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ミュージカル(国内、ブロードウェイ、ロンドン、)海外ドラマ、映画について。最近、韓国ミュージカルにも目覚めました。


by saffy114
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<   2008年 10月 ( 24 )   > この月の画像一覧

ジーザスの金田俊秀さん。評判は色々聞いていましたが、今回初めて舞台を拝見しました。
舞台から遠い席からジャポネスクバージョンのメイクをした状態で見ても、かなり整った顔立ちなんだろうなというのが見てとれますし、長身で均整がとれたスタイルで、立ち姿がきれいですね。なるほど、歌も上手でした。朗々とした良い声ですねえ。
で・・・、あれっ、山口祐一郎さんになんとなく似ている!?歌のちょっとしたフレーズなどが、なんだか山口さんのジーザスを思い出させました。
ゲッセマネ、良かったですよ。
金田さん、高音部も綺麗に出ていました。ただ、このジーザスの高音の部分、ゲッセマネの、英語版だとWhy!!と叫ぶ高音の部分や、その他例えば最後の晩餐でユダにGO!!って叫ぶところに該当する部分や、The templeのジーザスのパートの出だし部分などは、ロックっぽくというか、ヘビィメタ系っぽい高音でやってくれたほうが良いなあ。
以前강필석さんジーザスが苦戦していた"Strange Thing,Mystyfying"の 「If your slate is clean・・」のIfの音は、音を下げて歌っていました。そうですよね、音をはずす危険を冒すより、そのほうが良いと思う。
金田さん、どちらかというと後半のほうが良かったです。The arrestでカヤパに言い返す部分や、Trial before Pilate、「人間」っぽいですね。まだまだ解脱していない、というか、迷いや怒りの感情がまだまだある、「若者」っぽい感じ。独自の演じ方っぽくて、良かった。私はこの部分は気に入りました。こう言い方をするジーザスなら、ピラトが「助けてやりたい、愚かなジーザス・・」と呟くのが、すっと納得できるような。
そして、最後、十字架の上でのセリフ、「この渇き・・・」というセリフのあたりとか、「父なる神よ!私の魂を御手に委ねます。」(でしたっけ??)というあたり、これが特に印象的でした。ちょっと激しさがあって、運命に納得しているわけではなさそうな感じですね。


ユダの金森勝さん。世間ではスンラさんのユダは大好評なようなので、かなり期待して見に行きました。で、確かに熱演ですし、歌も上手なのですが、私にはちょっとピンと来なかった。たぶん、声の質の為だと思います。スンラさん、美声ですが、柔らかい声というかまろやかな声ですよね。私は、ユダ役はもっと鋭さがある、硬質の声のほうが似合うように思います。まあ、これは好みの問題ですが。あと、ロックっぽさがあまり無いのが寂しい・・・。
それから、「摺り足」がいまひとつきまっていなかったかな。
でも、全体的には悪くなかったと思います。

マリアの高木美果さん。きれいな落ち着いた雰囲気のソプラノです。2007年にもこの役で拝見したんですが、その時は低音部分になるとちょっと雰囲気が違う声になって、それが魅力的だった記憶があるのですが、今回はそれは無かった。歌い方を変えたのかな。この方もとても歌が上手なのですが、なぜだか理由はわからないのだけれど、ちょっとインパクトが無いというか印象が薄いです。マリアというキャラがあんまり印象に残らなかった・・・・。まあ、私の席が遠かったからかもしれませんが。

カヤパの金本和起さん、この方もオペラ的な美声ですね。上手でした。ただ、もう少し「悪役」っぽい凄味が欲しいなあ。芝居にも、歌にも。本音を言えば、金本さんよりも低い声域を得意とする方がキャスティングされたほうが、もっとパリサイ人のナンバーは迫力が出て良いんじゃないかと。金本さん、低音もきちんと出していましたが、たぶんこの方は本来はBassじゃないですよね?
アンナスの吉賀陶馬ワイスさん、この方も良い声で上手ですね。ところで、リハーサル見学会でのこの方のコメントというかコメントの仕方がちょっと面白くて印象に残ってます(笑)。

司祭の3人、そしてカヤパ、アンナスのパリサイ人の皆さん、美声なんですが、共鳴させる歌い方というか、ちょっと柔らかい声かつ声域が高めなんですよね。なんで、ちょっと凄味に欠けるような気がしました。上手いんですけども。もうちょっと、凶悪な感じがあったほうが好きだなあ。

シモンの本城裕二さん。おおよそ順当に歌えているんですが、ちょっと地味??07年に見た神崎翔馬(강태을)さんのときは、Simon Zealotesの前奏が聞こえ始めて、シモンがちょっと関取風?にぬっと立ちあがるところ、まあテウルさんが他のキャストと比べてかなりでかかった(ように見えた)のもあって、歌い始める前からかなり目を惹いたのですが、本城さんは歌い始めるまでどれがシモンなのかわからなかった。どういう訳か、テウルさん同様、本城さんも最後の部分の「とこしえ」という歌詞の発音に問題ありですね。テウルさんのときよりは目立ちませんでしたが、やはり「と」の音と「こ」の音にやや問題ありのような。最後のこのあたりは、盛り上げて欲しいところなのですが、07年のテウルさんはこの部分の歌い方が乱暴になってしまっていて、前半はかなり良かったのに最後の最後にぶち壊しでがっかり、今年は地味めでちょっと物足りない感じ・・かな。このナンバーも、ロックっぽく歌うのが得意な人に派手に歌って欲しいような気がします。

