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ミュージカル(国内、ブロードウェイ、ロンドン、)海外ドラマ、映画について。最近、韓国ミュージカルにも目覚めました。


by saffy114

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少し前にシンシ(注:シンシミュージカルカンパニーという韓国の制作会社のこと)の<アイーダ>チームが<ライオンキング>の韓国最長期公演記録樹立を祝う舞台に立ちました。たった1年前には想像できなかったことです。劇団四季に対する国内製作社たちの雰囲気が和らいだ契機は何だったと考えますか。

初期のいざこざを振り返ってみると、彼らの立場では、あのようにするしかなかったようです。日本企業なので韓国に進出すると、いろいろコミュニケーション上の問題がありました。劇団四季の立場と計画に対して十分に説明をするのが難しく、そのために相手側に近づく術が無かったので誤解が生じたのではないかと思います。韓国に進出するという宣言をする前に、十分な双方の間の交流が必要でした。これまでの間に、ひとつ悟ったことがありますが、結局、人々の間の関係、交流が最も重要だという事実です。この一年の間、韓国のミュージカル関係者やメディア従事者と直接的に、そして観客と作品を通じて間接的に出会ってきました。このような出会いを重ね続けたならば、両国の差異を理解し、ここの人々を理解し、市場を理解し、ひいては市場の動向まで理解できるようになると期待しています。


韓国進出を準備する間に理論的に把握していたことと、この1年間ソウルで実際に経験した韓国ミュージカル市場にどのような差異がありましたか。

韓国に大劇場でのオープンランというシステムが無いために、参考にするサンプルが不足していました。一旦現地にやって来て、最もうろたえたことはチケットが売れる方式が日本と完全に違うという点でした。ある瞬間が来たら、突然需要が増えるのですが、需要が急増するその瞬間を予測する術が無いことが難しかったです。単純に比較するのは難しいですが、6月に日本で<ウィキッド>がオープンした時、すでに20万枚が売れた状況でした。日本では、観客たちが2,3ヶ月前にあらかじめ公演のチケットを予約して待っていますが、これに対して韓国では自分がいまその場で見る公演のチケットを予約します。日本は、広く広がる、横方向に膨張するタイプなら、韓国は一旦風に乗れば爆発的に反応が来る縦方向に膨張するタイプです。マーケティング面でも、日本ではいかなる時点でも広報・マーケティングへ力を入れれば、その結果が長期間続くので、費用に対する計画を定めやすいです。韓国の場合、予測不可能だという点が経営者の立場では簡単な市場ではありません。
by saffy114 | 2007-10-31 22:53 | Korean Musicals | Comments(0)
韓国のミュージカル雑誌に掲載されていた、四季のソウル公演部門担当理事、松崎聰氏のインタビュー記事をおおよそ翻訳してみました。

ちゃんと韓国語を学んだことがない人間の翻訳ですので、今回も誤訳・意訳が多いと思いますが,ご容赦を。
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「松崎聰 劇団四季理事 今やっと、1年が過ぎただけです」

2006年の夏、横浜にある劇団四季のトレーニングセンター開館式に合わせて韓国記者団と催されたインタビューで浅利慶太代表が言った。「<ライオンキング>のソウル公演時刻を6時に繰り上げたい。しかし、現地に先に行っている職員たちがすでにかなり韓国化していて、絶対に無理なことだと反対している(笑)。しかし、やってみる前にはわからないことだと考えている。」
時間が遅いから公演を見ることができなかった潜在的な観客たちが明らかにに存在するといことは、内部者には思い浮かばない新しい発想だった。だが、韓国では夜公演は8時開始で定着しているのは、明らかに現実的な理由があるからだ。その日、浅利慶太代表はいろいろな重要な事案に言及したが、この話がことさらに印象的であった。1年が過ぎた今、四季の<ライオンキング>ソウル公演を総括している松崎聰理事に、最初の質問でそれ以降の計画を尋ねた。”7月14日のインタビューのことのようですね。あの席に私も同席していました。ものすごく暑い日でしたよね。”

現在、<ライオンキング>の公演時刻は平日は7時半、土曜は6時半です。いろいろ現実的な問題があったと思いますが、ソウル公演を始める前と1年が過ぎた今と比較して、路線の変化がありますか?

