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ミュージカル(国内、ブロードウェイ、ロンドン、)海外ドラマ、映画について。最近、韓国ミュージカルにも目覚めました。


by saffy114

<   2009年 04月 ( 29 )   > この月の画像一覧

「주유소 습격사건<注油所襲撃事件>」。
ソウルの백암아트홀にて、4月26日15時からの公演を見ました。

cast
노마크<ノーマーク>  최재웅 <チェ・ジェウン>
딴따라<タンタラ> 이율<イ・ユル>
무대뽀<ムデポ> 문종원 <ムン・ジョンウォン>
빼인트 <ペイント> 이신성 <イ・シンソン>
최사장<チェ社長>한성식 <ハン・ソンシク>
멀티맨<マルチマン> 이동근 <イ・ドングン>
건빵 류재민
샌님 윤원재
고삐리  김성환, 홍준기
양아치  김민석, 김정엽, 류성훈, 유영진
거칠녀  김영옥

Direction 김달중
Music 손무현
Lyrics 박정우,김달중
Choreography 박명수
Set design 김만식
Lighting design 이우형

昔(10年ぐらい前)、日本でも公開された(らしい)「アタック・ザ・ガスステーション!」という韓国映画のミュージカル版です。映画の日本語字幕つきDVDを事前にお借りすることできたので(ありがとうございます!)、予習(?)して見に行くことができました。

で、舞台版は「ミュージカル」、としては食い足りない部分もかなりありました。が、それでも結構楽しめた。「ショー」としては面白いんじゃないでしょうか。
映画を見て、これを一体全体どうミュージカル化するんだ?ヤンキーたち(日本以外の国からアクセスしている方へ:ヤンキーとは不良学生のことです)がボーイバンド風(?)に歌う場面などはミュージカル向きかもしれないけども・・・???と思ったのですが、ミュージカル版は映画版をだいぶ脚色して、どちらかというと主人公4人よりも、彼らが制圧中のガソリンスタンドに来る人々によってもたらされる騒動?カオス?のほうで観客を楽しませる方向にした模様。ミュージカル版、主人公4人の比重が小さくなっていたようです。映画だと、彼らの過去の出来事の映像やら、それに絡んでいるらしい現在の彼らの行動・反応(빼인트が標語が掲げてある額縁を凄い勢いで蹴って壊していたり、노마크がガソリンスタンドに来た野球選手からボールをもらって・・とか)が描写されていることで、アナーキーな行動に走っている彼らの背景を示唆していたようですが、舞台版はそのへんの描写があまり無かったみたい・・です。私がセリフを聞き逃しているのかもしれませんけど(笑)。

やはり創作モノは、翻訳ミュージカルと比べると、言葉の壁・現地のポップカルチャーの知識の壁が高いです。そのうえ、セリフのスピードが早いわ、わめく感じのセリフが多いわで、今回はセリフが聞き取れた度数が非常に低かった(笑)。なんで、もしかしたら、4人の過去のエピソードなども、どこかでセリフで詳細に説明していたのかもしれませんが、少なくとも私にはわかりませんでした。무대뽀さんが、「노마크は・・・、딴따라は歌が・・・、빼인트は絵・・・・」とそれぞれの特技を挙げていて、次に、「俺は무대뽀!俺は…・・」と言ったものの、どうも自分の長所は思いつかないらしく、しばし虚空を見つめて考えていて、また「俺は・・・・」と言ったものの次の言葉が続かず、再び沈思黙考に突入しちゃった・・・という場面がありましたが、その場面ぐらいだったような気がします。まあ、これと最初のナンバーでおおよその人物像は掴めますし、例えば빼인트がグラフィティ系の絵を描いていたり、딴따라が他の登場人物に歌えと強制していたり、というような場面がありますから、おおよそこんなキャラらしいというのは韓国語が部分的にしかわからず、映画を見ていない観客にもそれなりに掴めるとは思いますが。