ヘロデ王の星野光一さん、しっかりした良い声ですね!歌、上手でした。ただ、歴代の(?)ヘロデのような濃~い雰囲気はお持ちでない様子。もうちょっと享楽的な雰囲気が出たほうが面白いと思いますが、何より、前任者が偉大というか強烈でしたから、やりづらいですよねえ、きっと・・・・。負けずに頑張って下さい(笑)。

ペテロの賀山裕介さん、この方もテノール系の良い声でしたね。


という訳で、皆さん、歌が全く危なげなく、上手だったんですが、ちょっと薄味だった印象。なんというか、発声がとても安定しているのは良いんですが、トーンの「変化」があまりないんで、それでキャラクターの感情がど~んと観客にダイレクトに伝わる感覚が希薄なのかなあ。例えば、私が日本語がわからない外国人でシノプシスも知らない観客だったら、「なんのこっちゃ?メチャクチャ歌は上手いけど・・・.」と思うかも。

しかし、メインキャスト、なぜ韓国勢が多い??星野さんと金本さんの顔写真、ソウルLKのパンフでも見かけたので、少なくとも6名は韓国系の方だということですよね。

まだ韓国公演をあきらめていないとか??それとも偶然??

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by saffy114 | 2008-10-31 23:49 | Japanese Musicals | Comments(0)
劇団四季「ジーザス・クライスト=スーパースター(Jesus christ superstar)」ジャポネスク・バージョンの全国公演。
栃木県総合文化センターにて、10月15日 18時30分からの公演を見ました。

キャストは、
ジーザス・クライスト 金田俊秀
イスカリオテのユダ 金森 勝
マグダラのマリア  高木美果
カヤパ        金本和起
アンナス       吉賀陶馬ワイス
シモン        本城裕二
ペテロ        賀山裕介
司祭         阿川健一郎、手島章平、飯田達郎
ピラト        青井緑平
ヘロデ王      星野光一

男性アンサンブル
赤瀬賢二、山本伸夫、辻中武、キム・チャンホ、染谷裕、武智正光、嶋野達也、ソ・ジョンス、安東翼
女性アンサンブル
池末絵巳子、上條奈々、日谷百合、宝生慧、伊藤志保、澤村圭子、森未央、村上智、ジョン・ソンジ
大八車
松田逸平、今村真悟、一和洋輔、畑野年孝


「地方」でこれだけ歌が上手なキャストがそろった公演を見ることができるというのは、素晴らしいことですね。
ソツなく、特に大きな問題は無い舞台だったと思いますが、ちょっと薄味というか全体的にややあっさり風味のJCSだったような気がします。ジャポネスクバージョンのメイクのため表情が見えづらいこと、その上私の席が舞台から遠~い場所だったことが主な原因だと思いますが、あと、別の要因もあるような気がします。
役者さんの動きが、やや単調というか変化・表現に乏しいように感じる場面があったような。舞台から遠い場所から見る観客にとっては、ではありますが。間近で見たら、また違う感想なのかもしれませんけども。こういう白塗り・隈取っぽいメイクをして記号化・様式化したような演出の場合、もうちょっと舞台上での動きに工夫があってもいいような。
そして、皆さん良い声で歌が上手なのですが、なんというか、整いすぎていて全体的にpersonalityというかcharacterというか、そんなものがやや希薄だったように感じました。
まあ、でも、上手いのは上手いので、いいか。

全国公演なので、仕方ないのですが、アンサンブルの人数が少なめなので、2007年に秋劇場で見た時と比べると、群衆シーンの迫力が弱かったですね。


キャストについて。
まずピラト役の青井緑平さん。そう、まずピラトからです。私にとっては、Trial before PilateからDie, if you want to, you innocent puppet!までの流れがJCSの最重要事項なので。あの・・・ユニークなお名前ですね。本名でいらっしゃるのかしら?でも、プログラムのプロフィール欄の書き方だと、なんとなく外国籍の方のような気配なので、芸名でしょうか。由来をお聞きしてみたい・・。青井さん、とても良い声ですね。歌、上手でした。芝居も大きなアラは無いのですが、ちょっとだけ物足りない感じだった。群衆とのやりとりのあたりは、苛立ちとかうろたえる感じ、ジーザスが「転ぶ」のを懇願する感じがもっと伺えるほうが(だって、このせいで何億もの人に責められることを、薄々知っているわけですよね?)、そしてDie, if you want to, you innocent puppet!に該当するところはもっと爆発的な迫力があったほうが、私は個人的には好きです。Trial before Pilateの群衆とのやりとりのあたり、ピラトの動き(体の動き・表情の動き共に)が少ないのと、群衆もパワー不足気味だったのもあって、ちょっとだけ迫力・緊迫感不足だったような気がします(あ、この場面、ジーザスの金田さんはかなり良かった)。
青井さんも声学をやっていた人なんだろうなあという感じの素晴らしい声で上手でしたが、可能ならば、この役、地声っぽい発声で「愚かな殉教者よ!死にたいか、哀れな奴!!」とド迫力で歌える方が演じるのを見てみたい気がします。