当時、浅利慶太代表が公演時間を繰り下げたいと言ったのは単純に時間に対する話ではなく、四季が進む方向に対する考えを明らかにしたんだと思います。ミュージカル観客が20代の女性に集中している韓国ミュージカル市場にやって来て<ライオンキング>という作品を公演するなら、今までやってきたのと違う方式の挑戦が必要だということです。1年が過ぎた今、現実的な状況に従って、具体的な方法を変えることがありましたが、さらに多くの人々がミュージカルを楽しむことが出来るように挑戦するという基本路線は変化がありません。


~続く~
by saffy114 | 2007-10-31 00:06 | Korean Musicals | Comments(0)
劇団四季の「ウエストサイド物語(West side story)。四季 秋劇場にて、10月27日17時半からの公演を見ました。
キャストは、
ジェット団                
リフ       松島 勇気       グラジェラ    柴田 桃子
トニー      鈴木 涼太       ヴェルマ    上延 綾
アクション    西尾 健治       クラリス      駅田 郁美
A-ラブ      澤村 明仁       ポーリン     ソン インミ
ベイビー・ジョン  厂原 時也       ミニー       荒木 舞
スノーボーイ    丹下 博喜       エニイ・ボディズ  石倉 康子
ビッグ・ディール  萩原 隆匡        
ディーゼル    朱 涛
ジーター      青羽 剛

シャーク団
ベルナルド    加藤 敬二       マリア      笠松 はる
チノ        横山 清崇       アニタ       団 こと葉
ぺぺ        水原 俊        ロザリア      青山 弥生 
インディオ     神谷 凌        コンスェーロ    加藤久美子
アンクシャス    徳永 義満       テレシタ      泉 春花
ファノ       内御堂 真       フランシスカ    大口 朋子
ニブルス      佐藤 雅昭       エステラ      榊原 央絵                                      マルガリータ    室井 優


ドック       緒方 愛香            ソプラノ・ソロ 久保田彩佳
シュランク     牧野 公昭       
クラプキ      荒木 勝
グラッド・ハンド  青羽 剛

これもまた複雑な気持ちになった舞台でした。
高校生のころ、四季のWSSを見ました。16,7、8年前のことですね。大変素晴らしい舞台だったと記憶しています。正直、ストーリーやセリフの文章は、当時でもちょっと古めかしいなあ~、と感じましたけれど、歌・ダンス・演技、三拍子揃った良い舞台でした。
今回、あの素晴らしい舞台をもう一度!・・というのは最近の四季の舞台の出来を考えると難しいかもしれないけれど、きっとダンスに関しては大丈夫だろう、もしかしたら昔より素晴らしいダンスを見られるかも・・・、とダンスには大きな期待をしていたんです。

なんですけど・・・。
ダンス、なんか薄味で、インパクトがなかった。動きもきれいにきまっているし、正確だし、技術があるのは明らかだし、上手なのはとても上手なんです。その点はさすがに四季ですよね。見ていて安心できます。
なんだけど・・・、ダイナミックさに欠ける印象。昔、日生劇場(たしか・・・)で見た四季のWSSで感じたような躍動感っていうか、エネルギーみたいなものがあまり感じられなかった。まあ、これは上演している劇場が秋劇場で、舞台が狭めなのが原因なのかもしれませんが・・。冒頭のダンスシークエンス、なんかあんまり迫力がありませんでした。きちんと踊れているんだけど、なんか足りない。このシーン、馬跳びみたいな振付がありますが、昔見た四季の舞台、ここが凄くかっこよかったんですよね。ジャンプに高さと距離があって。で、今回も期待していたんだけど、なんか地味でした。ジェット団のメンバーがフェンスを飛び越えてくる動きも、昔見て凄く気に入っていたんですが、今回はこれもあっさりしていて、危うく見逃しちゃうところでした。
一番あれれ・・・だったのは、「体育館でのダンス」と「アメリカ」でした。このシーンも、現在の四季の皆さん、凄く上手なのは上手なんです。なんだけど・・・。なぜか、夏に見た韓国版のほうが、このシーンはWSSらしかったし、舞台に引き込まれました。はっきりいって、韓国版、四季版よりもおそらく高い技術を要しない振付になっていましたし、いまいち洗練されてない振付でしたし、ダンサーの技術も四季の出演者よりは幾分(かなり、かも)劣っていたと思います。なんですけど、どういうわけか、この二つのシーンは韓国版のほうが光っていた。勢いと”熱さ”みたいなものがみなぎっていたからなのじゃないかと思います。逆に言えば、今回の四季のダンスに勢いと熱さが不足気味、と言えるように思います。昔見た四季のWSSの「体育館でのダンス」と「アメリカ」、凄く良かったんですよ。それこそ、勢いも熱さもあるし、技術もあったし・・・。もう一回見たい!!ビデオ発売して!!と言いたくなるような魅力があったんだけどなあ。


