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ミュージカル(国内、ブロードウェイ、ロンドン、)海外ドラマ、映画について。最近、韓国ミュージカルにも目覚めました。


by saffy114

<   2008年 01月 ( 31 )   > この月の画像一覧

キャストについて。


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まず、一番印象に残ったのが、Clopin役の이정열<イ・ジョンヨル>さんでした。開演前にプログラムを読んだら、この役、「カリスマ溢れるジプシーのボス」と解説してあったので、あら、だったら、ダブルキャストのもう一人の人、ラマンチャでペドロ役をやってた若めの俳優さんのほうがハマるかな~、なんて思ったんですね。と言うのは、イ・ジョンヨルさん、私は以前「Mamma Mia!」のハリー役で一度拝見していて、そのイメージが強かったんで。そして、ハリー役のときは、とても”キレイ”な声で歌っていたんですよね。この人の歌うOur last summer、とても印象的でした。私が見た日韓米英独のハリーの中では、ダントツにこの人が一番いい声で、歌が上手でした。ですが、”きれい”な、つやのある声だったので、ジプシーのボスって言う感じじゃなかったよな~、なんて思ったんですが・・(見た目も、普通のサラリーマンのおじさんっぽかったし・・)。


これが、あらびっくり。似合ってたんですよ。おそらく、オリジナルのフランス版を意識なさったのでしょうか、若干ハスキーな感じの力強い歌い方で歌っていらっしゃって、ハリーと同一人物とは思えない歌声。たぶん、「おじさん」世代になる俳優さんなんだと思いますが(確か、韓国の「アニー」の主演の女の子
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が、この人の娘さんだって何かで読んだことがあるので・・)、動きのキレも良いし、Tentative D'enlevement 、とても盛り上げていました。すご~い。オリジナルに負けないノリだったかも。もしかして、このナンバーの最後、アクセル・ローズかバズか??っていうような高音を出していたのもジョンヨルさんですか??だとしたら、凄いですね。



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Quasimodo役の김법래<キム・ポブレ>さん。この人も凄く良い声ですよね。以前、「爾」という作品で拝見したことがありますが、ぶれない、バリトンの非常に良い声だったのを記憶しています。あと、眼光鋭いのが印象的だったので、某ミュージカルの某役で、ぜひとも橋から飛び降りてセーヌ川に流されていただきたい(?!)ものだと思ったりしました。なんで、ちょっとこの役にはイメージが合わないような、なんて思っていたんですが、この人も以前見た舞台とはだいぶ違う歌い方をしてました。やはり、オリジナル版を意識してなのでしょうか、今回はややだみ声気味にして歌っていました。ナンバーによっては、「声を作っている」感じがやや強いようにも感じましたが、最後のDanse Mon Esmeraldaなどは、とても良かったですね。



Frolloの류창우<リュ・チャンウ>さん。あら、こんな正統派っぽい歌い方の人だったんですね。以前、「Miss Saigon」のエンジニア役で拝見したことがあるのですが、その時とはだいぶ違う、クラシックな感じの歌い方をなさっていました。
以上のベテラン組と思われるお三方、歌い方の引き出しも多いんですねえ・・。感心、感心。

Gringoire役の김태훈 <キム・テフン>さん、この人の歌がオープニング・ナンバーですから、観客を劇中に引き込む重要な役回りだと思いますが、なかなか声量もあり、かつ美しい声で、役目を十分果たしていたようです。まあ、あんまり、吟遊詩人っていう雰囲気じゃなかったですけど。もう少し、カリスマティックだったらもっと良かった、かな。

Phoebus役の김성민<キム・ソンミン>さん。この人も声量があり、かなり良い声でしたが、ところどころ、もしかして、あまり訓練を受けた歌い手さんではない、のかな??と思われるような、若干素人っぽい不安定な部分が散見しました。ですが、上手く歌えている部分はとても良かったですね。ただ、歌うのに一生懸命でちょっと芝居がお留守気味・・かな??という部分もありました。まあ、このキャラの重要なソロナンバーをきちんと歌えているから、よしとしましょう。鎧っぽい衣装が、あんまりかっこよくなくて、かわいそうな気も。こういうのは、オリジナルから変更してもいいのでは?でも、このPhoebusというキャラは、とんだバカ野郎だな(ぼそっ)。


