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ミュージカル(国内、ブロードウェイ、ロンドン、)海外ドラマ、映画について。最近、韓国ミュージカルにも目覚めました。


by saffy114

2009年 06月 29日 ( 1 )

Rock of Ages

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「Rock of Ages」。 Brooks Atkinson Theatreにて、6月8日、20時からの回を見ました。
キャストは、
Drew- Jeremy Jordan
Sherrie - Savannah Wise
Stacee Jaxx,Sherrie's Father - James Carpinello
Dennis,Record Company Man- Adam Dannheisser
Lonny,Record Company Man - Mitchell Jarvis
Justice,Sherrie's Mother - Michele Mais
Regina,Candi -Lauren Molina
Franz -Wesley Taylor
Hertz - Paul Schoeffler

スタッフは、
book -Chris D'Arienzo
direction- Kristin Hanggi
choreography- Kelly Devine


既存の80年代ロックを使った、いわゆるカタログミュージカル,ジュークボックスミュージカルと呼ばれる形式の作品。ストーリーは、おおよそ以下のようなものでした。

80年代のLAで、ロッカー志望のDrewはライブハウスで働いていて、田舎から出てきた女優志望の女の子Sherrieと出会って惹かれ、彼女とドライブ&ピクニックにこぎつけるが、主にDrewの押しが弱すぎた為にSherrieはライブハウスに公演に来た典型的人気ロックスターStacee Jaxxによろめいてしまい、ライブハウスのトイレで×××、Drewは傷心。
Drewはライブハウスで、Staceeの前座かなにかで歌ってどこかのプロデューサーに発見され、デビュー・・・となるが、ロックじゃなくて・・・ボーイバンド(エペレット付きの衣装を着せられそうになっていたよ)としてデビューさせられそうになるし、Sherrieはその後ストリップダンサーとして働くようになってetc・etc・etcありますが、なんだかんだで復縁、ハッピーエンド。
その他、ライブハウスの持ち主Dennisやベテラン従業員?のLonny(彼がMC的役割)、ライブハウスを地上げし再開発してクリーンなLAを作ろうとするドイツ系の土地開発業者のHertz氏とその息子 Franz (オネエ系で、ハンブルグでお菓子店を開きたいらしい)などが登場。あと、とてもお呼びしにくいお名前らしき、地上げに反対するフェミニズム活動家風の女性も登場。

と、話の流れはどこかで聞いたことがあるような、ありきたりなものです。
ジュークボックスミュージカルって、ストーリー的には、はいそうですか的くだらないものでも、演出や構成、曲の使い方などが冴えていると、結構楽しめると思うのですが、この作品は曲の使い方もギャグもひねりが効いていないので、いま一つ食い足りない感じ。それなりに面白いですしそれなりに笑えるのですが、なにかもの足りないな~、と。

この日は、トニー賞授賞式の翌日かつ月曜だったというのもあるのでしょうが、なんと主役のDrewとSherrieの二人両方がアンダースタディ。Constantine Maroulisはともかく(私はアメリカ人じゃないので、アメリカンアイドルにはさほど興味は無いので・・)、Amy Spangerが見られないのは非常に残念だなあと開演前は思いまして、あ~あ、Everyday Raptureにすればよかったな~と思ったのですが、アンダースタディの二人は役柄にハマッていたので、まあ、これはこれで良かったのかな。特にdrewのJeremy Jordan君は、まだかなり若そうな可愛らしい、気が良さそうな雰囲気の人で、かえって本役の人より役柄にハマる感じでいいのかも? Sherrie役だったSavannah Wiseも、ちょっとあかぬけない感じ(←褒めてます)なのがちょうど役柄に合っていました。

ストリップクラブの場面で、女性ダンサー数人がいわゆるG-string姿で踊ります。男性観客サービスかな(笑)。私の席の前列に10才ぐらいの男の子三人、私の隣にその父親達らしき二人が座っていたのですが、この場面になったら、前列の男の子が、くるりと後ろを向いて、お父さんにものいいたげな感じというか、嬉しいようなテレているような、パパの反応を伺うような表情で(笑)にーっと笑いかける→前を向いてお姐さん達を凝視→また振り向く、を繰り返していました(パパのほうばっかり見てると、見逃すよ(笑))。

狂言回し的役割のLonny役のMitchell Jarvisさん、目立っていました。欽ちゃん走りみたいな感じで舞台を走り抜けていったり(BWで欽ちゃん走りを見るなんて!)、下着姿で駆け抜けていったりしていた。動きも変だけど、表情もへんてこで結構面白かった。2幕のどこかで、確か、シェイクスピア劇のような格調高い舞台が夢だったが、現実にはこんな舞台に出てる…みたいな内容の楽屋落ち的セリフがあって、妙にウケてしまった。この役者さん、PLAYBILLのプロフィールの記載内容もヘンで面白いですね。

このLonnyとライブハウスの経営者Dennisが、2幕の最後のほうで、地上げ・閉業の騒動をくぐり抜けるうちにでしょうか、お互いの愛に気付き(笑)カップルになってラブソングを歌いあげたり、パリ旅行に行ったりしてましたが、物語の都合上(なのだそうです)、エピローグでは突如、すでにDennisが故人になっているそうで(そうLonnyが言っていた)、Dennisが急いで舞台からひっこんで、そのあと黄金の天使の羽をつけて登場したりしてました(笑)。

Hertz氏役のPaul Schoefflerさん、ドイツ訛りがもう一歩??scheißer!にも、もう一歩キレが欲しいような。
Franz役のWesley Taylorさんは、ある意味定型的な演じ方でしたが、面白かったからOKかな。

と、こんな感じです。
気軽に見ることができる娯楽作ですが、ギャグのキレがいまいちかな。あちらの国内の観客の感想はまた違うのかもしれませんが。
by saffy114 | 2009-06-29 22:32 | Broadway Musicals | Comments(2)