しかし、この主人公4人のキャラがあまり書きこまれていないことも、この演出ではさほど問題ではないような気もしました。ガソリンスタンドにやってくるその他のキャラとの絡みや、いろんなキャラを早変わりで演じるマルチマンなどで笑いをとったり、アンサンブルの子たちのストリート系ダンスなどで観客を楽しませたり、観客に役者がちょっかいを出すなどで盛り上げたりして、どちらかというと笑って楽しめる作品になっていたような気がします。なんで、そっちが主目的であるならば、別にキャラクター描写がどうこうというのはあまり関係ないかもな~、と。また、メインキャラ4人の演じる役者さんが結構上手く雰囲気を出しているので、多少スクリプト上描写不足でもなんとなくキャラが伝わる為、まあいいか~、と思える・・・ような気もします。まあ、笑えてさらにどうせならメインキャラがもっと立っていたら更に良かったのではとも思いますけども。
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それに、観客のかなりの部分はメインキャラを演じる4人のうちのどなたかのファンなんじゃないかな~という気もしますし、ね。彼らがカッコよく見えて、時々彼らが自分たちの近くに来てくれて、さらに歌やダンスで楽しめればそれはそれでOKなのでしょう。

映画版、ちょっと暴力場面が多すぎる気がするものの、オフビートでブラックなユーモアに思わず笑ってしまうという感じだったのですが、舞台版はバイオレンスはかなり抑えてました。また、ユーモアも映画版ほどオフビートなものではなく、普通に笑える感じで、ちょっと毒気が抜けちゃってるとも言えますね。

ところで、今回、明瞭に聞き取れて覚えてしまった言葉は무대뽀が繰り返し叫んでいた「대가리 박아!」でした(笑)。あ~あ。なんでこんなのばっかり覚えちゃうんだろう・・・・。あと、「쓰러지면, 죽는다!」かな(たぶん)、これも聞き取れました。両方とも、絶対に自分が使うことはない表現ですね。
床に頭をつけて腕を背中側で組むという、3点倒立のやりはじめみたいなポーズをさせるときに、この대가리 박아~!!というセリフが登場してました。
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どうも、おおよそ日本でいう腕立て伏せとか廊下で立ってろとか、正座とか・・に相当するモノっぽいですね。映画でも登場してましたが、舞台でもやってました。


이겨라!も聞き取れたな。これって、試合などで応援する時もこれでいいんですか?それともヤンキーの喧嘩限定ですか?まあ、これも使う機会はなさそうだな・・・・。


~続く~
by saffy114 | 2009-04-30 23:08 | Korean Musicals | Comments(8)
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今日は、良く晴れた気分の良い一日でした。
by saffy114 | 2009-04-29 22:36 | 雑感 | Comments(0)

影響あるのかな

薬物使用で送検されたって日本でも報道されてる俳優さんって、Don Juanのソンナム公演に出てた人ですよね?この作品、ソウル公演があるなら一応は見ようかな~と思ってたんですが、どうなんですか、この件は影響あるのかしら。この人が出るからチケットが売れていたのであれば、影響あるのかな~、なんて思いましたが、そもそもソウル公演に出る予定だったのかも知らんし、まあ、別にこの人主演の回を見ようとは特には思ってませんでしたし、さほど好きなタイプの作品ではなさそうなんで、まあ別にいいといえばいいんですけども。
by saffy114 | 2009-04-27 23:46 | Korean Musicals | Comments(6)
「주유소 습격사건<注油所襲撃事件>」、見てきました。
まあ欠点も色々あるかと思いますが、エンタメとしては良いのではないでしょうか。面白かったです。
隣にいた友人がヤンキー高校生(?)役の役者さんに狙われて、リコリスのような感じの駄菓子を押し売りされてました。結局、タダでくれたようですが(笑)。お土産としていただいてきました(thanks!)。
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これです。今度食べてみよ。

カーテンコール時に、노마크役の최재웅さんに工事現場などにある赤い三角形のやつ(あれ、何て言うんだっけ?)を被せられた(笑)。貴重な体験ですね。
チェ・ジェウンさん、一人で観客の平均年齢を上げていたこの観客から、このとき一瞬殺気を感じたかもしれませんが、気のせいですので。

ミュージカル版は무대뽀役が一番の儲け役かな(ところで、韓国語でも無鉄砲っていう表現があるのね・・)。
あ、それ以上に一人で何役もこなしていた멀티맨役のほうが目立っていたかも。
あと、酔っ払い女(??)役の女優さんが上手かった。

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by saffy114 | 2009-04-26 23:52 | Korean Musicals | Comments(6)

FRÜHLINGS ERWACHEN

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ウィーン版FRÜHLINGS ERWACHENのサントラ、5月に発売のようですね。入手せねば。