~続く~
by saffy114 | 2008-10-31 01:57 | Japanese Musicals | Comments(0)
さて、Richard役の김무열キム・ムヨルさん。
f0048936_23562169.jpgテレビドラマ出演が一因らしいですが、この方は人気上昇中のご様子で、公演期間中を通して彼の出演日のチケットは売れ行き絶好調。
確かに、この役はムヨルさんの当たり役と言えると思います。人気なのもむべなるかな。歌も芝居も良いですが、とにかく舞台上で非常に魅力的に見えますね。写真やYTなどにある動画(TVドラマでどう映っているかは知りませんが)で見るより、この人は実際に劇場の舞台上で見た時のほうが、はるかに色気があります。

この作品のナンバーはおそらくムヨルさんの声に合っているのでしょう、毎回のことですがどのナンバーも響きと伸びのある発声で見事に歌いますね。やわらかく歌う部分も、声量全開で歌う部分もきれいに歌えていて、かつ一本調子ではなく、いろんな発声の仕方や表現ができていて、安定してます。

昨年はユルさんのリチャードが天真爛漫な「陽」で、ムヨルさんは「陰」という感じでしたが、今年はドンホさんが「陰」、ムヨルさんが「陽」(ただしかなり陰あり)という印象ですね。
昨年最初に見た時と比べると、今年は威圧感を若干抑えた演技かな。まあ、相変わらず非常に堂々としているというか高慢で威圧的な雰囲気なのですが、昨年の公演開始直後に見た頃と比較すると、肩の力が抜けた感じです。

ムヨルさんリチャード、ネイサンを冷たくあしらいますが、笑顔を見せてあげる瞬間も結構あるので、ドンホさんに比べると、ネイサンと相思相愛度がちょっと高いです。まあ、ただの相思相愛じゃなくて、愛憎入り混じったような、お互いに張り合うような複雑な関係っぽいですが。チャンヨンさんとの組み合わせのときより、ウヒョンさんとの組み合わせのときのほうが、そんな感じが強かったかな。わざとネイサンをじらして、もてあそんでいるような感じですね。
Thrill meの最後、ドンホさんリチャードはネイサンと目を合わせず、心ここにあらずという表情で横をむいていましたが、ムヨルさんリチャードは、ちゃんとネイサンと向き合ってあげていました。こんな動作のために、ムヨルさんリチャードのほうがネイサン君に多少は優しい印象。

また一方で、Richardの人間的な部分・弱い部分をやや強調して演じているようですね。
Ransome noteで、R「俺が誘拐されたら、親父どうするかな~。」N「金を払うだろ。」R「たぶんな。」N「うちは僕のために払うよ。」R「そりゃ、お前はお前の父さんの小さい大事な息子だもんな。俺と親父の場合は・・・・・ちょっと違うな。親父は△◆$#だけ考えてるから。」みたいなやりとりがありますが、このあたり、何気なく言っているような明るいトーンなようでいてどこか違うニュアンスが潜む感じで演じていました。特に、「ちょっと違うな。」の前のポーズが長かったのが印象的。
keep your deal with me、7月に見たチャンヨン・ムヨル組の時と比べると、今回は、前半はネイサンを懐柔するために計算して言っているような狡猾な感じが強かったのですが、後半、「どうか、俺を捨てないでくれ!」とかいうあたりから、その計算した感じが薄まって半分以上本気っぽく見えるような芝居だったようです。
Afraid、今回も涙ぐみながら歌ってたみたいですね。鼻をちょっとすすりながら歌っていた。このあたりの芝居は、へえ、こう解釈するんだ、と興味深いですね。

そして、やはりこの人の"Roadster"は圧巻ですね。サビの部分の声の出と伸びは抜群。非常にseductiveで、子供でなくて女性でも誘惑しているような感じもあり、こりゃ~誘われたらついていっちゃうかもな~という感じです。この場面は観客がいちだんと舞台に集中するのが感じられて、毎回毎回すごいな~と思います。ほんとに観客を完全に持っていってしまいますね。

ムヨルさんは、私が英語版のシナリオを読んで抱いたイメージとはかなり違う演じ方をしているのですが、それが上演中は気にならないですね。たぶん、きちんとキャラが組み立てられているからだと思いますが。

今回、おっ、役者だねえと感じたのが、カーテンコールで挨拶をしている姿だと、上演中にはガンガン出てたセクシーなオーラ(?)がひゅっと消えている、というかずいぶん弱まっていて、まあもちろん素敵ではあるのですが、それほどは目をひかない人に見えたこと。不思議ですね。

という感じで、今回の組み合わせも、結構気に入りました。

マチネで見たドンホさん、ソワレで見たウヒョンさんの芝居がそれぞれ個性があって面白かったので、あ~、この組み合わせもみたかったなあ、とちょっと後悔。まあ、でも、これは仕方ないですね、外国の公演ですから。


