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ミュージカル(国内、ブロードウェイ、ロンドン、)海外ドラマ、映画について。最近、韓国ミュージカルにも目覚めました。


by saffy114
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カテゴリ:海外 ストレートプレイ( 33 )

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主演俳優さん、台詞は膨大だし動きは多いし、小道具の出し入れも多いし色々組み立てたりもあるし、大変だなあ。
斬新な演出で、とても面白かった!
ワンちゃん可愛いー。
by saffy114 | 2013-07-31 22:50 | 海外 ストレートプレイ | Comments(0)
あ、韓国版のキサラギで一番印象的だった役者さんだ。
そうそう、김원해さんね。

「一体どうして僕をインタビューなさるんですか?」という切り出し方も面白いんですが、"최근에는 마트에서 쌀 판매원으로 일했었어요. "という部分は事実なんでしょうか・・。続いてお話なさっている内容からすると本当なのかなと思いますが・・・。
この人、やりたい舞台だけ出てもバイトしないでもいい程度には売れてもよさそうだと思うんだけどな~。
以前やってた舞台の一回分のギャラとお米販売員として時給の額が一緒ってことなんですかね?人生は厳しいな。
by saffy114 | 2011-08-31 23:58 | 海外 ストレートプレイ | Comments(0)
by saffy114 | 2011-08-08 22:51 | 海外 ストレートプレイ | Comments(2)
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「키사라기 미키짱(キサラギ)」。
ソウルの컬처스페이스 엔유(カルチャースペースNU) にて、7月17日15時からの公演を見ました。

キャスト
이에모토(イエモト):김남진(キム・ナムジン)
키무라 타쿠아(キムラタクヤ):김원해(キム・ウォンヘ)
스네이크(スネーク):김민규 (キム・ミンギュ)
야스오(ヤスオ):윤상호 (ユン・サンホ)
딸기소녀(苺少女):염동헌(ヨム・ドンホン)

演出:이해제

日本のストレートプレイ「キサラギ」の韓国版です。韓国版の題名は「キサラギ ミキちゃん」となっております。特に舞台や登場人物を韓国に翻案することなく、役名は日本名のままでした。但し、キムラタクヤは日本版ではオダユウジという役名、딸기소녀の日本版の役名は「苺娘」だったようです。

キャストはダブルキャストで、「キサラギ」チームと「ミキ」チームの2グループに分けて、面子を固定して上演されています。私が見たのは、「キサラギ」チームでした。
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この作品、映画版も日本の舞台も見ておらず、ネットで映画版のHPに掲載されていたあらすじと宣伝画像をだけを見た状態で見に行きました。あ、シアターガイドに出ていた韓国版の劇評も読んでいました。
この日のジキハイのマチネがグァンホ君ご出演予定だったので、ジキハイを見ようかなと思っていたのですが、このシアターガイドの劇評を見てむくむくと日本のストプレの韓国版を見てみたいな~という気持ちが湧き上がってきてしまい(笑)、こっちを選択してしまいました。以前見た「君となら」の韓国版がなかなか面白かったもので、今度はどうかな~、と。

で、面白かったです。聞き取れない部分も多かったので、内容を誤解している可能性も大きいですけども(笑)。たぶん、ある程度は内容を把握出来ているんじゃないかと思っていますが、いずれ日本版の映画を見て確かめねば。テレビ放映してくれないかな・・。
一番印象に残ったのは、最後のヲタ芸風ダンスを、なんだかすごい気合いでというか勢いで踊っていたキムラタクヤ役の김원해さん(笑)。ちょっと日本の小劇場系の役者さんと芸風が似てるような・・。
それから、イエモト役の김남진さん、こりゃあたぶんショーモデルやってるかやってた人じゃないのかなあと思ったのですが、正解だったようです。なんていうか、上背があって二枚目で・・・という役者さんもたくさんいるけれど、そういう人たちとまた違う独特の雰囲気というか動き方、体型ですね。
カッコいいといえばかっこいいのだけれども、他の役者さんたちと雰囲気が極端に違うので、やや浮いた感じもありました。一生懸命演じている感じで、好感は持ちましたが・・。
ときにスタイルが良すぎるのも弱点になるのか~と、ちょっと面白かったです。まあ、でも、持って生まれたものだから仕方ないですよね(笑)。