あちらの物販も、なかなかおもしろいですね。


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by saffy114 | 2009-04-25 23:45 | German Musicals | Comments(0)

見たいもの

計画作成中。
どこにいつ行くか、何を見るか、迷うなあ~。
<BW>
Next to Normal
Hair
Rock of Ages
9 to 5
Billy Elliot
In the Heights
West Side Story
The Toxic Avenger
HAPPINESS
The Fantasticks
Fuerza Bruta: Look Up

Maxで8作品だから、3つは捨てなきゃいけないんだよなあ・・・。
迷う、迷う・・・。
Aaron TveitさんのGabeを見るには、まずNYに行ったほうが良さそうなのかな・・。
Fuerza Brutaは日本公演があるような広告を見たような気がするんだが・・。
あれはどうなったんじゃ?


<WE>
Spring Awakening
Priscilla Queen Of The Desert The Musical
Oliver!
La Cage aux Folles
Carousel
A Little Night Music
Sunset Boulevard
Burnt by the Sun
こっちも2、3個捨てなきゃいけない。


Sunset Boulevardがいつの間にか9月まで延長になってた。
じゃ、WEは後で行くか・・・。


今年はヨーロッパ大陸では何かあるのかな~。調べなくちゃ。



ってことでGWは近場へ・・・・。
日帰りだとちょっと躊躇しちゃう、創作モノに挑戦して来る予定。
by saffy114 | 2009-04-24 22:51 | Broadway Musicals | Comments(2)

横浜か。

CATS,今度は横浜で上演だそうで。
平日の開演時間って、どうするんだろう?現在と同じ?それとも少し遅らせるのかな?
でないと、東京もしくは神奈川より東側から来る、フルタイムで働く観客が開演に間に合わない確率が上がるような気が。
ま、私はどっちにしろ日本の平日のソワレの開演時間じゃ早すぎて見に行けないから関係ないけど。
日本も20時開演だったらな~。場合によってはぎりぎり間に合う可能性もあるのにな~。
by saffy114 | 2009-04-23 23:35 | Japanese Musicals | Comments(1)
Nathan役の강필석カン・ピルソクさん。
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品が良い、知的で繊細そうな顔立ちの2枚目でいらっしゃるピルソクさん。
今回は、相手役の산호さんが非常に大柄なため、필석さんが相対的に華奢でかわいらしく見えていました(過去の舞台を見た印象では、大変スレンダーではいらっしゃいますが、小柄とは言えないような気がするんですけども)。
ピルソクさんって、基本は「悩める2枚目」路線が似合うんでしょうが、時々やけにかわいい表情をするのも女性たちの萌えを誘っているような気がしています。が、今回は細かい表情までは観察できなかったので、そのへんがどうだったのかは今回はわかりませんでした。どうだったんでしょ。
ですが、とりあえず今回も、お~相変わらずクラシックな2枚目だな、眼鏡も似合うぞ!という感じでしたよ。

で、今年もキャラクター的には07年のピルソクNathanをほぼ踏襲していたような印象でした。結構気が強そうというか、何事においても意志堅固っぽそう。同時に、プライドも高そうで、また激しい一面を持つ感じのキャラクターだったように思います。でも、07年版のほうが(私が見たのが07年の楽日だったからかもしれませんが)激しさがほとばしりまくっていたような気がします。07年は感情の起伏がすんごく激しそうなキャラだったのですが、今年は07年版と比べると起伏はやや抑えられた感じだったような。
その代り、頭が切れそうな雰囲気が今年のほうが強かったかな。
この人のネイサン、一番IQ高そうに見えますよね。ノートなんぞとらなくても、あまり練習問題などをがりがりやらなくても、しっかり点数取っていきそう、というか。で、相手役のサンホさんRichardが、どちらかというと普通の学生的雰囲気なので、な~んとなく,このネイサンにとっては実はリチャードなぞ御し易かろう、
という感じも時々ありましたが、一方で、逆にお二人の体格差のために、見た目リチャードがネイサンを圧倒する感じもあり、そういう意味で二人の関係のバランスみたいなものの印象が場面場面で結構違ったような気がします。

歌に関してですが、ピルソクさん、熱が入るあまりでしょうか、今回は時々歌い方に癖が強く出ている部分がありました。歌い始めの音が喉に力が入った破裂音?風になるというか・・。Whyの여러번・・・という部分の여の音などがそうだったような記憶が(この部分だけじゃないですが、これが一番記憶に残っているもので)。
ですが、基本的には相変わらず上手です。ただ、今回は、「歌」としての歌、というより「芝居」としての歌、として、音の伸びや響きを多少犠牲にして歌っている感じの部分も結構あったと思う。
あとJust lay lowの내 안경~!!という部分をオクターブ上げて歌っていました。07年に見た時も、A Written Contract の最後の音をちょっと変えて不協和音にして歌っていらっしゃった記憶がありますが、結構その時の勢いで色々試したりしていらっしゃるのかしら?


