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ミュージカル(国内、ブロードウェイ、ロンドン、)海外ドラマ、映画について。最近、韓国ミュージカルにも目覚めました。


by saffy114
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カテゴリ:国内ストレートプレイ( 19 )

最近気付いたんですが(笑)「太陽に灼かれて」が上演されるんですね。
昔、映画版をテレビで途中から見たんですが、この映画、凄く印象に残っているなあ。ニキータ・ミハルコフというお名前をしっかりこれで覚えました。最初「ながら見」だったんだが、ひきこまれてしまってじっくり見てしまった記憶が。最後、悲しいっていうかやるせないっていうか、そんなあ・・・(涙)っていう展開なんだけど。あ、ネタバレかな。

鹿賀さんがコトフ大佐役かな。もうちょっと無骨なイメージの人のほうが合うような気もするけど。成宮さんはミーチャ役かな。こっちは雰囲気的に合いそうですね。
by saffy114 | 2011-04-07 22:27 | 国内ストレートプレイ | Comments(0)
by saffy114 | 2010-09-08 23:09 | 国内ストレートプレイ | Comments(0)

方向違いの感想

by saffy114 | 2010-03-19 00:16 | 国内ストレートプレイ | Comments(6)

「1945」

「1945」。
世田谷パブリックシアターにて、10月29日、19時半からの公演を見ました。

キャストは、
半田     高橋 和也
哲      瀬川 亮 
タミ      松浦 佐知子
光武弘    山本 亨
光武紗耶子 中村 ゆり
大木襄    パク・ソヒ
紗耶子の母 有希 九美
矢島     三嶋 義信
ユキ     宮光 真理子
山根     斉藤 直樹
   

原作:芥川龍之介「藪の中」
脚本・演出:ロバート・アラン・アッカーマン
脚本・演出補:薛 珠麗
美術:今村 力
照明:沢田祐二
衣裳:朝倉 摂/宮本宣子

See what I wanna seeと同じ芥川龍之介の「藪の中」が原作のストレートプレイが上演されるということで、韓国版のSWIWSをご丁寧に3回も見に行くなら、日本で上演されるこの作品もみるべきでしょう、と思いまして、行ってきました。

the companyのHPに掲載されているイントロダクションには、

青木 豪がthe companyのために書き下ろした、〈芥川龍之介 meets “フィルム・ノワール”〉の新作ミステリ・ドラマである。黒澤明監督の映画「羅生門」の原作としてもあまりに有名な、芥川龍之介の短編小説「藪の中」に想を得た『1945』は、終戦直後の日本、闇市の混乱のさなかで起こった殺人事件をめぐる謎物語。戦争がもたらした正義の逆転──。闇に隠された真実の前に立ちすくむ人間たちは、何を考え、どう生きるべきなのか。『1945』は、古くから語り継がれてきた物語を通し、現代社会の闇を鋭く暴き出していく。
とあり、この書き方だと青木 豪という方が脚本担当っぽいですが、パンフにはこの名前はクレジットされていませんでしたね。どっちが正解??

さらに同HPに掲載されてあるシノプシスを引用しますと・・
1945年秋。太平洋戦争終結直後の日本。戦災で焼けこげた商店街のアーチの下で、
二人の男が遠くに見える進駐軍の兵舎を見つめながら、語り合っている。
昨日、一人の男が殺された。
その男は、美しいヴェール付きの帽子で顔を覆った若妻を伴い、
混沌とした終戦直後の闇市へ高級車に乗って現れた。
そしてその夜、銃声が鳴り響いた──。
失われた想い出、捨て去ったはずのプライド、消えない欲望、
泣くように響くジャズ・トランペットの調べ。
食い違う目撃証言と人々の心の声が、闇の中で錯綜する。
真実はいったいどこに隠されているのか?