最後に披露するヲタ芸というかヲタ芸風ダンスが、なんとなく日本のヲタ芸と似ているけど何かが違うような・・・。とは言っても、私はテレビだったかネットの動画だったかでしかヲタ芸は見たことはないので、断言はできませんけども。この韓国版のヲタ芸は、たぶん上手く踊りすぎているのかな?動きに勢いが有りすぎるというか、キレが良すぎるというか・・。
まあ、でも、韓国版のヲタ芸も面白かったです。特に김원해さん(笑)。イエモト役の김남진さんが、若干テレ気味なような気配でちょっと動きが他の人より控えめ気味だったので、ここでこの2枚目の人が김원해さん並みかそれ以上に踊り狂っていたらもっとウケるんではないかのう・・・とちょっと思いました(笑)。

~続く~
by saffy114 | 2011-08-02 23:07 | 海外 ストレートプレイ | Comments(2)
키사라기 미키짱を見た時に気になった単語。
あるキャラクターとそのお父さんが同じ業種で、お父さんがその業種のエラい人だと判明したら、そのキャラクターに向かい、ほかのキャラがナッカソン?ナッカサン?というような感じに聞こえる単語をしつこく揶揄する感じで発言していた。発言しているキャラの身振りと音から考えると落下傘のことかなあ??と思ったんだが、辞書を見たら落下傘は낙하산と書くようなので、当たりかなあ??どうなんだろう。コネ入社め!みたいなニュアンスなのかな~と推測したのですが・・。
by saffy114 | 2011-07-23 00:05 | 海外 ストレートプレイ | Comments(2)

たぶん…

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おおまかには理解できたような気がする。細かい部分は把握出来なかったけども。結構笑えた。
でも、ヲタ芸って、あんな感じだったっけ?韓国風のアレンジをしたのかな?
by saffy114 | 2011-07-18 07:06 | 海外 ストレートプレイ | Comments(2)

結局予習できなかった

明日見る演目、予習して挑もうと思ったのに、全くしていない・・・。内容どのくらい理解できるかな(笑)。
by saffy114 | 2011-07-16 22:12 | 海外 ストレートプレイ | Comments(0)

미드썸머(Midsummer )

「미드썸머<Midsummer (a play with songs) >」。
5月3日、ソウルの 예술의전당 자유소극장にて、20時からの公演を見ました。

キャストは
Helena: 예지원(イェ・ジウォン)
Bob: 서범석(ソ・ボムソク)

演出:양정웅
作:David Greig
作曲:Gordon Maclntyre

2009年のEdinburgh Festivalで好評だった作品の韓国語版です。英語版のタイトルにa play with songsとある通り、いわゆる「音楽劇」というスタイルというのでしょうか、ところどころでキャストが歌っていました。

ググったら、英語版のシノプシスについて書かれているサイトがいくつかあったので、それだけは把握した状態で見ました。
こんな内容です。
It's Midsummer's weekend in Edinburgh. It's raining. Two thirtysomethings are sitting in a New Town bar waiting for something to turn up. He's a failing car salesman on the fringes of the city's underworld and she's a high-powered divorce lawyer with a taste for other people's husbands. She's out of his league and he's not her type at all.

They absolutely should not sleep together. Ever. Ever... Which is why they do.

