ミュージカル(国内、ブロードウェイ、ロンドン、)海外ドラマ、映画について。最近、韓国ミュージカルにも目覚めました。


by saffy114
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「Thrill Me쓰릴 미」막공 김우형キム・ウヒョン×김무열キム・ムヨル 2

さて、Richard役の김무열キム・ムヨルさん。
f0048936_23562169.jpgテレビドラマ出演が一因らしいですが、この方は人気上昇中のご様子で、公演期間中を通して彼の出演日のチケットは売れ行き絶好調。
確かに、この役はムヨルさんの当たり役と言えると思います。人気なのもむべなるかな。歌も芝居も良いですが、とにかく舞台上で非常に魅力的に見えますね。写真やYTなどにある動画(TVドラマでどう映っているかは知りませんが)で見るより、この人は実際に劇場の舞台上で見た時のほうが、はるかに色気があります。

この作品のナンバーはおそらくムヨルさんの声に合っているのでしょう、毎回のことですがどのナンバーも響きと伸びのある発声で見事に歌いますね。やわらかく歌う部分も、声量全開で歌う部分もきれいに歌えていて、かつ一本調子ではなく、いろんな発声の仕方や表現ができていて、安定してます。

昨年はユルさんのリチャードが天真爛漫な「陽」で、ムヨルさんは「陰」という感じでしたが、今年はドンホさんが「陰」、ムヨルさんが「陽」(ただしかなり陰あり)という印象ですね。
昨年最初に見た時と比べると、今年は威圧感を若干抑えた演技かな。まあ、相変わらず非常に堂々としているというか高慢で威圧的な雰囲気なのですが、昨年の公演開始直後に見た頃と比較すると、肩の力が抜けた感じです。

ムヨルさんリチャード、ネイサンを冷たくあしらいますが、笑顔を見せてあげる瞬間も結構あるので、ドンホさんに比べると、ネイサンと相思相愛度がちょっと高いです。まあ、ただの相思相愛じゃなくて、愛憎入り混じったような、お互いに張り合うような複雑な関係っぽいですが。チャンヨンさんとの組み合わせのときより、ウヒョンさんとの組み合わせのときのほうが、そんな感じが強かったかな。わざとネイサンをじらして、もてあそんでいるような感じですね。
Thrill meの最後、ドンホさんリチャードはネイサンと目を合わせず、心ここにあらずという表情で横をむいていましたが、ムヨルさんリチャードは、ちゃんとネイサンと向き合ってあげていました。こんな動作のために、ムヨルさんリチャードのほうがネイサン君に多少は優しい印象。

また一方で、Richardの人間的な部分・弱い部分をやや強調して演じているようですね。
Ransome noteで、R「俺が誘拐されたら、親父どうするかな~。」N「金を払うだろ。」R「たぶんな。」N「うちは僕のために払うよ。」R「そりゃ、お前はお前の父さんの小さい大事な息子だもんな。俺と親父の場合は・・・・・ちょっと違うな。親父は△◆$#だけ考えてるから。」みたいなやりとりがありますが、このあたり、何気なく言っているような明るいトーンなようでいてどこか違うニュアンスが潜む感じで演じていました。特に、「ちょっと違うな。」の前のポーズが長かったのが印象的。
keep your deal with me、7月に見たチャンヨン・ムヨル組の時と比べると、今回は、前半はネイサンを懐柔するために計算して言っているような狡猾な感じが強かったのですが、後半、「どうか、俺を捨てないでくれ!」とかいうあたりから、その計算した感じが薄まって半分以上本気っぽく見えるような芝居だったようです。
Afraid、今回も涙ぐみながら歌ってたみたいですね。鼻をちょっとすすりながら歌っていた。このあたりの芝居は、へえ、こう解釈するんだ、と興味深いですね。

そして、やはりこの人の"Roadster"は圧巻ですね。サビの部分の声の出と伸びは抜群。非常にseductiveで、子供でなくて女性でも誘惑しているような感じもあり、こりゃ~誘われたらついていっちゃうかもな~という感じです。この場面は観客がいちだんと舞台に集中するのが感じられて、毎回毎回すごいな~と思います。ほんとに観客を完全に持っていってしまいますね。

ムヨルさんは、私が英語版のシナリオを読んで抱いたイメージとはかなり違う演じ方をしているのですが、それが上演中は気にならないですね。たぶん、きちんとキャラが組み立てられているからだと思いますが。

今回、おっ、役者だねえと感じたのが、カーテンコールで挨拶をしている姿だと、上演中にはガンガン出てたセクシーなオーラ(?)がひゅっと消えている、というかずいぶん弱まっていて、まあもちろん素敵ではあるのですが、それほどは目をひかない人に見えたこと。不思議ですね。

という感じで、今回の組み合わせも、結構気に入りました。

マチネで見たドンホさん、ソワレで見たウヒョンさんの芝居がそれぞれ個性があって面白かったので、あ~、この組み合わせもみたかったなあ、とちょっと後悔。まあ、でも、これは仕方ないですね、外国の公演ですから。