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Esmeralda役の문혜원<ムン・ヘウォン>さん、なかなかいい面構え、というのが第一印象(笑)。いや、きれいなんですけど、いい根性してそう、というか、強そうな印象が強くて。なんで、雰囲気は役に合うと思いました。ただ、歌い方が、この作品の曲には少し合わないような・・。きちんと音はとれていますし、ちゃんと歌えているのですが、浅い発声なんですね。なんとなく、日本のJ-POP歌手の発声と似ているような。ちょっと、この人とFleur de Lysの歌の時だけは、東京で舞台を見ているような、故郷に戻った感じ(笑)。特に、エスメラルダの最初のナンバーのときは、かなり違和感がありました。それまでのナンバーを歌っていた俳優さんたちが、良く響く、深い発声で歌っていて、非日常のスペクタクルの世界に入っていったのに、突然トーンが違うポップスっぽい歌い方が登場して、現実へ引き戻されたような・・。まあ、このナンバーの歌詞が悪いのかも。あ、これは、あくまで1980年代の記憶がある日本人にとって、ですが。あのですね、「ボヘミアン~、ボヘミアン~」と繰り返すので、つい葛城ユキ(ですよね?)なども思い出してしまいまして。
でも、2幕に入ると、それほど浅めの発声も気にならなくなっていました。

Fleur de Lys役の곽선영さん、なんとなく四季っぽい感じの歌い方でした。この役は、おとなしそうに見える女性ほど怖いんだよ~、という一例なんでしょうか。歌詞の内容が一部しか理解できないので、定かではありませんが。


この演目、個人的にはそれほど好みの作品ではないのですが、日本でもウケそうですよね。

私が見た日は、空席が結構ありました。VIP席区域は9割がた埋まっていたようですが、それ以外の区域は、かなり空席が目立ちました。これも、日本だったら、もっと席が埋まるだろうにな~、と、ちょっと製作者さんたちに同情。でも、チケット代高いもんなあ。自業自得か。
by saffy114 | 2008-01-31 23:37 | Korean Musicals | Comments(0)
今日のニュースを見て、数年前の雑談を思い出しました。

3,4年前・・
by saffy114 | 2008-01-30 23:02 | 雑感 | Comments(0)
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「Notre-Dame de Paris<노트르담 드 파리 >」。
ソウルの세종문화회관 대극장 <世宗文化会館 大劇場>にて、1月27日14時からの公演を見ました。
キャストは、
Quasimodo 김법래<キム・ポブレ>
Esmeralda 문혜원<ムン・ヘウォン>
Frollo 류창우<リュ・チャンウ>
Gringoire 김태훈 <キム・テフン>
Clopin 이정열<イ・ジョンヨル>
Phoebus 김성민<キム・ソンミン>
Fleur de Lys 곽선영 <カク・ソニョン?>

演出:Gilles Maheu
韓国語翻訳・歌詞:Chang Hark Park박창학

人気フランスミュージカルの韓国語版の初演です。
この作品、数年前にフランス版の来韓公演があって、かなりのファンを獲得したようです。その為か、日本には来ない「ドン・ファン」「ロミオとジュリエット」などのフランス産ミュージカルのツアー公演が韓国にはやって来るんですよね。

私は、この作品は音楽のみならば2,3年前にフランス語版をちょこっと聞いたことがありますが、実際の舞台もフランス版のDVDも未見なので、韓国語版の舞台で初めてこの作品を見ることになりました。実は、Victor Hugoの原作も読んだことが無く(いけませんね)、ディズニー映画もちゃんと見ていないんです。なので、「カジモドというノートルダムの鐘付きをしている主人公がいて、エスメラルダという女性がいて、カジモドの庇護者かなんだかの聖職者がいて、その聖職者がエスメラルダに目をつけて、カジモドはエスメラルダを愛していて・・・というようなストーリーらしい。」というような知識しか無く、かつ英語版のサントラなどで予習をするなどの事前の準備を全くせずに見に行ってしまいました。開演前に、プログラムに掲載されているシノプシスなどを必死で読みまして、それぞれのキャラがどんな人物なのか、というような情報は開演ギリギリで把握しての観劇(笑)。