キャストは二人だけで、二人共に数役兼任して演じていました。あ、ボムソクさんのほうはボブ役以外はヘレナの甥っ子の役だけだったかな?ちょっと記憶が曖昧です。지원さんはボブの属する「組織」の上役だかボスだか(「형」と呼ばれていたなあ)とボブの息子役を兼任していました。

で、上記の内容は把握して見たので、おおまかな流れは理解出来た・・と思うのですが、聞き取れない部分が非常に多く、理解できない部分も多かったです。
この劇、役者さんが二人共ナレーターというか進行役を兼ねるような作りで、登場人物の行動や心情を言葉で解説する場面が多いです。一方(女性)が演じているときに他方(男性)が説明、で、また時間を巻き戻して、男性が演じる傍ら女性が説明、なんていう場面があるなど、時間軸もひたすら順行というわけではなく、過去の場面に飛んているらしい場面があったり、同じ場面を違う視点でもう一回・・という感じの場面もあるので、ネイティブではない観客にはツラかったです(笑)。役者さんが、その場面の曜日と時刻を叫んでからシーンが展開するのですが、あ、曜日と時間を言ってる~というのはわかるのですが、一瞬でそれが何時と言ってるのか把握するのが難しかった。

ですが、わからないなりに結構面白かったです。お客さんを笑わせるというか飽きさせないようにする演出がいろいろ施されていたからでしょう。その一環で、俳優さんが客席のほうにやってきてお客さんに質問を読み上げさせたり、客に水を噴きかけたり(Hedwigのあの場面みたいな感じで)話しかけたりする場面がありました。特に前方のほうの席の方々は油断なりませんね。「お酒が好きそうに見えるお客さんがいますね。」なんて言って話しかけられていた方や、前半のほうの歌の場面で、「(二日酔いでボロボロの)僕の様子を女性に例えると・・・まさに君!」というような内容の歌詞の場面で、歌っている役者さんに「君」というところでじいっと見られていた前方席の女性客などがいらっしゃいました。お金も配ってましたよ。ホンモノだったのかしら?タクシーの運転手に見立てられて、ボムソクさんに座られて「運転しろ!」と言われてたお客さんもいました。運転してくれなかったようですが(笑)。

内容的には、ダメダメ系の30代の男女が偶然の出会いを通じて、もうフィギュアスケートを始めるとかそういうことには遅すぎる30代の今からでも「変化は可能」ということに気付く・・的なものだったんだと思います。
ヘレナが車を止めている駐車場の電光掲示板に「change is possible」という一文が光っていて、おつりがあるよという表面上の意味と変化は可能だという啓示っぽい意味合いとがかけてあったようですし、最後、ボブは若いころやってみたかった街角で歌を歌う・・を実行すべく旅に出てヘレナは休暇をとって旅行に同行・・という展開だったので、おそらくそういう内容だったのだろう・・と。

わたくしは以下のような話だと思ったのですが、どうだったのでしょうか・・。
不倫中の彼氏との約束をドタキャンされた弁護士のヘレナが、バーで「罪と罰」を読書中のボブに声をかけて、今夜一晩一緒に私の部屋で過ごさないか?と持ちかけ、ボブは了承。ボブは、車の窃盗にかかわる仕事をやっている様子。翌朝、二人は別れて、ヘレナは姉の結婚式(お相手とはネットで知り合ったらしい)に出るが、二日酔いで外で吐いちゃった。それをカメラ小僧な甥っ子が見つけて写真を撮ろうとしたりと困らせる。ボブは、仕事関連の金を銀行に届けるの為に町を走るが、銀行の終業までに間に合わず入金出来なかったらしい。
ヘレナとボブは雨宿りかなにかで聖堂らしき場所でまた鉢合わせして、どうやら一緒に豪遊することで意気投合したようで、高いワインを買ったり金を通行人にばらまいたり、ギターを買ったり、SMクラブに行ったりした模様。
そうそう、このクラブの場面で、日本人男性の縄師が緊▲を実演しているという設定だったようで、で、ヘレナとボブも縛られちゃうのですが、しばらく解いてくれる人が見つからず、二人が必死で「日本の人!日本の人!」と叫ぶ・・・という場面があり、このとき예지원さんが「ワリバシ!!」と叫んでました。なぜ割り箸??英語版でも同じ設定だったんですかねえ?へんなものが有名なんだなあ・・。
このとき、ヘレナが妊娠してるかも・・と嘆いてましたが、後の場面で違っていたのが判明。
経緯が私にはいまいち理解できなかったのですが、まあ何かのいきさつでボブが組織の上役を殴ったら、うちどころが悪くて上役が死んじゃった・・・ようです。
最後、ボブは若い頃の夢だった「ストリートミュージシャン」をやるべく買ったギターを持って旅に出ようとして、そこに休暇をとったヘレナがやってきて一緒に旅立つ・・・
という展開だったと私は信じています(笑)。