ソワレのカーテンコール、ソワレ出演のお二人とマチネの二人が登場して、短い挨拶をしていました。ウヒョンさん(ソワレのネイサン役の人)が進行係だったのですが、この人はなんだかちょっと・・面白いですね。若干とぼけた味わいがあるような・・。第一声の「こんにちは~。(もちろん韓国語なんで「あんにょんはせよ~。」ですが)からしてなんだかすっとぼけた感じが。で、続けて言った一言で場内爆笑していたんですが、私は正確には内容はわからず・・。たぶん「少年 ウヒョンです~。」と言ってたんじゃないかと思いますが。소년なのか소녀なのか私には聞き取れず。まあ、男性だから少年かな~、と。(でも、全然違うことを言ってたのかも。)なんでしょう、ファンがつけたあだ名でしょうか??
挨拶の途中で、また観客がどっと笑って拍手していたんだけど、これは全く聞き取れず(笑)。このあと、また少年だか少女だかという単語と純潔だかいう単語が聞こえて、客が笑っていた気がする。「~の間」という単語も聞こえたような気がするので、なんだろう、公演期間中未成年らしく清い生活をしていたとかそういうこと???(←こんな感じで、聴きとれた単語から勝手にセリフを想像して見ているわけです)
最後、「今後、野獣となって・・・」というところでまだ笑いをとっていましたね。なんで野獣??と、これもその時は意味がわからなかったんですが、これは11月からご出演の「ジキル&ハイド」のことだろう、と終演後伺って納得(笑)。
ムヨルさんの始めのひとこともなんだかウケてましたが、聞き取れず。そのあとはわりと普通の挨拶内容だったみたい。
そのあと、チャンヨンさんとドンホさんが舞台に登場したんですが、このときムヨルさんがドンホさんのことを「ミュージカル界の%&トゥンシン」と紹介して、会場が沸いたんで、ん~、なんだろう、と思ったんですが、ドンホさん、背が高くて頭が小さいでしょう?で、トゥンシン→頭身??八頭身って言ったのかなあ??と思ったんですが、ではなくて「十頭身」(십등신、かな)って言ってた、と後で教えていただきました。なるほど~。

チャンヨンさんがハンドマイクをおもむろに取り出したんで、私は思わずウヒョンさんの前作を思い出してしまったんですが、それは私だけでしょうか?
マチネの二人が、自己紹介だけして黙ってしまったら、ウヒョンさんが、「感想どうですか、感想は。」みたいなことを言って、スピーチを促していました。
チャンヨンさんの挨拶の時、ウヒョンさんがちょっかいを出してました。ウヒョンさんがチャンヨンさんにまとわりついて、チャンヨンさんの顔をぺた~っとなでていたみたい。困った先輩だ(笑)。ネイサンがネイサンにべたべたしてどうする(笑)。チャンヨンさん、忘れられない作品となった、これからも期待してください、みたいなきちんとした無難な挨拶だったみたいですね。挨拶を始めたとき、観客の歓声が凄くて声がかき消されるためか、「Thrill meでネイサン役をやった・・」のThrill meの部分がやけに大声だったのが面白かった。
ドンホさんのスピーチ内容は一般的な感謝の辞の部分以外は聞き取れず。途中で、観客が「ああ~っ・・・・」と同情の声みたいなのをあげていたんですが、何だったのかな~。おおよそ、褒められりけなされたりした、みたいなことを言っていた、と終演後伺ったんですが。
ここで、ウヒョンさんがドンホさんのことを指して「かっこいいじゃないですか?」と言ったらば、客席から一斉に「はい~っ!」と歓声が。これに対しウヒョンさんが、なにかぼそっと一言言ったら、今度は客席から「かっこいいですよ!」の声が(笑)。なんでしょうか、ウヒョンさん、何を言ったんでしょう。俺は~??とか、そんなことですかねえ。
最後のまとめの挨拶をウヒョンさんがなさっている時、謝辞で演出家の方の名前を言ったんですが、どうも劇場内に見当たらなかったらしく、そうしたら、チャンヨンさんが劇場を見渡して演出家さんを探すようなマイムを始めていました。ちょっとかわいらしかったです。ムヨルさんも同じような動作をはじめて、ちょうど私がいたほうの席の方角を見たら、周囲の観客から悲鳴が(笑)。やはり人気ですね。

この作品、英語版のサントラを聞いたときは、良い曲もあるものの、ちょっと各ナンバーの曲調に変化が乏しいような感じを受けたのですが、韓国版の舞台では、単調さは全く感じませんでした。この点は素晴らしいですね。
ただ、ネイサンとリチャードが恋愛関係にあったという側面がもうちょっと明確になったほうが、面白いような気がします。今年の舞台では、キスしたり、くんずほぐれつしていたりとアクション的にはそういうテイストを出してきていますが、なんとなく全体的には「恋愛」というより、ちよっと歪んだ、執着心じみた友情(あまりに緊密で他者が入る・入れる余地のない)という感じのほうが強いです。まあ、恋愛の側面を表面的に強調しすぎて二人の心理的な機微・駆け引きの描写がおろそかになるよりは、今のような描き方のほうがはるかに良いと思いますが。


再々演の噂がすでに出ているそうです。凄いですね。原作者のDolginoffさんも、まさか韓国でこんな大当たりするとは予想だにしなかっただろうなあ・・。
この作品、低予算で上演できそうですし、日本でも上演してみればいいのに。まあ、でも、小劇場向きの作品ですから、日本ではちょうどいいサイズの劇場がないといえば無いのかな。



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by saffy114 | 2008-10-30 00:01 | Korean Musicals | Comments(3)

「1945」を見た

アッカーマン演出・脚本の「1945」を見ました。う~ん、微妙だった。私はsee what I wanna seeのほうが出来がいいと思う。
詳しくは後日。
by saffy114 | 2008-10-29 22:57 | 国内ストレートプレイ | Comments(0)
「Thrill Me<쓰릴 미>」。ソウルの충무아트홀 (チュンム アートホール)소극장 블랙(小劇場 ブラック)、10月12日、18時からの公演を見ました。
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キャストは、
Nathan Leopold=나(私) 김우형<キム・ウヒョン>
Richard Robe=그(彼) 김무열<キム・ムヨル>

千秋楽公演でした。千秋楽、韓国語では俗に막공、と呼ぶようです。「最後の公演」を省略して、「最後」の「最」と「公演」の「公」の二文字に縮めたらしい。日本と同じく、韓国も言葉を省略するのが好きなのかな?