それから、人材不足がかなり深刻そうだなあ・・、と感じました。加藤敬二さんがベルナルド役なのは事前に知っていたので驚きませんでしたが、私が高校生の時に見たWSSに出演していた人が二人も出演していて仰天。青山弥生さん、17年前と同じ役で出演していた!まあ、ロザリア役はある意味顔の表情が隠れてしまう大きな眼鏡をかけているし、青山さん、小柄でかわいらしいし、声も老けてないから、それほど違和感なく見られたんですけども。澤村明仁さんがジェット団にいたのにも驚愕。17年前、確かベイビー・ジョン役で出演なさってましたよね?あれ、それとも遊佐さんがベイビー・ジョンだったか?記憶が定かじゃないけれど…。
WSSの場合、出演者にやはりある程度の”若さ”って必要だと思うんです。クラプキ役やシュランク役が17年前と同じでもさほど問題ないだろうが、ジェットやシャークのメンバーに17年前と同じ人がいては、やっぱりマズいでしょう・・。まあ、指導係みたいな役割をかねて、かつての出演者が登場しているのかもしれませんけども。でもなあ・・。

それから、今回は特に演技面でやや問題有りなんじゃないかと・・。そう悪くはないんです。でも、なんだか平板な印象でした。
どうしても、昔見た四季版や韓国版と比べてしまうんですが・・。
トニーとマリアが惹かれあう様子とか、なんかあんまり伝わってこなかったです。昔見た山口さん&保坂さん、確かこの点は結構ちゃんと表現できていたと記憶していますし、韓国版のユン・ヨンソクさん&ソニャさんは、まーそりゃもうその点は過剰なぐらい(笑)表現しておりました。あと、例えば、マリアが自分の兄を殺したトニーをまだ愛している、と歌うシーンでのアニタ、韓国版のユ・ナヨンさん、マリアが歌い上げている間も、表情や細かい動きでアニタの心理状態・変化みたいなものを表現して観客に伝えていましたし、確か紫垣裕子さんも同様だったように記憶しています。今回、団さんのアニタからはそのへんは見えてこなかった。前方席だったら、また印象が違うのかもしれないけれど・・。少なくとも1階の真ん中あたりの列から見た観客である私には見えてこなかった。
あと、ドラッグストアでジェットに襲われた後のシーンなども、韓国版のユ・ナヨンさんのアニタ、ショックと悔しさで涙を流しながらも、ぼろぼろになったプライドを必死でかき集めて、昂然と顔を上げ、かつ怒りが湧き上がってくるのを抑えながらも抑えきれず、あんなセリフを言い捨てて出て行くという感じの、アニタの心情が観客にダイレクトに伝わる、非常に良い芝居をしていたんですね。柴垣さんも、このシーン、確かかなり印象的だった記憶があります。今回、団さんはいまひとつ単調だったかな・・。(あ、決して、団さんがこのカンパニーのなかで演技が劣っていると言っているわけではありませんので。たまたま、これが私の印象に残っているシーンだっただけです。)
トニーがベルナルドを殺したんだ!とマリアにチノが告げるシーンのチノの演技なども、今回の四季版はなんだか、チノが怒っているんだかなんだかよくわからなかったなあ。

最近、もし私がシノプシスを知らず、日本語も理解しない観客だったら、この舞台をどう感じるか?と考えながら舞台を見るんですが、今回のWSSは、そういう観客だったら、登場人物の心情や、今どういうシーンなのか、などがわかりにくい舞台だっただろうなあ、と思いました。

キャストに関して。
トニーの鈴木涼太さん、声自体はなかなか良いのですが、Mariaなどの高音はちょっときつい様子。ちょっと声が端正すぎて、声質としてはあまりトニー向きじゃないような気もしました。
まあ、昔山口祐一郎さんのトニーを見て、今年の夏にユン・ヨンソクさんのトニーを見て、最近、とある国の若手の歌う、とんでもなく上手いMariaを聞いてしまったんで、ちょっと私がハードルを上げすぎているのかもしれませんね。
あと、意外と、若さが足りない感じ・・・・。プロフィール写真で見て想像したよりも、老けた印象のトニーだったなあ・・。衣装とヘアスタイルのせいかもしれませんけれども。昔見た山口祐一郎さん、今年見たユン・ヨンソクさん共に、おそらくトニーを演じた時の年齢は鈴木涼太さんより(かなり?)高いのではと思うんですけど、彼らのほうがいきいきしていて、若さがあったような・・。