今年の公演は、A Written Contractの血でサインする場面が、どちらのペアのバージョンもちょっと面白い&かわいいですね。サンユンnathanが速攻で腕をひっこめるさまもなんとも言えないものがありましたが、ピルソク×サンホ版もなんだか笑えてかわいいです。ピルソクnathanは、Richardに手を掴まれたら、全身で逃げてましたよ。2回目、しっかり手を掴まれて結局指先を切られちゃいますが、ピルソクnathanはすっごい逃げ腰でした。脚をばたばたさせて逆方向に逃げようとしていたようです。

冒頭の仮釈放委員会の場面では、ピルソクnathanはややシニカルな感じですね。
7回目・・というセリフのあたり、諦めたような溜息と共にというか、鼻で笑うような感じもあって、どうせ釈放なんぞする気ない癖に、またこんな時間の無駄を・・・と思ってそうです。新聞は販売部数のためなら何でも書きますよ!みたいなセリフの部分は、07年はすっごいムキになって反駁する感じだったのですが、今年は、ちょっと突き放すような感じで強く言うという感じかな。
ネイサンが「本当の理由」を語り出す、というか、最初のナンバーのwhyを歌い出すあたりの芝居など、表情とか動作がやはり上手いですね。心境の微妙な変化みたいなものを見せていたような気がします。

最後の仮釈放委員会の場面の、「彼はあなたの近くにいるべき人間ではなかった。そうしたらあなたの人生は全く違うものだったろう、そうではありませんか?」というようなことを問われて「はい。」と答えるところ、ピルソクさんのネイサンは、少し間があって「はい。」と答えていましたが、なんか複雑なニュアンスの「はい」だったような。本当はそうは言いたくないのかな~、というような感じでした。

今回は、3月末に見たチョン・サンユンさんのネイサンがユニークでインパクトが強かったぶん、ピルソクさんネイサンの印象が私にとってはちょっと薄くなっちゃったような気がします。たぶん07年に見たピルソクさんネイサンがかなり強烈だったのに比べると、今回はそれに比較するとちょっと抑え気味だったから、というのも一因かな~。でも、やはりピルソクさん上手いです。ウヒョンさんとの組み合わせでも見てみたいな~と思いましたが、それはさすがに諦めました(笑)。


ええと、この作品、日本で上演されるらしいという噂もあるようですが、今回の公演を見て改めて感じたのは、この作品は舞台までの距離がとても近い小劇場で上演すべきだということ。
それから、歌が隙なく上手い(変な表現ですが・・)出演者じゃないと、かなり作品の印象が違ってしまいそうだな~、ということ。

今回の劇場のThe stage,小さい劇場ではありますが、1階の後部座席は舞台までの距離がそれなりにあるので、後方だと細かい表情や動作などまではちょっと観察しにくいです。やはり細かい演技のニュアンスまで伝わりにくいですね。そうすると、どうしても舞台のインパクトが若干薄まってしまうようです。
昨年の劇場のチュンムのブラックの場合は、最後部の座席でも舞台までの距離はかなり近いので、登場人物同士の細かい感情の流れや表情の変化などが見てとれたのですが。まあ、チュンムのブラックはコの字型の座席配置なので、死角になる場面が多く、それはそれでストレスにはなったのですけど(笑)、この作品の場合はチュンムのブラックぐらい客席と舞台が近いほうが良いですね。
The stageは死角は無いですし、前方座席との高低差もそれなりにあるので、舞台自体は見易かったです。これはいいことなんですけど。