2008年だけですと3回目、昨年も合わせると通算8回目のThrill Meです。
韓国ミュージカルの観客、日本に比べると20代前半~中盤ぐらいの若い女性観客とカップルの割合が多いんですが(例外もあり)、この作品はカップルは不在で、見事に若い女の子ばっかり。開演前のロビーはそれはもう大変賑わっておりました。
こういう雰囲気なので、劇場に足を踏み入れると、ちと場違いなところにいる気がして、
・・・。私は何をしているんだ・・・・?(しかも外国だし。)
という思いが毎回頭をよぎらない訳ではないんですが、先日も書いたように、この作品は役者さんによって印象がかなり変わるので、ついつい全キャスト制覇目指して、見に行ってしまいました。
この千秋楽はチケット発売日に既にソールドアウトになっていたようなので、見ることができたのは大変幸運でした(ありがとうございます~)。

ウヒョンさんのネイサンは今回が初めて、ムヨルさんのリチャードは・・うわっ、5回目です。

もし、韓国語がわからない観客にチャンヨン・ドンホ組とウヒョン・ムヨル組のどちらを推薦するか、と問われたら、ウヒョン・ムヨル組だと思います。ウヒョン・ムヨル組のほうが、主人公二人の心理的な駆け引きやら、機微みたいなものを具象化できていたように思います。私が今年見た3ペア(上記2ペアとチャンヨン・ムヨル組)の中でも、やはりウヒョン・ムヨル組が総合的には一番良かったかな。「歌」だけで言えば、この3ペアの中ではチャンヨン・ムヨル組が一番良いように思いますが。

ウヒョンさんとムヨルさんの組み合わせ、二人ともかなり大柄で体格が良いので、黙って立っていられたらルックス的にはどっちがどの役なのか推測しづらいですよね。で、二人共に見た目上、所謂「押し出しが良い」タイプであるのも手伝って、二人の間の力関係(?)がそれなりに拮抗しているように見えます。リチャード優位ですが、それは性格が穏やかなネイサンが譲歩しているからだ、みたいな。
それから、ソワレのお二人の芝居は、マチネのお二人と比較すると、年の功というか人生(恋愛?)経験の功(??)みたいなものを、ふと感じました。ボディランゲージというかちょっとしたコンタクトの仕方のためだと思いますが。なんて言うんでしょうね、結構長い間続いている間柄の人間同士の距離感とかコンタクトの仕方に現実味があったというか。


f0048936_051278.jpgまず、ウヒョンさんNATHANの感想から。
あら、なかなかいいじゃないですか。
ですが、いろんな意味で「意外」でした。何が意外だったかというと、思ったより芝居が上手だった(←すいません)というか興味深かったこと 、そして、逆に歌がなんだか・・・・予想した歌い方と違っていたこと。不安定とまでは言いませんが、ちょっと癖のある歌い方をしている部分がところどころありました。なんだか、歌い方が以前拝見した公演の時と違うような??
ウヒョンさんの歌声、今年の「Dirty Rotten Scoundrels」のローレンス役で拝見したときは、どちらかというと「正統派のミュージカル俳優っぽく朗々と上手に歌う」系だったような記憶があるんですが。ちょっとだけ、日本で俗に「大きい人」などと呼ばれている(?)山×××郎さんっぽいような。
それから、2006年にジキルとハイドの来日公演のときにも、当時ルーシーのヒモ(?)の「スパイダー」という端役だったウヒョンさんの歌声が確か少しだけ聴けたんですよね。短いソロ部分かなにかがあったんだと思いますが。これがとても良い声(しかもジキハイ役向きっぽい声)で、上手だったんで、あら、主役二人に万一のことがあっても、このアンサンブルさんが代役できちゃいそうじゃない、と思ったんですよね。なんで、実はこのときに、やけに大きい、ちょっと衣装のシャツの胸がはだけすぎなのが微妙だった(←彼が好んでそういう着方をしたわけじゃないかもしれませんが)アンサンブルさんのお名前と、声が良かったことは覚えていたんですよ。なんで、その後、ジキハイの主役への抜擢とそれに続く活躍は、注目した株が急に高騰したような嬉しさが(笑)。
で、私の記憶に残るほど上手だったはずなのに・・・・、今回は「歌」は爆裂上手いぞ~系ではなかったんです。今回は、なんだか「『俳優』さんの『歌』」系。朗々と歌い上げるというよりは、セリフの延長線っぽい歌い方というのでしょうか、地声っぽくあまり声を共鳴させない歌い方をしていたり、音のとり方も音符通りというより、ある音からある音へ移行する時に、楽譜にないその中間の音を経由して移行する、みたいな歌い方を時々していました。
なんで、「歌」だけで言うと、チャンヨンさんや昨年のジョンハンさん、ジェウンさん、ピルソクさんと比べると、歌い方に癖がちょっと出ているというか、音の伸びや響きが若干ですが物足りない印象を受けました。
ですが・・・、奇妙なことに、この歌い方が意外と逆に「芝居」としては良かったような印象。前述したように、この方、「でかい」んですよ。これで朗々と力強く歌ったら、いくら演技面では穏やかそうな優等生風ネイサンを演じていても、聴覚的にはネイサンにしてはパワフルすぎるキャラに聞こえる可能性もあるわけで。
なんで、この人は、曲によって得意・不得意が激しいタイプなのか、それとも故意にこういう歌い方にしたのかがよくわかりませんでした(前者かなあ)。
う~ん、例えばNothing like fireで、最後のほう、二人でハモる部分などは癖を出さずに歌ってくれたほうがよかったように個人的には思いますが。そのほうが、やはり観客を酔わせることができるような気がする。でも、芝居的にはウヒョンさんのちょっとJ‐POPっぽい発声が混じったようなこの部分のハモリ方、悪くなかったんですよね。ちょっと切ない感じがあって。