リフの松島勇気さん、ダンス上手ですね。歌もなかなか良し。 少しラテンな感じもするルックスだし、どっちかというと、この人がベルナルドのほうが良いような気がしますが??  
ベルナルドの加藤敬二さん(笑)。いや、ダンスは上手なんですけどね。さすがにこの年齢のベルナルドはマズいでしょう・・。ただ、相手役の団こと葉さん演じるアニタが、あまり若そうに見えないアニタだったので、カップルのバランスはそれほど悪くなかったけれど。
マリアの笠松はるさん。きれいな声でかわいらしい雰囲気で、純朴なヒロインが似合いそうです。ただ、歌に表現力が不足していたかなあ。芝居も、いまひとつ観客にマリアの感情が伝わってこなかったのが残念。
チノの横山清崇さん、なんだか芝居がいまひとつで、悪い意味で印象的でした。ヒスパニックの不良に見えませ~ん。2幕の、トニーの無事ばかり確認しようとするマリアに対してキレるシーンの演技とか、嘘みたいに平板でした。あれれ??
アニタの団こと葉さん、ダンス上手ですね。「アメリカ」での団さん、かっこいいです。自然に視線が彼女に行きました。歌もなかなか上手。ただ、どっちかというと男気あるかっこよさのアニタという感じだなあ。個人的にはこういうタイプのかっこよさ、好きなんですけど、アニタの場合は、女!!という雰囲気のほうが良いのかもしれない。

という感じです。
ダンスも上手ですし、歌もきちんと歌っているのですが、なんだかWSSっぽくないという、奇妙な印象でした。あと、古めかしい感じ、一時代前の作品と言う印象が強かったですね。
日本版のsweeney toddを見たとき、このキャストでストレートプレイだったら満足度高かったかも、と思いましたが、今回のWSSは、このキャストでストレートプレイだったら、見られたもんじゃないだろうなあ、と思いました。キャスティング・演技にやや難あり、だと思います。

でも、全くの初見の観客なら、それほど不満を感じないのかな・・。

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by saffy114 | 2007-10-29 23:17 | Japanese Musicals | Comments(6)
ここで、「自分の回答のうち、ちょっと意外な部分が引用されていました」と書いたんですが、そのことについて追記。

アンケートに、「한국의 뮤지컬 팬문화가 일본과 다른 점이 있는지 궁금합니다.( 韓国の Musical ファン文化が 日本と違う点があるかどうか知りたい )」という項目があったんですね。
そこで、おおよそ
・一番の違いは「インターネット利用度」ではないか。
・作品の公式HPの「掲示板」は日本には無いシステムなので、興味深い。作品に対する賛辞だけでなく、批判や苦言も掲載されているところが面白い。
・俳優さんや作品のファンがインターネット上で集う「カフェ」というシステムも韓国独得のものだろう。制作会社が、公式HPと平行してCyworld,Daumなどに「Cafe」を設置するのも韓国独自のシステム。そこに、リハーサルや舞台写真だけでなく、ファンが撮影したと思われる楽屋口での俳優さんの写真が掲載されていたりするのも、日本では有り得ない状況。
・韓国のミュージカル制作者たちは、観客の意向・意見をある程度気にしているようだ。演出や配役変更の件などで、製作者がファンの批判・疑問に回答・説明を試みているのを見た。(それが、インターネット上で行われるのも、また興味深いというか、他の国では見られない現象だろう。)
チケットのキャンセルが可能な韓国市場特有の現象なのか?
・ミュージカルファンの年齢層が日本より韓国のほうが低い印象。日本は20代後半から30台前半ぐらいの女性がメインの年齢層で、その次に中・高年齢層の女性観客が多いと思うが、韓国は20代の観客が圧倒的に多い様子。
日本よりは、韓国のほうが客席の男性の比率が多い。
・ファン同士の交流も日本より盛んなようだ。韓国の劇場でファン同士が言葉を交わす光景をよく目にする。俳優さんのファンの「団体観賞」も日本ではあまりない。(宝塚なら、あるのかもしれないが・・)

というような回答をしました。

どちらかというと、韓国の場合はネットが大きな力をもつようだ、というところが私から見た韓国ミュージカル文化の特徴なんですけれど、そちらではなくて団体鑑賞(厳密に言うと『団体観覧』に該当する単語の省略形のようですが)の件のほうが引用されていましたね。(まあ、あの”단 관”は、かなりインパクトのある光景ではあります。)


また、「한국 뮤지컬의 매력( あなたにとっての韓国 Musical の魅力とは?)」という質問に対しては、おおよそ
・歌が下手な出演者に遭遇しない
・声量・歌唱力に優れた俳優が多い。特に、見事なbeltingができる俳優さんが多いのは魅力。
・オーソドックスな演出が多い(奇を衒らった演出が少ない)ので、演出上の「大失敗」も少ないように思う。
・出演者の熱意、気合みたいなものが、観客にも伝わる舞台が多い。