そうですね~、曲・構成ともに私の好みからはちょっと外れる作品なのですが、プリンシパルの男性俳優さんたちの歌がかなり上手だったのと、アクロバティックな振付の部分は面白かったので、楽しめました。
ええと、あくまで「私の好み」から外れる、のであって、この作品の曲がとても気に入る方も多いのではないかと思います。流麗な、きれいな曲が多いんですね。
で、それぞれの登場人物がアリア風のナンバーを歌うシーンが多く、それがずらずらと並べられている、と言えなくも無い、意外と大味な演出・構成、ストーリー展開であるように思います。ちょっと「M!」を思い出しながら見ていました。ヨーロッパの作品って、こういう構成のものが多いのかな?
また、BWモノを見慣れてしまっている身にとっては、1曲1曲がやや長すぎる気もしました。

ですが、それらの流麗な曲に載せて、アクロバティックな振付を多用した群舞が展開される場面も多いので、先ほど述べた演出の欠点が補われている、という感じでしょうか。
カナダ公演や英国版のポスターを見ると、「Spectacle musical」と銘打たれていたようですが、まあ、確かにそうですね。ミュージカル、というより、スペクタクル・ミュージカル。ミュージカル、と考えるならば、やや構成に緻密さが欠けるようにも思うが、スペクタクル・ミュージカルという別ジャンルのもの、と考えれば問題なし、なのでしょう。

フランスミュージカル、バレエっぽいダンス・群舞が魅力らしいと伝え聞いていたのですが、今回の韓国版はどうなんだろうな~、とちょっと心配しながら見に行きました。今まで見た韓国の舞台、バレエっぽい振付だと、ありゃりゃ、という状態の場合が多かったので・・。
今回の舞台は、ダンサーのみなさん、結構健闘していました。振付、バレエというより、モダンダンス系っぽい動きも多かったのが勝因でしょうか。ソロで踊る部分などは問題なし。ですが、やはり「群舞」のシーンではちょっと「ユルい」感じが否めないです。このへんが改善すると、もっと良いのではないでしょうか。群舞がばしっときまれば、「スペクタクル」になると思います。今の状態だと、スペクタクルの一歩手前、ぐらいかな。でも、そう悪くはないです。かなり頑張っていますし、十分見られる水準になっていたと思いますよ。
アクロバット的な振付の部分は、パワフルですしスピードもあって、非常に良かったです。台車?や、交通封鎖時の車輪つきバリケード?、みたいなものを利用した振付なども面白かった。「B-BOY」としてキャスト表に掲載されている2名が担当していると思われる、ブレイクダンスっぽい振付の部分も上手でしたね。
そうそう、アジア系ではないダンサーが2名程いらっしゃいました。フランスからの助っ人さんなのでしょうか?

~続く~
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by saffy114 | 2008-01-29 23:27 | Korean Musicals | Comments(0)
最近ショックだったこと。
「Sunday in the Park with George 」、April 27までの上演なんですよね。
GWに見にいく気でいたのに、4月末で終わりだなんて・・(涙)。
延長してくれませんかね~。
by saffy114 | 2008-01-28 21:45 | Broadway Musicals | Comments(8)
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「ノートルダム・ド・パリ」。マチネを見ました。手放しで絶賛、とは言えないが、なかなか良かったですよ。男性の主演陣の歌唱力は圧倒的。
by saffy114 | 2008-01-27 22:40 | Korean Musicals | Comments(0)
某チケットサイトを覗いたら、何だか見覚えのある3人組の写真が目に入りました。
「셰익스피어의 모든 것」。
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あらっ、「The Complete works of William Shakespeare:Abridged」 だ。
どうやら、英国キャストの来韓公演らしい。
2月26日~3月16日、세종문화회관 M시어터 (世宗文化会館 Mシアター)での公演だそうです。
これ、昔、ロンドンで見ました。結構笑えましたよ。あ、ミュージカルではないです。
2005年にポルトガルに行った時、ポルトだったかリスボンだったかでこの公演のポスターを見かけた記憶があります。地道にいろんなところで公演しているんですね。
日本でも「三人でシェイクスピア」というタイトルで日本語版が上演されたらしいんですが、見ていないんですよね~。見たかったな。
by saffy114 | 2008-01-26 22:05 | London Musicals | Comments(0)
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映画版の「Sweeney Todd」。日本公開初日に早速見てきました。
以下、ネタバレありですので・・。