だそうです。


う~ん、出来としては今一歩、でしょうか。
同じ原作ですが、SWIWSが「凝縮」された印象だったのに比べて、こちらは「希釈」してのばしたような印象。ちょっと散漫、かな。まあ、ミュージカルとストプレを比較するのも変ですが・・。

ず、ずいぶん大量の出演者がいましたよね??闇市の場面などに大量の役者さんが動員されていました。衣装などの雰囲気はなかなかそれっぽい雰囲気なんですが、なんか雑然としたパワーみたいなものが欠けていて、闇市っぽくないのが気になりました。いや、私だって闇市なんぞ実際は体験していませんが、なんといいますか、例えば、タイやら韓国やら台湾やらの、いわゆる「市場」や、「露店」が大量に集まっているところの独特の雰囲気、みたいなのがありますよね?あれが感じられなかった。

「羅生門」形式になっているんですが、この「1945」の場合はその形式をとる必然性が感じられないというか、その形式を生かし切れておらず、また「羅生門」形式を生かしたいなら、最後のほうの半田と紗耶子のエピソードが蛇足のような気がしました。
逆に、半田と紗耶子のエピソードを強調したかったのなら、「羅生門」形式をとる必然性が無いように思いました。
まあ、たぶん、もとは「羅生門」形式の芝居を作りたい!というところから出発した舞台なんでしょうけども。・・。


冒頭に登場するユキというキャラの設定というか、セリフなどが、いかにも外国人の考える日本人女性という感じで、ちょっといらっとしました。良家のお嬢様が戦災で身寄りをなくして売春業を始めたばかり・・というキャラなんですが、pimpに向かって「よろしくお願いいたします。」とか「申し訳ございません。」とか、深々とお辞儀しながら言うんですわ。違和感がありました。
by saffy114 | 2008-11-11 23:58 | 国内ストレートプレイ | Comments(0)

「1945」を見た

アッカーマン演出・脚本の「1945」を見ました。う~ん、微妙だった。私はsee what I wanna seeのほうが出来がいいと思う。
詳しくは後日。
by saffy114 | 2008-10-29 22:57 | 国内ストレートプレイ | Comments(0)
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「ダウトDOUBT-疑いをめぐる寓話- 」。 吉祥寺シアターにて、4月20日、14時からの公演を見ました。
原題は‘Doubt: A Parable‘です。


<キャスト>
ブレンダン・フリン神父 …… 清水明彦
シスター・アロイシス・ボービエ、校長 …… 寺田路恵
シスター・ジェームス …… 渋谷はるか
ミラー夫人 …… 山本道子

<スタッフ>
作 ジョン・パトリック・シャンリィ( JOHN PATRICK SHANLEY)
翻訳 鈴木小百合・井澤眞知子
演出 望月純吉
美術・衣裳 朝倉摂
照明 沢田祐二
 
文学座の公演です。今回、公演の後に「アフタートーク」というものがありました。知らずにチケットを買っていたのですが、ついでにアフタートークも聞いてきました。

この作品、2005年にトニー賞をとった話題作だったので、英語版のシナリオを読んでみたら非常に面白く、実際の舞台を見たいなあと思っていたんです。が、日本語版はわりと早くに出版はされたものの上演の気配がないので、半分あきらめていたら、2008年になってやっと上演されました。
ですが・・、もう少しで見損ねるところでした。
日本語版上演決定という情報は、私が見たい見たいとつぶやいている記事をご覧になった親切な方が、コメントで教えてくださって、公演期間やチケット発売開始時期よりも数ヶ月先に知っていたんです。が、その後すっかり忘れてしまって・・。公演開始後、夕刊に出た紹介記事で、やっと、もう公演が始まっていることに気付きました。あわててチケット予約しようとしたら、ぴあでは私が見に行ける公演日は売り切れ。ありゃ~、ストレートプレイ・文学座の人気(?)を甘く見ていたなあ、こりゃ、見損ねることになるのかなあ、と思いつつ文学座に電話してみたら、予約できました。よかった~。
この作品、日本でなかなか上演されないので、2006年と2007年に韓国で上演されたときに思わず見に行っちゃおうかな、と一瞬思ったぐらいなのに、危うく見逃すところでした。
もう少し、情報が行き届くように宣伝してほしいなあ・・。文学座の固定ファンだけでもチケットがさばけるから、別に宣伝にお金をかけなくても・・ということなのかもしれないけれど・・。この演目にかなり興味を持っていた人間に上演の情報が届いていなかったというのは、売れるはずのチケットを売り損ねているかもしれませんよ、なんて思いますが。