ウヒョンさんのネイサンは、基本的には穏やかで安定した人格で人望も厚いと同時に成績優秀、といったイメージでしょうか。ジョンハンさんやピルソクさんのネイサンは、学級会の司会をしている時に皆が騒いでいて自分の思い通りに進まないと癇癪を起こしそうですが、ウヒョンさんのネイサンは、穏やかに皆の注意を喚起しつつ、ことを上手く進めそうです。良い子であると同時に、同輩から見ても「いい奴」っぽい。(ちなみに、チャンヨンさんネイサンなら黙って耐えそう、ジェウンさんネイサンの場合は…後で巧妙に仕返しされそうです。)
知力や精神力(ついでに体力も)はリチャードと互角っぽいネイサンでした。パシリ系のキャラっぽい感じがないですね。リチャードのmanipulativeな部分にはっきり気づいていて、にもかかわらず操られてしまう、みたいな印象かな。
そして、思ったより、学生っぽいというか、かわいげのある(?!)キャラとして演じていらっしゃいました。なにしろ、ウヒョンさん、私がこの前拝見したときは「ペテン師と詐欺師」のローレンス役、ジョン・リスゴーや鹿賀さんが演じていた役をやっていたんで、ネイサン役にしちゃあおっさんっぽく鷹揚すぎるっていうか、落ち着きすぎに見えそうだけど・・・??と思っていたのですが、スレてなさそうな純朴で大柄な大学生っぽくちゃんと見えていました。

穏やか、と書きましたが、「もともとは善良で穏やかなタイプなんだろうなあ。」という気配がするネイサンだった、というような意味です。普段は落ちついたタイプの人なのに、ことリチャード絡みとなると、感情の振れ幅が大きくなっている、ついむきになってしまう、という感じでしょうか。
キャラクターの感情の動きはかなり明確に演じていらっしゃいました。
冒頭の公園の場面の歌い出し直前の、「煩わしいだって?俺が?」というようなセリフ部分など、なぜか印象に残ってます。特に、「俺が?!」の言い方がインパクトがあったかな。

公園の場面、ジョンハンさんのネイサンは、口を尖らせてリチャードに言い立てているのが、なぜか萌え感情を誘うのと同時に、口をとんがらせてリチャードの行く手をずんっ!と塞いで迫るジョンハンNATHANを見ると、これじゃリチャードじゃなくても、うっせえなと思いそうだな~(苦笑)という感じでしたが、ウヒョンさんのネイサンは、なんとなく、そこまでのウザさ・強引さを感じさせないですね。わりと、押しつけがましさを感じさせない(?)迫り方をするからでしょうか、リチャードのネイサンへの当たり方がやや穏やか??ジョンハンさんやジェウンさんネイサンに対する時などと比べて、リチャードの「取りつく島もない」度が少しマイルドなような気がしました。

それから、マチネでは危うく聞き逃しそうだった「一番ウザい奴。(←たぶんこんな意味)」「・・・。僕??」っていう部分、ちょっとラブリーで、ジョンハンさんバージョンに次いで笑えたような。

契約書の血判の場面で、「インディアンじゃあるまいし・・。」みたいなセリフがあったと思うんですが、これ、他の人も言ってましたっけ?今回初めて気付いた。っていうか、一瞬「インディオ」って言っているみたいに聞こえたんですが、内容的にはIndian以外ありえないですよね。

way too farも良かったですよ。歌としては、チャンヨン君はじめ他の方たちと比較すると音の伸びや響きがちょっと弱いんですが、キャラクターの感情はしっかり伝わってきました。

例の너 없이, 나도 없어・・の部分は、複雑な感情、というより、純粋に、君がいなけりゃ僕という存在もないよ、と言っている感じ、かな。マチネと同じくネイサンの表情は死角になっていて見えませんでしたが、それでも、見えないということがあまり気にならなかったです。

「反転」の部分、演じる皆さん、いろんな解釈をなさっているようで。ウヒョンさん版もなかなかいいですね。二人のために当然の&最善のことを計画・実行しましたが・・・・何か?という感じで、この期に及んでも基本、一見穏やかで知的です。
「本当にわからないのか?」というセリフ、ウヒョンさんのは、ネイサンの賢い計略に気付かないリチャードの鈍さにいらっとしたような、自分の賢さを見くびっているリチャードへのいらだちみたいな、強いトーンだったのが印象的でした。
例えばジョンハンさん版のような、ひえ~っという怖さ・静かな狂気みたいな感じでは無いのですが、この場面はウヒョンさんの演じ方が、一番英語版のシナリオのイメージに近いのかな?同じ、ではないのですが。
ただ、外国人の立場で言うと、この場面はやはり、がらっとトーンが変わるジョンハンさん版がインパクトが最強(凶?)だったかな。英語版のシナリオのイメージとはちょっと違うんですが。