ついに映画化されたんだ~、というだけで、感慨深かったです。87年ごろに、レ・ミゼラブルのパンフでこの作品を知って興味を持って、その1~2年後にCDを入手して以来、いつか上演されないかな~、見たいな~と思い続け、94年ごろのロンドンのNT版を惜しいところで見逃し、2000年前後ぐらい?にパティ・ルポン出演のコンサートバージョンDVDを入手し、その後、ついにA・ランズべリー&G・ハーン版のDVDを入手。そして!ついに2006年にBWでJohn Doyle版の舞台を見ることができました。さらに、2007年には日本版の再演、さらに韓国版まで上演され、2008年には映画が公開されるとは。待っていれば、良いこともあるものだという一例ですね。20年近く待ちましたけども。all good things come to those who can wait,というわけです。そうそう、この部分、韓国語版は”꿈은 기다린 사람에게”、日本語版は”チャンスは向こうから来る~”(←確か・・)でしたね。


で、映画版ですが、舞台版のファンとしては、いろいろ残念な点、惜しい点はありますけれども、なかなか良かったと思います。映画版、トッドの「復讐」に焦点を絞ってしまった感じで、その他の登場人物に対する比重が低くなっているのが、ちょっと残念でした。まあ、映画の場合は、そういう物語の運び方のほうが有効なのかもしれませんが。
張り詰めた緊張感が持続していましたけれど、その代わりにブラック・コメディ的な部分がかなり失われてしまったのも残念。

殺人シーンetc、映像だと生々しくてグロくなっちゃうのかなあ、と思っていたのですが、恐れたよりはグロくなかったので、安心しました。「パイ」関連で生々しい描写が出てきたら怖いなあ、とちょっと危惧していたのですが(ホラーは苦手です)、それは無かったので安心。
でも、トッドの殺人シーン、豪快に血が飛んでいましたね・・。特に判事殺害シーン。あそこまで血みどろのシーンにしてくるとは思っていませんでした。ちょっと正視に堪えない場面ではありますが、積年の恨みをぶつける場面ですから、あのくらいやったほうがいいのかもしれませんね。日本の再演版とか、John Doyle版だと、この場面が意外とあっさり気味なんですよね。
(この場面を見ながら、改めて、韓国版のこのシーンはとても良く出来ていたなあ・・と感心。映画版のようにびゅうびゅう血が飛び散るわけじゃないのに、強烈な迫力がありましたよねえ。)

例の「椅子」、映画版では犠牲者は頭から地下室に落っこちるので、痛そう・・。ただ、トッドの床屋は2階なので・・、「2階から地下室に垂直に落っこちていたよな。1階のロベッツ夫人のパイ屋の部分を通らずに2階と地下室を垂直に結ぶ空間が存在可能なんだろうか?」などと考えてしまった。いや、落下する通路に角度がついていれば、他人にさほど怪しまれずに設置可能かな、とは思ったんですけどね。

worst pies in Londonの前の間奏の部分、ロンドンの街を超高速で映していくシーンは映像ならでは、という感じで良かった。
Johnny Deppの「My friend」や「Epiphany」、Helena Bonham Carter の「worst pies in London」など、曲だけHPなどで試聴したときは、ちょっと物足りないなあと思ったんですが、実際の映画の中だと、映像が助けになるようで、それほど気になりませんでした。
「Epiphany」の後半、Who sir,You,sir!!あたりで、トッドが(彼の空想中で、でしょうが)街中で通行人に向かって歌うあたりの映像も良かったと思います。
でも、贅沢を言うならば、Epiphany、歌自体もこんな感じだったら、もっと良かったな~。

Beggar Womanのナンバーがカットされていたのがとても残念。せっかく Laura Michelle Kelly(WEのMary Poppinsですね)が演じているのに、歌うシーンが少ないのがもったいない、ということだけでなく、映画版だとBeggar Womanをトッドが殺害するまで、彼女とトッドが顔を合わせないことになってしまっているので、Beggar Womanがルーシーだと知った時のトッドの悲しみ・慙愧・後悔みたいなものが舞台版に比べると弱くなっちゃったように思います。舞台版だと、トッドがロンドンに戻った時をはじめ、何回も彼女に会っていて「Didn't I know you?」と彼女に言われていたのに彼女がルーシーであることに気付かぬまま殺害してしまった、ということ、また、彼女のナンバー・セリフから、彼女が物乞いのみならず身を売っていたらしいことも窺われること、などから、さらに悲劇的なんですよね。終幕の、ToddのMrs.Lovettに対する怒りなども、Beggar Womanのシーンがカットされていると、ちょっと根拠薄弱になっちゃうような気も・・。
殺される直前、Beggar Womanが子守唄風の旋律を歌う部分もずいぶん短縮版になっていて、残念でした・・。この部分、いいと思うんだけどなあ・・。
Beggar Womanがルーシーだと気付いたときのトッドの悲しみ・慟哭が映画版だとやや表現が弱めのように思いました。