公演自体は、とても良かったと思います。作品そのものの力もあるでしょうが、配役・俳優さんたちの芝居も良かったんだと思う。文学座の公演って初めて見たんですが、実力あるんですね。文学座の翻訳劇の公演、また機会があったら見てみようかなあと思っちゃいました。
四季や、その他の最近見た翻訳モノのストレートプレイの中では、今回の舞台、翻訳劇っぽい不自然さや、過剰に翻訳劇っぽさを薄めようとしている不自然さが一番無かったように思う。
日本で翻訳モノのストレートプレイを見ると、なんだか「芝居」を見ているんじゃなくて、戯曲の文章をそのまま「見て」いるだけ、みたいに感じることが時々あるんですが(うまく説明できないんですが・・)、今回はそういうことが無かったです。登場人物がちゃんと血の通った人間になっていました。
俳優さんたちの声も良く、セリフもちゃんと何を言っているか明瞭に聞き取れました。かつ自然ですし。(ほら、四季節じゃなくったて、ちゃんとセリフは聞こえますよ~。)

セットも安っぽくなくて良かったです。

とにかく、キャスティングが良かったのかも。フリン神父、シスター・アロイシス、シスター・ジェームス役の俳優さんの3人はイメージがとても合っていました。
ミラー婦人に関しては、俳優さん自体はお上手でしたが、私が英語版を読んでイメージした人物像とだいぶ違う演じ方をしていたので、 ちょっと違和感がありました。が、「アフリカ系」という設定をあまり不自然でなくメイク・ヘアスタイル・衣装で醸し出しているところが良かったですね。

シスター・アロイシス役の寺田路恵さん、そういえば、お名前は時々記事などで見かけていたんですが、舞台は初めて拝見しました。アフタートークのときの、ちょっと発言がとっちらかり気味の発言者に対するフォローなどもお上手で、まあ、こんな素敵な舞台女優さんがいらっしゃったんだ、と思いました。とても良い声ですし、セリフも明瞭。芝居もとても良かったです。BWでこの役を演じたCherry Jones に対して、And an extra-big bouquet to Jones, who bathes Sister Aloysius in righteousness without ever making her seem self-righteousと書いている劇評(ワシントンポスト)がありましたが、寺田路恵さんも同様だったと思います。no-nonsenseという雰囲気ですが、その下にある善き心、生徒にとって何が良きことかという確固たる信念、経験に基づく優れた洞察力みたいなものが芝居が進行するにつれて見えてくる感じでした。フリン神父を追及する場面、迫力ありましたね。

フリン神父の清水明彦さん、なんだか、BW版でこの役を演じたBrían F. O'Byrneに雰囲気が似てません?!というか、顔(顎?)の感じが似ているのか??この方も、良い声でセリフも明瞭。とても良かったです。アフタートークで、この方と演出家だけはBW版を見た、とおっしゃっていました。あと、BW版では作者とフリン神父役の俳優のみが神父が有罪なのか無罪のなのかを知った(決めた)うえで演技していたそうだ、清水さん自身は、日によってフリン神父が実際に罪を犯したのか、やっていないのか、という設定を変えて演じているというようなことをおっしゃっていました。私が見た日の公演は、有罪っぽい芝居だったような。神父というより人気のある体育教師っぽくて親しみやすいタイプの良い人のように見えるが、実はかなり自分に甘いタイプ、かつ「生ける者」への慈愛も実はあまり無いという感じ。紅茶に砂糖を三つ入れる場面や、「爪」の件、椅子を勧められてアロイシスの椅子に座っちゃう、などの行動を見ているうちに、この人は自分に甘すぎて自制が出来ず、かつ反省するということも無いタイプっぽいなあ~、と思わせる感じでした。説教がなかなか上手なのもまた口の上手さ・小賢しさを感じさせるというか。