また、初演のときのジョンハン×ムヨル版などは、うわっ、歌上手すぎ、とりあえず歌を聴くだけでもはるばる来た甲斐があったよ(涙)という感じでしたが、今回のピルソク×サンホ版は歌に関してはその域までには達していませんでした。上手いのは上手いですけど、声の伸びとか響きがちょっと弱めの部分があったのと、癖が強く出ている部分が多かったので。ちょっと歌のレベルが(ほんとに少しなんですけど・・)下がると、それだけで舞台のインパクトがかなり違ってきちゃいますね。米国のどこかのプロダクション(西海岸だったような・・)が、
劇評でかなりボコボコにけなされているのを見かけましたが、確かに歌のレベルがかなり高くないと、単調に感じてしまう危険性が高い作品だな~とも思います。

もし日本で上演するなら、そのへん、ぜひよろしくお願いします・・。



あ、それから、김산호さんRichardについて一言褒め言葉追加。
Auf Wiedersehenの発音、歴代のrichardの中で一番上手でしたよ!

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YTでピルソクさん見つけた!
by saffy114 | 2009-04-22 23:29 | Korean Musicals | Comments(9)

Simple Joys

さっき、偶然見つけた。


やっぱりRaúl Esparzaって凄いよな~。
by saffy114 | 2009-04-20 23:49 | Broadway Musicals | Comments(0)
さて、今回初めて拝見した、Richard(그)役の김산호キム・サンホさんの感想から。
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以前、「바람의 나라」の画像で拝見したことはありましたが、舞台を見るのは初めてでした。
かなり大柄な俳優さんですね。これが最大の特徴かと。
以前「바람의 나라」の画像を見たとき、動きが綺麗でモダンダンスっぽいテイストもある振付を上手くこなしていたのとスタイルの良さが印象的で、歌・声もなかなか良かったので、キャスティング情報を聞いた時は、おっ、いいかもと思ったのですが、そうですね~、大きなアラは無いのですが、ちょっと何かもうひとつインパクトが足りないような気がしました。

まず、歌に関して。声も良いし上手いのですが、歴代のリチャード役の方々と比較しちゃうと、もうちょっとだけ頑張れ!だったような気がします。時々、発声が浅くなる部分があったのと、これも時々ですが少し音が下がり気味で歌っている時があったと思う。07年のイ・ユル君も、時々ピアノ伴奏に音取りのヒントがない部分が続くときなどに音が少しずれる時がありましたが、彼はここぞ!という聞かせ所はば~んと良い声で正確に歌っていたような気がするんですが、サンホさんは、superiorの最後など、リチャードのパートが目立つ見せ場?聞かせどころの部分で、ちょっと音が下がり気味だったりしていたので、余計に目立っちゃったのかな。それから、時々ブレスの音、というか曲の切れ目に息を吸い込む音をマイクが拾っちゃっていました。もしかしたら鼻炎とか風邪とか、なにか理由があったのかもしれませんが。
また、「歌」での表現力・芝居力が若干、他の歴代の方々より弱いように思います。これは、完全にセリフ・歌詞が理解できる観客は特にそうは感じないのかもしれませんね。ですが、微妙なトーンや音色の変化を理解のよすがとする私のような非ネイティブ観客にとっては、サンホさんリチャードの歌はちょっと感情の伝達力が弱いような気がしました。上手いのは上手いんですけどね。

キャラクターとしては、どちらかというとユル君のリチャードの系統、かな?07年の韓国版を見たとき、どちらかというと、ムヨル君よりもユル君のほうが英語版のシナリオやサントラでイメージしたキャラに近いかな~、と思ったのですが、サンホさんもどちらかというと英語版のシナリオやサントラでのイメージに近い感じ、かな。
ユルさんリチャードはほとんど「屈託がない」の域に達するような感じの、人を惹きつける陽性の魅力みたいなものがあったのですが、サンホさん版は、ユルさんバージョンにムヨルさん・ドンホさん系のそっけなさを混ぜたような・・という感じかなあ。

Roadster、他のRichardたちとちょっと違う演じ方をしていて面白かったです。落ちつかなげにそわそわと煙草を吸っていて、煙草をとりおとしてしまい、それを拾おうとした時に誘拐する被害者の子を見つけた・・・という感じにしたみたいですね。また、自信に溢れた誘惑者、という感じだったムヨル君などとは違い、ちょっと落ちつかなげというか、どこか不安そうな感じも見えるような演じ方だったように思います。
ウヒョンさんのRichardは、かなり迫力というか凄味があって、いや~、この人について行っちゃう子は極度に警戒心が低い・・っていうか、警戒心というものが無い子じゃなきゃ絶対逃げるでしょ、という感じでしたが、サンホさんRichardの場合は、警戒レベルが低い子供なら簡単についてっちゃいそうな感じ。