서범석さん、いい声ですねえ。以前見た「モーツァルト!」の悩めるお父さん役が印象に残っているのですが、今回はダメ男系の役で全然印象が違う役柄。QueenのI want to break freeを数フレーズだけ歌う場面があったのですが、上手かった。お、ロック系もなんとかなる人なんだ、意外だなと思ったんですが、そういえば私が初めて서범석さんの歌を聞いた時のことを思い出して、あ、そうか、そうだったよなと納得。
ヘレナの甥っ子の役も兼任してらしたのですが、その子供を演じる場面がかわいらしくて面白かったです。ヘレナは結婚式のときに外で二日酔いのせいで吐いちゃったらしいのですが、甥っ子がそれを見つけて写真を撮ろうとしたり、とヘレナを困らせます。わ~んと泣きだして、おばちゃんが叩いた~、おばちゃんがインターネットで知り合った結婚なんて続かんわと言ってた~みたいなことをチクる、厄介な甥っ子の役だったようです。

예지원さんは、かなり上手く歌えている部分と、ちょっと不安定な部分が混在。ミュージカルにはちょっときついだろうけど、こういう「音楽劇」程度なら許容範囲、という感じでしょうか。劇の中盤、走る場面が多くなってきたら、衣装の靴がヒールからスニーカーに変わっていたのが面白かった。でも、これ、いいアイデアですよね。ちょっと役柄の雰囲気とこの女優さんの持ち味が合ってはいないような・・という気もしましたが、笑いをとる系の芝居が上手くて、なかなか良かったと思います。すらっとスタイルが良いのが印象的でした。

終演後にトークショーがあって、演出家さんとキャスト二人が観客の質問に答える形で進行していましたが、その際の예지원さんの言ってることが面白かった。確か、英語版ではヘレナ役は露出度が高く、ベッドシーンではTバック姿になるので、私もこの場面をやるのか!?痩せたほうがいいか?でも、もうこの年だし似合わないんじゃ?と思ったが、韓国版の演出は露出度を抑制したものになって安心した、みたいなことを言ってたような気配でした。この女優さん、な~んとなく不思議な雰囲気というか独特だなあと思っていたら、演出家さんだか俳優さんだか観客の質問だかで「四次元」という言葉をこの人に向かって使っていました。たしか、日本語の「天然さん」と同義語らしいですよね?ああなるほど、と納得。
ですが、このトークショーはなんとなく役者さんより演出家さんが目立っていたような・・・。最近ご結婚なさっただか、じきにするだかだそうで、その旨司会者から紹介されながら登場。で、この演出家さんの熱心なファンらしき観客が質問なさって、演出家さんがかなり嬉しそうでいらっしゃったのが印象的でした。過去の演出作をたくさんご覧になったお客さんだったようで、過去の演出作の演出の傾向を踏まえたうえでの質問をなさっていたようです。
by saffy114 | 2011-06-01 22:58 | 海外 ストレートプレイ | Comments(2)

디너 (Dinner with Friends)

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「디너(ディナー)」。
5月4日、ソウルのThe STAGEにて20時からの公演を見ました。
Donald Margulies 作"Dinner with Friends”の韓国語上演です。