シスター・ジェームス役の渋谷はるかさん、この人がとても良かったと思います。この役だけはオーディションで選んだとアフタートークで演出家の方がおっしゃっていましたが、よくぞ選んだ!という感じですね。アフタートークの時に「準団員2年目・・」と自己紹介していたように思うので、きっと若手なんだと思いますが、シスター・ジェームスの「純情」なキャラクターに合っていて、とても良かった。ただ、アフタートークの時は・・、笑えました。舞い上がっちゃったみたいで(笑)、かなりキョドっていらっしゃいました。ちょっと天然さん?でも、とても可愛らしかったです。

山本道子さん演じるミラー夫人は、おおらかな下町のおばちゃん風でした。基本的にはおおらかなんだが、息子の「傾向」とそれを嫌悪しているらしい夫のことには心を痛めていて、だけど息子の「傾向」のことは達観しているというか、受け入れている状態、という印象。このミラー夫人とシスター・アロイシスの面談の場面、客席からかなり笑いが起きていました。ちょっとびっくり。でも、確かに、この日本版の舞台だと、なんだかミラー夫人のものごとに拘泥しなさすぎる(?)感じに対して、思わず笑ってしまう感じでした。若干とぼけた感じというか・・。
英語版でこの場面を読んだ時は、笑える場面だとは感じなかったんですね。面白いとは思いましたが。この戯曲の中では、私にとっては一番印象的な場面の一つだったんです。なんで、実際の舞台では俳優さんがどう演じるのかなあ、と一番舞台を見るのを楽しみにしていた場面でした。
英語版を読んだ時のミラー夫人の印象は、もうちょっときついタイプというか、息子や夫と息子の関係のことで苦労はしているんだろうが、それを受け入れて、可能な範囲で息子に最善の道を探すべく努力する、現実的で肝が据わったタイプの人物、学歴などは無いかもしれないが知性というか知恵・根性があるタイプの人、という印象を持ったんですね。
なんで、日本版のミラー夫人がちょっと脱力系(?)のお母さんっぽい演じ方だったんで、ちよっと違和感がありました。まあ、でも、いろんな解釈がありますし、もともとは今回の日本版のような人物像を想定して書かれてるのかもしれませんね。

ところで、確かにミラー夫人の発言って、普通は口に出しては言わないような内容ですが、でも、普通の人間は現実的には彼女のように妥協しながらものごとに対応していることが多いわけで。彼女をとんでもない母親だと切って捨てることはできないですよね。まあ、他の生徒のことを考えれば、やはり問題ではあるが・・。


最後の「I have doubts! I have such doubts!」というシスター・アロイシスのセリフ、日本語では、「疑いを感じます!私は重大な疑いを感じています!」でした。この最後のセリフがやや日本語として不自然だったのが少し残念ですが、その他はあまり翻訳調くささを感じさせませんでした。
シスター・アロイシスの、最後の場面での「疑い」、何だったんでしょうね。それは観客それぞれがどう考えるかに任せる、ということなんでしょうが。
私は、教会が神父を栄転させて教職を続けさせてしまったことから、彼女が属する教会の制度自体への疑いが芽生えてしまったのかな~、なんて思いましたが。
実は、最初に英語版を読んだ時、haveがhadだと勝手に読み間違えていて、単に「疑念」だったのに、それが結果的に正しかったなんて・・、という彼女の嘆きなのかと誤読してしまいました。