と回答しました。

先日、青山劇場での「Cabaret」を見ながら、自分のこの演出に関する回答を思い出していました。回答したときは、日生劇場のTommyの舞台を思い出しながら書いていたんですけど。

日本でもBWでもWEでもドイツでもオランダでも、歌が上手い出演者は当然存在しますが、韓国の特徴って、地声っぽい発声でかなり高音まで、しかも大ボリュームで出せる人がなんだかやたらにいることなんじゃないかと思います。なんで、そういう歌い方が好きな方は韓国ミュージカル、ハマりやすいと思います。ラウル・エスパルザの歌い方、特にRocky horrorのspace shipの歌い方や、Tabooでの歌い方とかが好きな人などは、自分好みの歌い方をする俳優さんが見つかりやすいでしょう。
逆に、いわゆる「バズーカ」があまり好きじゃない人は、あまりハマらないかもしれませんね。

あ、今日韓国LK千秋楽なので、ついでにもう一件。
前述の記事が掲載されたのと同じ号に、四季の韓国公演部門担当理事、という方のインタビュー記事があったんですが(後日ご紹介予定《気が向いたら》)、そのなかで「今は、日本と異なり、ウェブサイトを通しての広報が重要で、”カフェ”という固有の文化が存在することもしっかりと理解しました。」という言葉があったんですね。
う~ん、「今は(지금은)」って・・。これ、公演開幕前チケット発売前には理解してなきゃいけないことじゃないかと・・・。っていうか、あれだけ劇団内に韓国出身者がいるのに、知らなかったのか??何故だ??誰も教えてあげなかったの??
現地のスタッフや俳優さんたちはどう思っていたのかな?
あの公式HPや、チケットサイトでの掲載の仕方など、どう考えていたのかしら。

このネットの重要性が日本と比較にならんらしいという点は、私の場合だと2006年の2月ぐらいにはすでに理解できたから、関心を持ち始めて2ヶ月目にはすでに気づいていたということなんですよね。それぐらい特徴的なのになあ。
知っていて、あえてポリシーがあってやらないのかなあと思っていたんだけど、もしかして知らなかったのかしら。あらら。

무적というファンクラブがあるらしいけど、そういうのの存在もさりげなく、でも積極的に宣伝すりゃよかったのに。私、この記事を見るまで存在を知りませんでした・・。で、まだアドレスとかも知りません。まあ、どうせ入らないし、たぶんcyかdaumかでしょうから、入れないけれども。でも、私の目に自然に入るぐらいの宣伝は必要だったんじゃないかなあ。こういうファンサイトなどを通じて、autocrine的に熱心なファンやリピーターが増えるという面もありますよねえ。なんで、関心を少しでも持った観客をこういうファンサイトに誘導する努力も必要だったんじゃないかしら。
なんて思いました。

ほら、あんまり赤字になって、そのせいで国内の舞台で確実にある程度収益が見込めて新たに投資しなくていい作品ばっかり上演されると困るので・・。
by saffy114 | 2007-10-28 23:28 | Korean Musicals | Comments(3)

韓国LK,明日千秋楽ですね

本日、四季のWSSを見てきたんですが、感想は後日・・。

明日、韓国の「Lion King」が千秋楽ですね。で、こんな記事が出てました。そうですか、やはり損益分岐点を下回っちゃったんだ。9月のあの空席率じゃなあ・・・。
ドイツでもロングラン中で私の見た日は満席だったし、日本もまがりなりに(?)ロングラン中なのに、韓国はダメでしたね。

出だしは客入りも好調だったし、そんなに悪くない公演だったし、批評も好意的だったのに、なぜ集客できなかったんでしょうね。

四季、宣伝戦略もあまり上手くなかったんじゃないかなあ・・。
ネット上でもう少し舞台の映像などを紹介するとか、カフェ(←これ、韓国独特の制度ですが、かなり重要ですよね)などで、ちょっとだけ節を曲げて俳優さんにもう少しスポットを当てるとかすればよかったのにねえ。
作品の知名度を過信しすぎているんじゃないかな~、という感じでした。
by saffy114 | 2007-10-27 23:45 | Korean Musicals | Comments(0)
私、お隣の国のミュージカル雑誌の記事のネタになりました。
まあ、メールでのアンケートに日本語・韓国語併記で返答したら、それが記事中に引用されていた、というだけなんですけども。自分の回答のうち、ちょっと意外な部分が引用されていました。

外国の雑誌のネタになるなんて、なかなか無いことなので、記念に(?)自分のことが言及されている部分を中心に翻訳してみました。(他の部分は、皆さんそれぞれ事情があると思われますし、省略しますね!この記事自体がマズいようでしたら、お知らせ下さいませ。)