キャストは
Gabe 정승길(チョン・スンギル)
Karen 우현주(ウ・ヒョンジュ)
Tom 이석준(イ・ソクジュン)
Beth 정수영(チョン・スヨン)


GabeとKaren、TomとBethの二組の夫婦の話。もともとKarenとBeth、GabeとTomが友人同士で、GabeとKaren夫妻がそれぞれの友人であるTomとBethを別荘に招待して引き合わせたのがきっかけでTomとBethも結婚、その後、10数年家族ぐるみで親しくつきあってきたが、ある日GabeとKarenの家のディナーに出張へ行くTomは来られずBethだけがやってくるが、どうもうわの空。そして、夕食の途中で、Bethが突然泣きだし、Tomに新しい女性ができて彼が出て行くことになり離婚すると話し、GabeとKarenは驚き・・・という感じで始まるストーリーです。
Bethは帰宅しますが、大雪でフライトがキャンセルされたTomも帰宅、べスがカレン夫婦に自分たちの離婚を話したことを知ってトムはべスを「俺にとっても二人は友達なのに!俺の立場が悪くなる!」と責めます。で、なんとトムは夜中にカレン夫婦の家に出向き、自分の立場から離婚に至る経緯を説明します。もう何年もべスとの生活が息苦しくて、ゆっくりと死んで行くようだった、と。カレンとゲイブは、いい夫婦と思っていた友人夫婦の内実と破局にショックを受けます。
2幕、過去にさかのぼり、新婚のGabeとKaren夫婦の別荘にそれぞれの友人のBeth、Tomが訪れて出会い、知り合う過程が展開。
3幕は、衝撃の夕食からしばらく経過したころ、すでに離婚成立したべスがカレン夫婦の家に夕食に訪れていて、新しい男性に出会って付き合い始めた、結婚する予定、と話す。カレンは驚き、早すぎるんじゃ・・・と忠告するが、べスは「あなたは私が幸せになるのを望んでない。自分が完璧な優等生、わたしがダメな子、という状態でいるのを望んでいるよ。」と反撃。カレンは大ショック。ゲイブは、出張に行くトムと駅で会って話す。その際、べスの彼氏は、実は昔、べスとトムが結婚して間もないころに短期間べスが関係を持ったことがある自分の知り合いだ、と聞かされて驚く。また、トムが「実は家族サービスとか、苦痛だった。全然やりたくなかったのに、本心をおしころして努めていたんだ。」というような告白をして、ゲイブはショックを受け、自分が友達だと思っていたトムとこの目の前のトムは同一人物なのか??と信じられん気持ちに。
ゲイブは帰宅し、GabeとKarenはその一件や自分たちに起きつつある加齢による変化につき寝室で語り合う・・・・
というような話でした。

英語版のシナリオで読んでから見たので、話の内容は知っている状態で見ました。
で、英語版のシナリオを読んで私が持ったイメージとだいぶ違うなあという演出がところどころにありました。석준さん演じるトムの雰囲気がイメージとちょっと違ったな。もう少し、冒頭の場面とMartha's Vineyard の場面では、トムがややダサめというか野暮ったい、ぱっとしない感じのほうが、最後にGabeとTomが駅で会う場面でのトムの変貌がきわだつような気がしました。

そうそう、このGabeとTomが駅で会う場面の演出というか芝居もなんとなくイメージが違った。英語版シナリオだと、今後この二人はなんとなくだんだん疎遠になりそうだ~という印象だったのですが、この韓国版だとあまりそういう印象がなかった。Tomがそんなにそれまでの場面と比べて雰囲気が変わっていない感じだったのと、ゲイブがそのトムの変化に違和感を感じているっぽさがあまり濃くでていなかったからかなあ。
この場面の最後のほう、センチメンタルなBGMが流れる中、ゲイブが「あの僕の『彼女』が今や更年期に苦しんでるなんて・・・。信じられるか?」としみじみ語る演出になっていたのですが、このセンチメンタルなBGMはかえってないほうがいいような気がしました。ゲイブのこのセリフのあたり、この演目のポイントなんだろうとは思うんで、強調したくなるのもわかりますが、かえって音楽が無いほうはシーンが生きるような・・・。정승길さん、けっこう上手く演じていらっしゃいますし。