という訳で、単純にストーリーとしても面白かったですし、「疑う」という行為に関する「寓話」としてもとてもよく出来ていると思いました。

ロビーなどでお互いに挨拶しあっている方々が多くて・・。会場の運営の仕方など、手作り感というかアットホームな感じがある反面、「内に閉じた」感じも受けました。せっかく良い舞台を作っているんですから、もっともっと「一般」層にも見てもらう努力をしてみてもいいのでは。
by saffy114 | 2008-04-22 23:18 | 国内ストレートプレイ | Comments(2)
「ダウト-疑いをめぐる寓話-」(Doubt: A Parable)、見ました。ようやく日本でも上演。なのに、危うく見逃すところだった・・。
日本で上演される様子が無いので、韓国版(2006年の12月に初演、確か2007年にも再演されていますよね)を見に行っちゃおうかと思ったほどだったのに。

もう少し宣伝して欲しいです、文学座様・・。

舞台自体は、かなり良い出来だったと思います。キャラクターに合う雰囲気のキャストでした。

詳しくは後日。(たぶん)
by saffy114 | 2008-04-20 23:05 | 国内ストレートプレイ | Comments(0)

またびっくり

あ~、ミュージカル版の「Harold&Maude」、日本版も見ればよかったなあ、と思いながら、検索していて気付いたんですが、ストレートプレイ版が今年の6月に日本で上演されるようですね。
で、検索でひっかかってきた、出演者の方(の所属グループ?)らしきサイトの公演情報のページをクリックして・・・びっくり。

シノプシス・・・
by saffy114 | 2008-03-06 22:29 | 国内ストレートプレイ | Comments(0)
『THE BEAUTY QUEEN OF LEENANE(ビューティ・クイーン・オブ・リナーン)』。PARCO劇場にて、12月15日、19時からの公演を見ました。
キャストは、
モーリーン・フォランMaureen Folan…大竹しのぶ
マグ・フォランMag Folan…白石加代子
パト・ドゥーリーPato Dooley…田中哲司
レイ・ドゥーリーRay Dooley…長塚圭史

作:Martin McDonagh(マーティン・マクドナー)
訳:目黒 条
演出:長塚圭史

良かったです。なぜか、マーティン・マクドナー作品は日本では長塚圭史さんが演出することになっているらしい(?)ですが、今回は「マーティン・マクドナー×長塚圭史 第三弾」だそうです。第二弾の「ウィー・トーマス(The Lieutenant of Inishmore)」の舞台はあまり感心しなかったのですが、第三弾は良かった。作品の内容というか素材が「家族」というどこの国でも共通のものを扱っているのでウィー・トーマスよりも翻訳上演になじみやすいということと、出演俳優さんの技量のおかげ、でしょうね。
この作品、TONY賞の授賞式を見て興味を持ちまして、読もう読もうと思ったままで結局ず~っと購入せず、日本版のウィー・トーマスを見た頃に、やっと戯曲を読みました。私は、Martin McDonagh作品は、「The Pillowman」、「The Lieutenant of Inishmore」、「THE BEAUTY QUEEN OF LEENANE」の3作しか読んでいないのですが、この3作品のなかではTHE BEAUTY QUEEN ・・がインパクト最強(凶?)でした。
怖い話ですよね、これ。ピローマンも怖くて悲しい話だけど、BEAUTY QUEENはそれ以上にそらおそろしいことこのうえなし。最後のほう、Act2 scene3のあたりは、読みながら、ぎょえ~っ、こんな展開なの!?怖~っ・・と驚愕しました。が、作品としてはかなり気に入りました。構造や語り口がピローマンやウィー・トーマスよりもシンプル?なぶん、BEAUTY QUEEN・・が一番ダイレクトに観客に訴える力があるような気がしまして。
大竹しのぶさんと白石加代子さん主演で上演と聞きまして、お、これなら日本語版も期待できるかも、と思っていましたが、期待にたがわず、ブラックな笑いと恐怖とを提供してくれました。

モーリーン役の大竹しのぶさん、やっぱり上手ですね。それから、黒いドレス姿とスリップ姿がきれいで感心。ただ、あの黒のドレス、アイルランドのド田舎で40ポンドで購入したにしちゃ洗練されすぎている?
マグ役の白石加代子さん、 いや~、このお方も良いですね。manipulativeという感じの老母で小憎らしいキャラなのですが、歩き方というか、腰が曲がったまま、ささささっと動くところなど、動きはややユーモラスな部分もあった。