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『日本のミュージカルマニア 韓国ミュージカルを語る』

2004年と2005年、ミュージカルが大衆的影響力を本格的に発揮し始めたそのころ、韓国ミュージカルを代表するメガヒット作は「ジキルとハイド」と「ヘドウィグ」だった。二つの作品は成り立ち・性質が全く異なるが、一つにまとめて語ることができる幾つかの共通点が存在して、そのうちの一つが玄界灘を渡って来る、熱心な日本人観客たちが存在したということだった。

<韓流でなく、韓国ミュージカル>
~省略~

<’リンゴとオレンジ’のような韓日ミュージカル比較>
ドイツなどヨーロッパ大陸まで訪問して現地の作品を観劇している熱情的な(注:←笑)ミュージカルマニア▲さんの場合は、韓国ミュージカルの舞台で、日本に劣らず多様な作品が上演されていることを知ったために関心を持つようになった。「2005年の秋、韓国に観光で行った時、ミュージカル「ピピン」のポスターを見かけました。「ピピン」はブロードウェイでも日本でも公演があまり無い作品なので、韓国で見なければ、と考えました。その前に「RENT」の韓国版OSTを聞いて、この国のミュージカル水準は低くないのでは、と推測していたので、ためらいなく選択することができました。」彼女もまた、歌がこころもとない俳優がいない、ということが韓国ミュージカルの最も大きい魅力だ、と語った。演出家たちが伝統的な方式で劇を制作するので、過度の実験がなく、失敗する確率が低いこともまた、▲さんが韓国ミュージカルを好む理由だ。(注:←この部分は、私の回答を若干”意訳”なさったようです)
反面、他の日本人観客たちと同様に、韓国俳優たちの最大の弱点は”ダンス”だと追加した。ダンスは言語と関係なく正確にレベルを把握できる要素だという点で、特に耳を傾けることが出来る指摘である。
韓国特有のミュージカル文化も、彼女が興味を惹かれる点だ。「日本と違い、公演の前後に劇場で観客たちが集まって、言葉を交わす場面をしばしば見ました。一方、日本では、宝塚などを除けば、”단 관”(注:おおよそ「団体鑑賞」の略の「団・鑑」というような単語です)文化というものはありません。(←注:韓国の場合、出演俳優のファンたちが、団体でまとまって客席の1画《えてしてわりと良席》を占めていることがしばしばあります。日本の場合、特定の日に俳優さんのファンが大集合して客席の1画を占める、という風景は私は見たことがないし、ファンクラブで販売した席がある場合でも、一箇所に固めずにある程度ばらばらにしているように見えるので、こう答えました。)日本のミュージカル観客は、大部分20代後半以降の女性なので、韓国は年齢層が低く、男性観客の比率も相対的に高いようですね。制作者が観客の声に直ちに反応する点も印象的でした。」
▲さんは辞書の助けを借りて「The Musical」の記事を翻訳することが可能な程度の韓国語を学習しているので、海外ライセンス作品の韓国版と日本版の翻訳がどのように異なるか比較してみる楽しみも享受している。
舞台上での気迫、情熱が観客へあますところなく伝わる公演、まあ悪くないようだという程度ではなく、完全に圧倒されるような公演を見せることができる点が、彼女らが語る韓国ミュージカルの固有の魅力だ。日本のミュージカルファンたちは、韓国には20・30代の若い俳優たちの中にも実力とカリスマが備わっているスターたちが溢れていることを特にうらやましがる。日本ミュージカル界の看板スターたちは40・50代の俳優で、年齢層が下がるほど良い俳優を探してみることが難しいとのことだ。しかし、これは韓国ミュージカル界の弱点でもある。ブロードウェイはもちろん、日本に比較してもミュージカルの歴史が顕著に短いので、重厚感を持つ中堅俳優が不足していることだ。短い時間に急成長した韓国ミュージカル界の若い俳優たちには覇気とエネルギーが溢れているが、厳格な訓練課程を持つ日本の俳優たちは節制された様式美を持っている。