最後のほうのGabeとTomが駅で会う場面と、GabeとKarenが寝室で語り合う場面、英語版を読んだ際の印象よりも、穏やかというか角が取れた優しい印象になっていたように思います。英語版だと、ああトムとゲイブは今後疎遠になりそうだな~という印象だし、最後のGabeとKarenの寝室でのやりとりも、加齢による自分・相手との関係の変化への不安感が英語版はより強く深刻めに漂う感じだったのが、韓国版だとトムとゲイブはそれなりに連絡ぐらいはとりあいそうな印象だし、GabeとKarenの不安もそう深刻じゃなさげな印象になっていた気がします。

個人的には、Martha's Vineyard の場面でのGabeとKarenのペアルックにのけぞりました。
あと、最後の場面のBGMが、懐かしのドラマ「Twin peaks」のテーマ曲だったのですが・・。これはちょっとこの場面には合わないのでは?有名な曲だし、どうしてもドラマの内容や作風が曲のイメージとして結びつきますので、この曲が流れちゃうと、実はこの夫婦にもとんでもない秘密や奇癖があった!なんて話が続くのかな、この後、奇人変人てんこもりの小さな田舎町の話が展開するのかなあ、FBI来るのかな~、なんて思ってしまいます・・。
音楽を担当した方がお若い方で、ドラマの内容を知らなかったのかなあ~、なんて思いましたが、どうなんでしょう。


まあ、でも、全体的には満足できる出来でした。はたして、親しい間柄であっても、他人を本当に理解するなんてことはできているのだろうか、しているつもりでしていないのかもしれんな、人間関係は時間の経過とともにうつろうものなんだのう~、とちょっとしみじみというか、心に波紋を広げてしまう可能性がある作品なので、カップル向きの作品ではないかも(←デートで来たのかな的なお客さんもけっこういらしたので)!?
by saffy114 | 2011-05-25 00:37 | 海外 ストレートプレイ | Comments(2)
長女役の윤정선ユン・ジョンソンさん。かわいらしい美人でしたが、お笑い演技も上手いですね。ケニーの息子さんと二人きりにされそうになったときに、口を動かさず腹話術風のへんてこな話し方で「私一人置いていかないで~!」と必死に父と次女に訴える場面とか、ケニーの息子さんが小磯・母をケニーさんの彼女だと誤解した状態なのをケニーさんに悟られぬように努力する場面などが面白かった。あと、小磯・母にケニーさんが家に来ていることを知られないよう、母が居間に入って来た瞬間、床屋のエプロンをつけた状態で居間にいたケニーさんのエプロンをさっとはねあげてケニーさんの顔を覆って隠してしまう場面などの間も良くて面白かったです。

床屋の従業員(わだ はじめ)役の이현응イ・ヒョンウンさん。
不思議な雰囲気を醸し出していて、面白かったです。
前半は、ずいぶんとうやうやしい物腰なのと、すっと音もなく襖が開いて登場するさまが独特の不思議な雰囲気を醸し出していました。特に、服装を旦那や娘らにけなされた小磯・母が激怒しながら襖をあけて退場すると同時に反対の襖がす~っと音もなく・かつ素早く開いて和田さんが登場・・・という場面が観客にウケてました。
中盤以降、ケニーさんの息子さんを長女の彼氏と誤解した和田さんは、登場すると時々黙ったまま、じと~~~~っと、怖い目つきでケニーさんの息子さんを睨みつけていたのですが、その表情が笑えた。ビールをあおりつつヘッドホンをつけて下を向いて座っている場面や、部屋の隅に走り込んで、隅に向かって正座で座ってどよ~んとしている場面なども面白かった。