サンホさん、ルックス的には、ムヨルさん系といいますか、非常に高身長でマッチョ系ですね。
韓国の若手のミュージカル俳優さん、大柄な人が多いような気がするのですが(四季のCATSのミストフェリーズ役系、金子信弛さんとか蔡暁強さんとかっぽい、小柄で可愛い系がいない・・・ぜひ増やして下さい)、なかでもサンホさんは殊更に大柄ですね。かなり骨格そのものががっちりしていそう、というか、背も高いけど肩幅とか胸郭の幅がかなりあるようで、特にでかっ!という感じが強いです。相対的に相手役のピルソクさんが小柄でかわいらしく見えちゃうぐらいでした。ほんとに。
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先月見たもう一人のリチャードのウヒョンさんもかなり高身長だと思いますが、今回はわりと体にラインにフィットした感じのスーツ姿だったせいか、また相手役のサンユンさんもかなり長身だった為もあるのでしょうが、さほど大きいな~という感じがなかったのですが(以前見た「ジキルとハイド」の時は、衣装のためもあるんでしょうが、ずいぶんでっかいジキル博士だなあという感じだった)、サンホさんは・・スーツ姿でも、うわっ、こりゃまた大柄だなあ・・・という感じでした。
たぶん、高身長で体格が良いのが好まれる傾向があるらしい(ですよね?)韓国では「とてもカッコいい」、に分類されるタイプの方なんだろうなあ。だから、現地の観客にとっては、もうルックスのレベルでリチャード役にどんぴしゃり!で、キャー、なんて素敵なのかしら、なんてハマり役なのかしら、という感じなのかもしれませんね。

ただ、この人、あまり「色気」が無い、かな。脚が長くて、体格が良くて・・・なのだけれど、どこか欲が無さそうというか、きっと役者さんご本人の地がけっこう「良い奴」キャラなのかも・・・??と、どこか思わせてしまうような(実際どうなんだか全然知りませんけど)、な~んだか近づきやすそうなトーンが滲んでいるような気がしました。そのぶん、こういうルックスがさほど好みじゃない人でも思わず引き込まれるような色気、みたいなものがあまり無いような気がします。

で、この方、照明の当たり具合とか、顔の角度とかでお顔の見え方というか雰囲気がすごく違うような気がしまして、それが気になってしまった(笑)。要するに、とてもかっこよく見える時と、そうでもない時があるんですよね(←ごめん)。

帰国後、ネットでいくつか写真を見ましたが、やはり写真の場合でも、写真によって結構印象が違いますよね。面白いな。
ええと、Thrill meのHPのプロフィール写真だと、
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ちょっと顔の造作が中央に集まり気味かな~、ちょっと子供っぽさが残る顔立ちだな~なんていう気もしないでもないような・・で、確か昔見た「바람의 나라」の画像だとかなりカッコよかったような記憶があったので、あれ、別人かな?と一瞬思ったくらい。
ですが、後日見たこの写真とか、
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この写真だと(一番左の人)、
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また印象が違いますよね。
(ところで、このVラインはいくらなんでも開けすぎじゃ?ファンサービスなのかしら・・・。)
今回、舞台を見ているときにも、瞬間瞬間で格好良い時と普通~に見えるときがあって、 なんか面白いな~と思ってしまった(もう一度ごめんなさい)。

あと、時々、走り方などが可愛らしかったんですが・・。ちょっと衝撃というか、えっ!?と思う瞬間がありました(笑)。

ステージに近い席から見たらまた印象が違うのかもしれませんが、私の席から見た限りでは、サンホさん、ちょっと顔の表情の変化・感情の微妙な動きが見えにくいような気がしました。ウヒョンさんRichardの場合は、顔の表情は冷たくてわりと動きがないように見えるのになぜか結構感情の流れが伝わる感じでしたが、サンホさんの場合は、シノプシスやセリフの内容を知らず、韓国語がわからない観客だったら、おおまかなところまでしかわからないかもな~、という感じでした。

という感じで、上手いのは上手いのですが、もう少しなにか+αがあればもっと満足できたような気がします。頑張ってね。

~続く~
by saffy114 | 2009-04-19 23:37 | Korean Musicals | Comments(4)