最後の仮釈放委員会で、ウヒョンさんネイサンが殺人を反省するセリフは、真摯に聞こえて、本当に反省していそうです。ジェウンさんとかジョンハンさん版は、ちょっとそのへんが測りかねる感じでしたが、ウヒョンさん版は本気で反省していそう。
「捕まるってわかっていることだけが、私が殺人を犯すことができた唯一の理由だったんだ。」みたいなセリフ(←たぶん・・)、ウヒョンさんの芝居を見るまでは、印象に残っていなかったんですが、なぜか今回初めて耳に残りました。英語版の脚本を読んではいるんですが、特にこのラインが頭に残ったわけでもなく、今まで見た韓国版の舞台でも、殊更にこのセリフが耳に飛び込んでくるわけでもなかったんですが。
ラスト、釈放が決まった場面の呆然とした様子や、持ち物が返却されると聞いて、リチャードと昔撮った写真のことを思い出し、回想モードになる部分の芝居・セリフのトーンなども良かったと思います。言葉があまり理解できぬ私のような観客にもわかりやすかった。


という感じで、歌を期待していて芝居にあまり期待していなかったら、逆に芝居のほうが面白くて歌があれれ?だったという、面白い体験でした。あっ、と言っても、ウヒョンさんの歌、上手いんですよ。興味がおありでしたら、こんなのや、こんなもの、そしてこんなものをご参考に。あっ、改めて聴いてみると、この画像でもちょこちょこ癖のある発声をしている部分があるな。


それから、後述予定ですが・・・、この人、なにげに面白い??カーテンコールの司会と挨拶、なんだかユーモラスでした。


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by saffy114 | 2008-10-27 01:04 | Korean Musicals | Comments(11)
Zanna Don’t ! のオーディション告知を見かけた。来年の2~3月上演予定みたいですよ。えっ、今頃オーディション??ずいぶんゆっくりですね。

これ、すごく見たかったのに見に行けなかった作品なので、上演決定は嬉しいですね。しかし、本当に、ソウルはいろんな作品が上演されますねえ・・。

この調子でPARADEも上演してくれません??あと、next to normalとか。
そうそう、kiss of the spider womanも上演予定らしいですよね。ぜひプリンス版の演出・舞台装置で・・・。
by saffy114 | 2008-10-26 21:27 | Korean Musicals | Comments(2)

クローズか・・。

Spring Awakening,来年1月でクローズが決まったようですね。残念・・。もうちょっと生き延びて欲しかったけれど・・。
サブプライムローン問題とか、微妙に関係してるんでしょうか?景気という意味で。


by saffy114 | 2008-10-25 00:32 | Broadway Musicals | Comments(2)

適当に作文。

個人的なつぶやき。

たぶん文法とかめちゃくちゃだろうけども。


by saffy114 | 2008-10-23 23:36 | 雑感 | Comments(0)
Nathan役の이창용イ・チャンヨンさん。
7月に見た時と、ほぼ同じような感想 になりますが・・。
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前回と同様、歌は完璧に歌っています。良い声ですよねえ。その上、雑な部分が無く、丁寧に歌っている感じです。こういう美声系の方って、声は良いけれどその自分の声の良さや上手さに酔ってしまっているような歌い方をなさる方が時々いますが、そういうのがこの人は無いようですね。
わりと平凡な容姿で(←良い意味で、ね)、真面目そうな雰囲気があるので、役に雰囲気が合ってます。で、オーソドックスに演じていて、大きなアラは無いので、十分満足できるレベルではあるのですが、彼ならではの芝居上の大きな特徴も無いとも言えるかな・・。まあ、それはそれでひとつの解釈・演じ方ですよね。
おとなしくて真面目で地味めな、自己主張があまり強くない優等生、という感じですね。成績優秀そうですが、目立つ行動は避けそうな。
なんで、「御し易い」感じのネイサンです。そのぶん、リチャードとの心理的な駆け引きみたいなものがあまり感じられず。冷たくつれない意地悪なリチャードに、いたいけなネイサンが子犬ちゃんのようにくっついていっているような感じです。

全体的にやはり感情の振れ幅が少なめな印象でした。前回より、キャラクターの感情の起伏というか、感情の動きが少しわかりやすくなった場面もありましたが、おおむね7月に見た時と同じようなキャラクター作りだったようです。
Life plus 99 yearsの、死刑になってたらどうするんだ!?というリチャードの問いに対して「一緒だったら大丈夫だよ。」というセリフ部分や、No,We'll be together for...に相当する部分などは、前回よりも迫力があったように感じて、記憶に残ってますが。
Nothing like a fireの最後などに、チャンヨンさんNathanがうるうると(?)子犬ちゃん風に、実につれないドンホさんRichardを見つめていたのも印象的。
椅子に座る場面は、足を揃えてひっこめ気味にちょこんと座るような感じで、なにげに少年ぽい可愛らしさを演出?!していたようです。
모두 할게 자기야, 너 없이, 나도 없어・・という(←違ってるかも)部分(I'll do what you want me to,There's no me, if there's no you)、ここをどう演じるかっていうのがやはり一番興味あるんですが、ここの表情は、残念ながら7月も今回も私のいた座席からだとNATHANの顔が死角になってしまって観察できず。


で、チャンヨンさん、芝居に関しては、まだまだ伸びる余地というか伸びなければならない余地があるように思います(ちゃんと要求されるレベルはクリアしているとは思いますが)。この人、大型ミュージカルにも向きそうな正統派の美声と歌唱力をお持ちなのと同時に、どうやら韓国の女の子には好まれるらしいイマドキな演目にも向いた資質・個性もあるようなので、きっと今後いろいろな演目に登場しそうな気がします。
なんで、ハードルを物凄く高くしてついでに言わせてもらうと・・。(といっても、韓国語をきちんと理解していない外国人の素人が言うことですから。あまり気に留めないで下さいな。)