「地下鉄一号線」は90年代後半から、すでに日本人観客のために字幕を使用していた。「ナンタ」「ジャンプ」のようなノン・バーバル・パフォーマンスが韓国を訪れた外国人韓国客たちの必須コースになって久しい。しかしながら、「ミュージカル」を見る為に韓国を訪ねる彼らは、明らかに今までとは違う形の「外国人観客」である。ブロードウェイとウエストエンドを除外すれば、世界のどこもミュージカルの辺境の地ではあるが、日本は長い間、その辺境の中心であった。そのため、韓国ミュージカルに対する日本の観客の関心と賛辞は、韓流の思いがけない所得、新しい市場開拓の根拠程度に思われた。物腰が柔らかくて礼儀正しいが、自分が愛する一つのことに対して恐ろしいほどに深く入りこみ、努力を重ねることが日本人たちの外柔内剛(←注:この部分、よくわからず。原文は”외유내강”)だと言う。
いつのまにか、気勢が失われた「韓流」を信じて安易な企画で対処することが出来る彼らではないという意味だ。玄界灘を越えてきた、または我々が玄界灘を越えて行って出会った彼らは、「他人の視線」を通して韓国ミュージカルの現在を顧みさせてくれる大事な客だということを心に留めておかねばならない。
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いつものことですが、ちゃんと韓国語を習ったことがない人間の翻訳ですので、間違っている部分もかなりあると思います。

この記事中に「2005年の秋に韓国へ観光で・・」と書いてありますが、このときは、突然二日半の休みがとれることになって、香港に行こうとしたんですが、飛行機が満席でダメだったんですよねえ・・。で、他に二日半で行けるところなんて韓国ぐらいしか思いつかなかったので、ソウルにでも行ってみるかあ、という感じでソウルに行ったんです。
当時は、韓国語なんて「アンニョンなんとか」が「こんにちは」という意味らしい、ということ、電話で「よぼせよ」というらしいこと、文章をつなぐときに「~ニッカ~」と言うらしいこと、ぐらいしか知りませんでしたし、ハングルなんて難しそうでこんな文字絶対読めないや~、なんて思っていましたので、まさか2年後に自分が韓国の雑誌を読んでいるなんて、想像もしませんでした。
人生いろいろあるもんです。
by saffy114 | 2007-10-26 21:57 | Korean Musicals | Comments(10)

Hairspray (映画版 )

映画版「ヘアスプレー」。
映画版もなかなか良いのですが、舞台版のほうが私は好きだなあ。映画版、ちょっと毒気が抜けた、というか、教育テレビテイストが加味された感じ、というか…。
ラストのYou can’t stop the beatがおとなしめで、舞台版のようなキャンプな感じというか、独特の派手さがないのが残念。映画版のこのシーンのトレイシーの衣装やヘアスタイル、どうせなら舞台版のようにビッグ・ヘアのままで、ド派手なドレスで登場して欲しかった。流行に敏感でおしゃれなトレイシーだから、次のファッションの流れを先取りして、ストレートロングにマリークワント風のドレス、ということで映画版はあのようにしたのかな、とは思いますが・・・。オリジナルのリッキー・レイク主演の映画で、トレイシーがアイロン(ヘアアイロンではなく、ただのアイロン)で髪をストレートにしているシーンがあった記憶もあるし。でも、ここはやっぱりヘアスプレー大量使用のヘアスタイルで登場して欲しかった。
Tracy Turnblad役のNikki Blonsky、とても可愛らしいですね。歌は妥当に上手、という感じかな。
個人的には、出演者の中ではSeaweed役のElijah Kelleyが印象的でした。素敵~(笑)。
そうそう、ダンス、アフリカ系の出演者のダンスの場面は良かった。が、それ以外の部分のダンス、インパクトが少なかったな~。
舞台版のwelcome to the 60'sなどで登場するアフリカ系の女性3人組が好きなんですが、映画版、舞台版そのままの使い方ではありませんでしたが、この3人組は一応登場してくれたのは嬉しかった。
トラボルタは・・・、なんか、意外と普通だった(笑)。エドナには、やはり最後にバ~ン!と華麗に登場して欲しかったなあ。華麗な衣装でね。
Velma役のMichelle Pfeiffer、良かった。なかなか良い悪役ぶりですね。デボラ・ハリーのベルマも好きなんですけど、Michelle Pfeifferのベルマのほうが意地悪そうに見えるかも。

タレントエージェント役で、Ricki Lakeと作詞作曲コンビがカメオ出演していたみたいですね。
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by saffy114 | 2007-10-25 22:36 | 映画 | Comments(2)

おめでとう。

류정한さん、韓国ミュージカル大賞主演男優賞を獲得したそうで。おめでとうございます(拍手)。”Thrill me”でのノミネートだったようです。
”Thrill me”って、役者さんの演技・歌(演出も、だな)によっては冴えない舞台にもなり得る危険性もある作品だと思うんですよね。それを、あれだけ観客をひきつける魅力のある舞台に作り上げた、という点で、ジョンハンさんをはじめ出演者の皆さん、とても良くやったと言えると思います。Sweeney Toddも頑張っていたし、これは是非ジョンハンさんに賞をあげて欲しいところだなあ、外国人観客としては、と思っていたんで、嬉しいニュース。あ、それから、肩、お大事に~。

