあるおかげで、ほっこりとした観劇後感になっていたように思います。

私はThis Is Itを聞きながら、ちょっとこの芝居と歌の本来の意味とはズレるといえばズレるのですが、例えばあれだな~、彼氏や彼女のケータイとかメールとかをチェックしたがる人にこの作品を見せてこの曲を聴かせるといいかもしれんな、などと、つらつら考えていました(笑)。
by saffy114 | 2010-09-23 00:41 | Korean Musicals | Comments(4)
・日曜、夕飯で알밥っていうものを食べてみたんですが、おいしかったです。で、반찬の一つに도토리묵と思われるものがあったんですが、皿が空になったら、店員さんがぽ~んともう一皿도토리묵を置いていきました。お代わりを頼んだわけではないのですが、私はよほど満足そうに食べていたんでしょうか??有難く頂戴いたしました。
・リムジンバスを利用したのですが、乗り場でどの位置で待ってればいいのかな~と表示を眺めようとしたら、すかさず乗り場のおっちゃんが「どこに行くのか?」と。「××××」と行き先を言うと、なにやら無線で連絡。なんか、××××に行く客がいる、待て、等の単語が聞こえたような気がするなあと思っていたら、びゅーんとバスがやってきたが、行き先表示は全く別の場所。で、誰も乗ってない。で、おっちゃんは運転手に「××××!」と声をかけ、私に「これに乗れ。」と言う。一瞬「???」と思ったが、なんとなく、さっきの無線の会話も併せて考えると国内線ターミナルで××××行きのバスに乗り換えさせてくれるということかな~と思ったので、素直に乗る。と、やはり国内線ターミナルに着いたら、××××行きの直行バスが止まっていて、運転手さんが「손님!Change!」と。無事、××××行きの直行バスに乗り換えました。
たぶん、××××行きの直行バスが国際線ターミナルを出てまもない頃に私が来たんで、別のバスで国内線ターミナルまで運んで国内線ターミナルの乗り場で目的のバスに追いつけるようにしてくれたんでしょうが、こういう臨機応変というか柔軟なところは、有難いですね。
by saffy114 | 2010-09-21 23:36 | 旅行 | Comments(0)
TOXIC AVENGERは、わりと英語版を生かしているというか、韓国向けの翻案は予想より控え目でした。笑えましたがお笑い度は英語版には及ばず。助演の皆さん、歌が非常に上手かった。主演の方は、ちょっとミスキャストかな。しんみり系のナンバーは上手いのですが…。kick your ×××やEverybody diesをドスが効いた感じでパワフルに歌えるタイプの人のほうがこの役は合うのでは。
ビリー・エリオット、予想以上の大健闘。ビリー役のイ・ジミョン君(キャスティングスケジュールが変更されたらしい)、のElectricity、非常に良かった。このナンバー、歌と芝居に関しては、今まで見た中ではこの子のが断トツで素晴らしかった。役者だのう〜、13才なのに。あ、ダンスのほうも良いです。
子役さんたち、皆さん上手かった。バレエ教室の女の子たち、英米韓で韓国版が一番面白かったかも。デビー役の子も上手かった。ドスが効いた怒鳴り声が素敵。
by saffy114 | 2010-09-20 01:09 | Korean Musicals | Comments(9)

ありがたいお土産

生のプルーンをもらった。おいしかった。
by saffy114 | 2010-09-19 00:53 | 雑感 | Comments(0)