セリフもきちんと言っていて、動きも自然かつスムーズなんで、韓国語ネイティブの観客ならNo Problemなのだろうとは思うんですが、韓国語が全くわからない観客だったら、チャンヨンさんNATAHANですと、シノプシスを知らない場合は、最後のLife plus 99 yearsで何が起こったのか、見当がつかないかも。なんかリチャードが怒っているな~、ネイサンが言ったことが原因らしいけれど・・、みたいな感じで。ジョンハンさんやピルソクさんなどは、この部分、ネイサンが今まで隠していた一面を出したのを言葉がわからぬ観客でも感知できるような芝居をしていたので、わかり易かったんですが。
SuperiorやMy glasses/Just lay lowのあたり、そして前述の「反転」の場面などはもうちょっと変化をつけたほうが面白いように感じます。まあ、言葉がわかる観客だとまた違う感想になるんでしょうが。

昨年のジョンハンさんやピルソクさんたちの場合、例えば、冒頭の仮釈委員会の場面の最後、「彼が・・再び私のもとに戻ってきました。」みたいなセリフ部分で、もう、どよよ~んとした情念・蘇る当時の執着心!みたいなものが漂っていて、出だしから濃いな~という感じでしたが、チャンヨンさんの場合は、そういうものがあまり漂っていなかった。ジョンハンさんとピルソクさんのときは、ここ、英語版だとなんてセリフの部分だったっけ~?といちいち考えずとも、不思議とすっとセリフが頭に入ってくる感じだったんですよね。韓国語のセリフが部分的にしか理解できぬ観客にとっては、これ重要(笑)。
Thrill meなども去年のNathansは欲求不満・イライラ爆発!という感じでしたが、チャンヨンさんはバージョンはちょっと迫り方が穏やか、かな。やっていることは去年より直接的なんですが。まあ、そういう解釈で、故意にそういう芝居をした、のかもしれませんが。歌詞もちょっと変わった、というか、今年は英語の"Thrill me,Thrill me"じゃなくて、韓国語で"抱いてくれ、どうか"に変わっていたみたいですし、そういう影響もあるのかしら?
仮釈委員会の場面と、それ以外の場面の時空間の違いがあまり感じられなかったかなあ。Way too farの、너무 멀리 왔어~っていう歌詞の部分とか、去年のNathanたちの場合は、現時点から過去の自分たちのことを追憶する感じと、過去を生々しく追体験しているような感じ、とが入り混じったような複雑な感情が、言葉があまりわからない私にまで(いちいち英語版の歌詞を思い出さなくても)伝わってきたように感じたんですが、チャンヨンさんの場合は、やはり英語版の歌詞を知らなかったら、う~ん、何歌ってるんだろうな~、何か悩んでいるみたいだけど・・??ぐらいしか伝わらない、かも。
Thrill meの直後の場面、先輩俳優さんたちのNathanは、コトの後のbliss~という感じが結構出ていたような気がしますが、チャンヨンさんはちょっとそういう感じは薄かったかな。

あと、これは本当にあくまで個人的な意見ですが・・。「一番ウザい奴、誰だ?(←おおよそこんな意味ですよね?)」「・・・。僕??」の部分、笑わせてほしいような気がします。

まあ、でも、歌がともかく上手いので、満足できる出来でした。この方は、まだ初舞台から1年経過していないらしいですが、それにしては歌・芝居とも安定していますね。そういう意味では安心して見ていられます。

という感じで、チャンヨンさん×ドンホさんの組み合わせ、今まで見た組み合わせの舞台とだいぶ印象が違って、興味深かったです。

ところで、最後のリチャードのセリフ、思いっきり変更されていませんでした??去年は英語版の"Babe..."の直訳っぽい"자기야"と、意訳(?)気味の"元気だった?"の2パターンだったような記憶がありますが、今年は意訳を超越したセリフにしちゃってたような。たぶん公園で撮ったリチャードの写真のことに言及したのをきっかけに、冒頭の公園の場面をネイサンが思い出しているっていう設定にしたのかな?鳥が飛び立つ音がしてから、リチャードが登場して、자기야~と言ってから、続けて何か昨年より長めのセリフを言ってました。새という単語があったような気がするんですが、それ以外聞き取れず。

あ、あと、昨年は、確かニーチェの「超人」は英語のままスーパーマンと言ってましたが、今年は韓国語訳で歌っていたようです。確かにな~、日本だとスーパーマン、と言うと観客はアメコミのヒーローのほうを思い出しちゃうと思いますが、きっと韓国でも同じでしょうし。

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by saffy114 | 2008-10-22 22:37 | Korean Musicals | Comments(15)

なるほど。

日本版のAltarBoyz,誰がどの役なのか、いつのまにか発表されていたんですね。
マークは中河内さんだそうです。ある意味、マーク役の出来がすべてを左右するこの作品(笑)。頑張ってくださいね~。Epiphany,ぜひ最後の高音まできれいに聴かせてほしいです。
ルークはパニクルーの人かなと思ってたら、違った。エンジェル役をこれから演じる方がルークですね。
by saffy114 | 2008-10-21 23:43 | Japanese Musicals | Comments(3)