主演女優賞の김선영さんも、おめでとうございます。こちらはEVITAでのノミネートですね。確かに、EVITAでの彼女の歌は圧巻だった。この人、芝居も着実に向上していますよね。ジキルとハイド、ミス・サイゴンのときは、歌、とても上手いんだけど、ちょっと演歌っぽく、こぶしが回っちゃうような歌い方の部分がところどころあって気になったんですが、EVITA、La Machaはそういう歌い方の癖が全く出ていなくて、とても良かったし、芝居も良かった。

ところで、審査員さんたちが、どの作品・誰に投票したか公表しちゃうんですね。面白いな。

演出賞、 김달중さんがspitfire grillでの受賞ですね。これもおめでとう。あ、이혜경さんの助演女優賞もおめでとう。彼女もspitfire grillでの受賞ですね。
私は김달중さんの演出は相性が良いようで、Thrill me,spitfire grill,今シーズンのHedwigの演出は気に入りました。この方、至極真っ当な演出をなさっているように見えるんですよね。なんていうのかな、オリジナルテキストに正面からぶつかって取り組んで、小技に逃げない、奇をてらわない、というか。
by saffy114 | 2007-10-24 22:26 | Korean Musicals | Comments(4)
さっき、ticketlinkのHPを見たら、 [뉴스] <사랑은 비를 타고> 내년 7월, 일본 진출という文字が目に飛び込んできた。「ニュース:<愛は雨に乗って>来年7月 日本進出」だそうですよ。22日付けのニュースのようです。

「12年間愛されているミュージカル<愛は雨に乗って>が2008年 7月 25日、日本の制作会社、東宝のライセンス製作で日本の舞台に登場する。韓国国内公演チームが海外の舞台に登場したり(注:「地下鉄1号線」「ジキルとハイド」「ラマンチャの男」などのことか)、公演を改変して使用するように版権を販売した場合はあったが(注:最近上演された「ラムネ(韓国版は「タルコナ」)」のことか?)、韓国ミュージカルを日本語でそのまま翻案して公演するケースは今回が初めてである。この契約で、東宝は2011年 5月 1日まで、日本で日本語になったミュージカル<愛は雨に乗って>の製作,公演及び広報の独占権を得る。
東宝のライセンス製作で上演される<愛は雨に乗って>は、原作から大きく逸脱しない範囲で一部場面を日本情緒に合うように脚色する予定である。
また公演の広報には原作者の名前を表記し,日本公演のプログラムにも 2ページにわたってソウル公演を紹介するように規定した。(株)エム・ミュージカルカンパニーは “今度の契約で日本で上演される公演及びそれに関する収益金に対するロイヤルティの支払いを受けることになった”、“最近、企画段階から海外進出を考慮しているミュージカル界の雰囲気を精一杯鼓舞させることが予想される”と発表した。」

だそうです。

へえ。東宝が韓国のオリジナルミュージカルを上演するんだ。
この作品、おおまかなストーリーしか知りませんが、なるほど、東宝のキャッチコピー(「これぞ兄弟愛!」とか、ベタなやつ)が似合う系統と言えるのかも。まあ、実際の舞台を見ていないので、よくわからんが。
韓国のミュージカルで活躍している若手のスター俳優さんたちの経歴に、よくこの演目の名前が登場していますよね。小劇場系の作品らしいけど、東宝、どの劇場で上演するんだ?シアタークリエあたりか??


by saffy114 | 2007-10-24 01:05 | Japanese Musicals | Comments(7)

恐るべし、宝塚

「蜘蛛女のキス」の東京公演、行きたかったのに、チケットが取れませんでした。先日、ぴあのモアチャンスに申し込みましたが、ハズレ。あああ。大阪公演の、一番安い席のチケットを一枚確保できたので、仕方ないから大阪まで行って来る予定。
大阪。遠いな~。
東京公演のチケット、入手できないものか・・。

しかし、このチケットの入手困難状況は、公演期間の短さゆえだけでなく、宝塚効果があるような気がしますが、どうなんでしょうか??


「蜘蛛女のキス」で思い出した。
「Ugly Betty」、基本的にくだらないけれど面白いですね。バネッサ・ウィリアムズのみごとな悪役ぶりがステキです。バネッサ・ウィリアムズ、初めてBWに行った時、kiss of the spider womanのspider woman役で舞台を見ました。すっごく綺麗だったなあ。歌も上手いし・・。
by saffy114 | 2007-10-23 21:54 | Japanese Musicals | Comments(6)