レイの来訪を隠したマグに対してモーリーンがカマをかけるあたりや、その報復で塊が溶けきっていないコンプランを飲ませるあたりとか、マグとモーリーンのバトルが、英語版の戯曲のイメージに近い感じで日本語版でも展開されていたので、1幕の第三場までは、期待通り、もしくはそれ以上に良かったです。
1幕の第4場は、スリップでモーリーンが登場して少し経過したあたり、"it does turn me on,it does."というセリフのあたりの大竹さんの演技・話し方が、ちょっとSweeney Toddのロベッツ夫人のときの演技・話し方と似ていたのがちょっと惜しかったかな。その後の精神病院入院歴を暴露されてマグにとびかかるあたりからは良かった。
2幕は・・・。期待通り、怖かったですね。2幕の4場の最後、英語版だと、red chunk of skull hangs from a string of skin at the side of her headとなっているんですが、私の座席からだと、床に倒れたマグの頭がこうなっているように見えなかったんですが・・。どうだったんでしょう。舞台に近い席からだと確認できたんでしょうが。

パト・ドゥーリー役の田中哲司さん、初めて拝見する俳優さん(だと思う)だったのですが、なかなか良かったです。2幕の最初の独白場面など、演じ方が適切だったように思った。
レイ・ドゥーリー役の長塚圭史さん、 ちょっと20歳そこそこには見えなかったのと、「演じている」感じが強かったのが惜しいですが、元々この役を演じるはずだった黒田勇樹さんが降板とのことでの代打だったようなので、仕方ないのかな。「スウィングボール」のくだりは結構笑えた。

この舞台、シノプシス、特にAct2 scene3以降の展開を知らずに見に行った観客は、どう感じたのか、ちょっと聞いてみたいです。びっくりしませんでした?

まあ、なんともやりきれないストーリーなのですが、面白い(←ちょっと語弊がありますが・・)作品だと思います。上手に日本語上演してくれて、嬉しかったです。

あ~、Pillowman、再演してくれないかなあ。日本版、見逃したので・・。今年の春の韓国版でもいいから、見に行っておけばよかったかなあ・・。
違う作者の作品ですけれど、「doubt」も日本版で上演して欲しいです。お隣の韓国では上演済みです。日本でもぜひ!
by saffy114 | 2007-12-17 22:49 | 国内ストレートプレイ | Comments(6)
「リグレッツ・オンリー~万障お繰り合わせの上お越しください~」
ル テアトル銀座にて、17時半からの公演を見ました。

出演:
ティビー 黒柳徹子
ジャック 古谷一行
スペンサー 石田ひかり
ハンク 大森博史
マリエッタ 新橋耐子
マイラ 加藤美津子

作:Paul Rudnickポール・ラドニック 
訳:丹野郁弓
演出:高橋昌也

今回、Paul Rudnickの作品が上演されるということで、見てきました。彼の「ジェフリー」はかなり好きな作品なので・・。

う~ん。
きっと、オリジナルのChristine Baranski 主演の舞台だったら、それなりに面白かったのかなあ、という感じはしました。が、この翻訳上演は、あまり出来が良くないです。
これ、軽妙なセリフの応酬、という感じで、洒落た感じでやらないと面白くないと思うんだけど、今日の舞台、なんだか野暮ったい感じでした。

悪い意味で、いかにも「海外作品の翻訳上演」、という感じでした。もう少し、セリフの翻訳とか、演出、一工夫欲しいところ。

主役の黒柳徹子さん、舞台は初めて見たのですが、なんだろう・・・、ちょっと口が回らなかったり、発音が不明瞭になる部分がちょこちょこありました。あれれ?でも、よく考えたら年齢的に仕方ないのかな?


ほぼ満席で、びっくり。
前方のほうの席に、某有名華道家がいらっしゃったようです。
by saffy114 | 2007-10-20 23:23 | 国内ストレートプレイ | Comments(0)