彼氏の息子(きむら げんや)役の유재동ユ・ジェドンさん、誰かに似てるように思ったのですが・・。誰なんだか思い出せません(笑)。日本のお笑い系のタレントさんなどの誰かと見た目が似てると感じたんだと思うんですが・・。このキャラクター、ポケベルを持っていて、さかんにポケベルが鳴るんです。で、そのたびに小磯家の電話を借りるのですが、借りるたびにきちんと10円を渡します。その際に、「こういうことは、きちんとしておかなければ・・。」みたいなことを言いながら、10円玉を置くのですが、そのときの유재동さんの身振りがですね、あ、韓国だ~!という感じでした。スーツの前身ごろを片手で抑えながら?硬貨をおくほうの腕に反対の手を添えながら?という感じで10円玉を置く動作をなさるんですね。役者さんや演出の方は特に意識なさってないのだろうなと思いますが、なるほど~、例えば日本で英語圏の作品の日本語版を見た英語圏の人とか、日本で日本版の「サ・ビ・タ」を見た韓国の人なども、こういう「ん!?どこの話??」という瞬間、けっこうあったりするんだろうな~と、おもしろく感じました。

次女役の손수정ソン・スジョンさん。この次女が、姉の為というか、その場を平和にやり過ごす為に、苦し紛れに繰り出す場当たり的な嘘というか虚偽の設定のおかげで、どんどんとんでもない展開になっていくわけですが、その嘘をひねり出した後の「あ~・・・・。」という感じの表情とかが面白かったです。손수정さんは、威勢が良い下町っ子っぽい感じで演じてましたが、この役、昨年の初演の時はSAのWendla役だった女優さんが演じたそうで。かなり意外です。どんな感じだったんだろう??

母役の김정연(キム・ジョンヨン)さん。長女とケニーさんの結婚の許可を得るためのフリースロー場面で、目に涙をためた状態で演じてらっしゃいました。で、てっきり、観客がああ、小磯・母も二人の様子に心を動かされたのね・・・と思っていると、最後、小磯・母はまだケニーの息子をケニーと誤解している・・という展開に(笑)。
小磯・母にケニーさんが家に来ていることを知られないよう、母が服をいろいろ試着してみながら居間に入って来るたびに、床屋のケープをつけた状態で居間にいるケニーさんを隠す場面で、突然ケープで顔を覆われてしまったケニーさんが「なぜこんなことを!?」と問うと、「実は、母は、家にいるときは裸なんです。」「妻は野性的なんです。」とか家族がでっちあげてまして、再度母が居間に入って来た時、家族はまたケニーさんを隠しつつ、つじつま合わせのために「なんだその格好は?」「ここはアマゾンか!?」とか母に言うんで、着てきた服が似合わないと言われたと思った母さんはまた居間から出て行くんですが、その際に、なにやら大声で怒鳴りながら出て行きまして、父さんが縮こまっていました。あれは何と言っていたんだろうか?

ところで!流しそうめんの場面、ずいぶん不思議なやり方でした。まあ、私もテレビニュースなどで時々目にはするものの、実際にやったことは1回しかないのですが(笑)。
ええと、そうめんを一人が食べる量ぐらいのどさっと一固まりで樋に置き、やかんで水を流して、下流に流し、その一固まりのそうめんをまるごと一人が箸でキャッチ!というやり方でした。
まあ、水の件は、舞台という制約上、やかんで水を流すしかなかったんでしょうけども、流しそうめんって、そうめんがもっとバラけた状態で少しづつ流れてきて、少しづつキャッチしていくんじゃなかったっけ(笑)?まあ、たいしてストーリー展開に影響は無いのですけども。


という感じで、日本の戯曲の外国語上演を外国で見る、という貴重な体験をしました。楽しかったです。


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by saffy114 | 2011-05-18 23:57 | 海外 ストレートプレイ | Comments(2)