Alan Rickman演じるJudge Turpinの「Joanna」、見てみたかったなあ・・。カットされているのがとっても残念!まあ、この鞭打ちシーン無しでも、十分にいやらしい判事様でしたけど。アンソニーを屋敷に招いて脅すシーン、Joannaの部屋を覗くシーンなどで判事様のキャラを出したから、「Joanna」はカット、ということなんでしょうかね~。確かに演出も難しそうですよね。下手すると爆笑シーンにもなりかねないし。映像の場合だと、流れを止めちゃう可能性ありということでカットなのかな。

Toby役は映画版では子供、として描かれていました。映画版では、By the seaのMrs.Lovettの空想シーンにトビーが登場しますし、Not while I'm aroundでトビーをなんとかしなきゃいかんと悟った時にMrs.Lovettが悲しい表情を見せたり、地下室に閉じ込めた時も、やむを得ず・・という感じで涙を見せていましたよね。Mrs.LovettがTobyに対して愛情・愛着を抱いている、という表現になっていたのが、ちょっと救いになる感じでした。
最後、トビーがトッドを殺すシーン、舞台版とは違い、トビーは正気を保ったまま、明確な意思を持ってトッドを殺したという感じでしたね。これも、ちょっと救われた気がした。子供が殺人を犯すのを見て救われた気がするというのも変な話ですが、発狂した結果の行為であるよりは、救いのある結末であるように思ったので。その代わり、発狂したトビーがぶつぶつ言いながら、トッドの首を搔き切る、という展開の舞台版のような強烈なインパクトが失われてしまったような気もします。
舞台版の展開のほうが個人的には良いと思います。トビー君の将来を考えると、映画版のほうが、これから先の人生に希望がありそうですけれども。
Ed Sanders君の愛らしいNot while I'm around、これはこれでなかなか良かったですね。pirelli's magical elixirもちゃんと歌えていて、偉い。
ただ、Not while I'm aroundの、「I may not be smart but I ain't dumb」という歌詞が、映画版のトビーだとちょっと生きないですよね。映画のトビーは子供(で、ちょっと呑み助)だっていうだけであって、おばかさんではないし、周囲にもおばかさんだとは思われていなさそう。舞台版のように、ちょっと頭が弱い青年、という設定のほうが、この部分が生きるように思いました。


映画版、アンサンブルの「コーラス」が無くなっちゃっているんですよね~。予算とスケジュールの関係なのでしょうか・・。
最初と最後のBallad of Sweeney Toddが無いのは、とても残念。やっぱり、Sweeney Toddと言えばこの曲、だし・・。映像化にあたり、時系列で追うストーリー展開にする為にBallad of Sweeney Toddはカット、なんでしょうかね。
God,That's good!もアンサンブルのコーラス無しでToddとMrs.Lovettの歌だけになっちゃっているし。これも残念。

その他。
JohannaとAnthonyの「kiss me」もカットされていて、とても残念。

判事の裁判シーンの被告、映画版も子供でした。これ、日本版だと被告は大人だったので、韓国版を見たときに驚いたのですが、もともとの舞台の英語版の脚本でも、被告はa young boyという設定になっているんですよね。

Sacha Baron CohenのAdolfo Pirelli 、もっと笑わせてくれるかと期待していたのですが・・。意外と普通でした。面白くないわけではありませんが・・。どうした、Ali G!!それとも、故意にあまり笑わせない演出にしたのかしら?

Anthony役のJamie Campbell Bower、「ベルベット・ゴールドマイン」に出ていたJonathan Rhys Meyersに似てません?


ラストシーンが、ドビーがトッドを殺して血が流れる、で終わっていて、あれっ、これで終わっちゃうんだあ、と尻切れトンボな印象。まあ、舞台版を見ておらず映画で初めてこの作品を見た観客ならば、別に気にならないのかも・・。
でも、ラストはもうちょっとインパクトが強い演出のほうが良かったな~。
特に、一番最近見た韓国版、判事殺害の前後からラストまでのインパクトが強烈だったので、つい比較してしまいまして・・。


などなど、こうだったら良かったのにな~、という点etc、色々ありますけれど、映像化されたというだけでもとりあえず嬉しかったです。
by saffy114 | 2008-01-25 23:10 | 映画 | Comments(2)

こんなものがあった

BWの「RENT」,6月1日でついにクローズだそうですね。

これ、先日行ったソウルの두산아트센터 연강홀<トゥサンアートセンター ヨンガンホール>の洗面所の入り口の手前の壁の写真なのですが、
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そうです。壁にRENTの歌詞が書かれていたんです。ラストシーンですね。
思わず、じ~っと読んでしまいました。



終演後、この写真を撮ってから劇場を出て、劇場の車寄せ?のあたりのごみ箱にゴミを捨てようとして歩きはじめたら、さっきまで見ていた舞台(I love you because)に出ていた人が目の前を歩いて来て、びっくり。Jeff役の김태한 ( キム・テハン)さんでした。随分早く出てくるんですね~。BW並みだ。若い人?を数名引き連れていましたね。
by saffy114 | 2008-01-24 22:57 | Broadway Musicals | Comments(0)
playbillによると、”Kiss of the Spider Woman”がSignature Theatre(Arlington, VA)で上演されるらしいですね。Valentin役がWill Chase 、Molina役はHunter Foster、Aurora役がNastascia Diazだそうです。
March 11-April 20だそうです。見てみたいな~。でも、この期間じゃ無理だ。
by saffy114 | 2008-01-23 23:15 | Broadway Musicals | Comments(4)
現在、日生劇場で「ペテン師と詐欺師」が再演されていますが、韓国でも3月~5月にこの作品が上演されます。韓国版は<나쁜녀석들>というタイトルになっています。日本語に翻訳すると、「悪い奴ら」、ですよね。3.11~5.12 、두산아트센터 연강홀<トゥサンアートセンター ヨンガンホール>での上演です。
ちょっとポスターのデザインが微妙ですが・・。
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歌に関しては、もう何の心配もなさそうなメインキャストですが、出演者、若いですねえ。まあ韓国の舞台の場合はよくあることですが・・。
それにしても、ローレンス役の俳優さん、まだ20代、ですよね!?

f0048936_0531370.jpgええと、韓国版は、ローレンス役が、김우형<キム・ウヒョン>さん。2006年春の「ジキルとハイド」の来日公演で、スパイダーという役を演じていて、同年夏のソウル公演で主役に抜擢された人ですね。All shook upのChad役なども演じています。

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フレディ役が 김도현<キム・ドヒョン>さん。この方、先日、Beautiful gameのThomas役で拝見しましたが、とても良い声でした。迫力ありましたしね。テロリスト役でしか拝見したことが無いので、こういうコメディ系が得意なのか、フレディみたいなちゃらんぽらん系のキャラが似合うのかどうかは知りませんが、とりあえず歌は期待できますね。Great Big Stuff,この人ならNorbert Leo Butz並みに歌ってくれそうです。





そして・・、
クリスティーン役が윤공주<ユン・ゴンジュ>さん。
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「ラ・マンチャの男」の来日公演でアルドンザを演じていた人です。可愛いらしい雰囲気だから、クリスティーン役は似合いそうです。最後のシーンが似合うのかがよく分かりませんが(かわいいから)、たぶん大丈夫でしょう。この人も、歌に関してはもう全く何の心配もいらないですね。上手いので。


日本版はローレンスとフレディが同年代(二人とも50歳代?!)で、なんだかなあ、という感じでしたが、韓国版は二人とも20代(あ、ドヒョンさんは30代前半かな?)。
この中間がちょうどいい、というか、ローレンスは50代、フレディは20代~30代の俳優さんをキャスティングすりゃいいのに。ウヒョンさんもドヒョンさんも、フレディでいいじゃない、なんて思うんですけど。
役柄の設定を少し変えるのかな?それとも、ウヒョンさんが老け役に挑戦するのか??
2幕の、ローレンスが医者に化けるシーン、ぜひドイツ語訛りでやってほしいな。ジョン・リスゴーのはとても面白かったんで。

でも、ドイツ語訛りの韓国語なんて、あるのか??
by saffy114 | 2008-01-22 23:32 | Korean Musicals | Comments(5)