ソワレのカーテンコール、ソワレ出演のお二人とマチネの二人が登場して、短い挨拶をしていました。ウヒョンさん(ソワレのネイサン役の人)が進行係だったのですが、この人はなんだかちょっと・・面白いですね。若干とぼけた味わいがあるような・・。第一声の「こんにちは~。(もちろん韓国語なんで「あんにょんはせよ~。」ですが)からしてなんだかすっとぼけた感じが。で、続けて言った一言で場内爆笑していたんですが、私は正確には内容はわからず・・。たぶん「少年 ウヒョンです~。」と言ってたんじゃないかと思いますが。소년なのか소녀なのか私には聞き取れず。まあ、男性だから少年かな~、と。(でも、全然違うことを言ってたのかも。)なんでしょう、ファンがつけたあだ名でしょうか??
挨拶の途中で、また観客がどっと笑って拍手していたんだけど、これは全く聞き取れず(笑)。このあと、また少年だか少女だかという単語と純潔だかいう単語が聞こえて、客が笑っていた気がする。「~の間」という単語も聞こえたような気がするので、なんだろう、公演期間中未成年らしく清い生活をしていたとかそういうこと???(←こんな感じで、聴きとれた単語から勝手にセリフを想像して見ているわけです)
最後、「今後、野獣となって・・・」というところでまだ笑いをとっていましたね。なんで野獣??と、これもその時は意味がわからなかったんですが、これは11月からご出演の「ジキル&ハイド」のことだろう、と終演後伺って納得(笑)。
ムヨルさんの始めのひとこともなんだかウケてましたが、聞き取れず。そのあとはわりと普通の挨拶内容だったみたい。
そのあと、チャンヨンさんとドンホさんが舞台に登場したんですが、このときムヨルさんがドンホさんのことを「ミュージカル界の%&トゥンシン」と紹介して、会場が沸いたんで、ん~、なんだろう、と思ったんですが、ドンホさん、背が高くて頭が小さいでしょう?で、トゥンシン→頭身??八頭身って言ったのかなあ??と思ったんですが、ではなくて「十頭身」(십등신、かな)って言ってた、と後で教えていただきました。なるほど~。

チャンヨンさんがハンドマイクをおもむろに取り出したんで、私は思わずウヒョンさんの前作を思い出してしまったんですが、それは私だけでしょうか?
マチネの二人が、自己紹介だけして黙ってしまったら、ウヒョンさんが、「感想どうですか、感想は。」みたいなことを言って、スピーチを促していました。
チャンヨンさんの挨拶の時、ウヒョンさんがちょっかいを出してました。ウヒョンさんがチャンヨンさんにまとわりついて、チャンヨンさんの顔をぺた~っとなでていたみたい。困った先輩だ(笑)。ネイサンがネイサンにべたべたしてどうする(笑)。チャンヨンさん、忘れられない作品となった、これからも期待してください、みたいなきちんとした無難な挨拶だったみたいですね。挨拶を始めたとき、観客の歓声が凄くて声がかき消されるためか、「Thrill meでネイサン役をやった・・」のThrill meの部分がやけに大声だったのが面白かった。
ドンホさんのスピーチ内容は一般的な感謝の辞の部分以外は聞き取れず。途中で、観客が「ああ~っ・・・・」と同情の声みたいなのをあげていたんですが、何だったのかな~。おおよそ、褒められりけなされたりした、みたいなことを言っていた、と終演後伺ったんですが。
ここで、ウヒョンさんがドンホさんのことを指して「かっこいいじゃないですか?」と言ったらば、客席から一斉に「はい~っ!」と歓声が。これに対しウヒョンさんが、なにかぼそっと一言言ったら、今度は客席から「かっこいいですよ!」の声が(笑)。なんでしょうか、ウヒョンさん、何を言ったんでしょう。俺は~??とか、そんなことですかねえ。
最後のまとめの挨拶をウヒョンさんがなさっている時、謝辞で演出家の方の名前を言ったんですが、どうも劇場内に見当たらなかったらしく、そうしたら、チャンヨンさんが劇場を見渡して演出家さんを探すようなマイムを始めていました。ちょっとかわいらしかったです。ムヨルさんも同じような動作をはじめて、ちょうど私がいたほうの席の方角を見たら、周囲の観客から悲鳴が(笑)。やはり人気ですね。

この作品、英語版のサントラを聞いたときは、良い曲もあるものの、ちょっと各ナンバーの曲調に変化が乏しいような感じを受けたのですが、韓国版の舞台では、単調さは全く感じませんでした。この点は素晴らしいですね。
ただ、ネイサンとリチャードが恋愛関係にあったという側面がもうちょっと明確になったほうが、面白いような気がします。今年の舞台では、キスしたり、くんずほぐれつしていたりとアクション的にはそういうテイストを出してきていますが、なんとなく全体的には「恋愛」というより、ちよっと歪んだ、執着心じみた友情(あまりに緊密で他者が入る・入れる余地のない)という感じのほうが強いです。まあ、恋愛の側面を表面的に強調しすぎて二人の心理的な機微・駆け引きの描写がおろそかになるよりは、今のような描き方のほうがはるかに良いと思いますが。


再々演の噂がすでに出ているそうです。凄いですね。原作者のDolginoffさんも、まさか韓国でこんな大当たりするとは予想だにしなかっただろうなあ・・。
この作品、低予算で上演できそうですし、日本でも上演してみればいいのに。まあ、でも、小劇場向きの作品ですから、日本ではちょうどいいサイズの劇場がないといえば無いのかな。



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Commented by Steph at 2008-10-31 10:19 x
Strangely for Woohyung's size, his あだな was '소녀우형' during Thrill me because the audience thought that his facial expressions and the way he talked was much like a young girl (笑). Apparently he knew about his あだな that was floating around in the internet, so people laughed in surprise. I can send you the written out script of the curtain call if you like. Korean is still very hard for me... esp. the internet language...

I'd love to see the Japanese version of Thrill Me as well! I was imagining maybe Theatre Cocoon in Bunkamura but perhaps it's too big...
Commented by Jorbidok at 2008-10-31 17:33 x
interesting, i'll be back later
Commented by saffy114 at 2008-11-01 00:14
To Steph:
Yes,I would like to read the script of curtain call!

'소녀우형'?!That's funny(笑). I thought his nathan was 「かわいげがある(cute)」,so somehow I can understand why people gave him that nickname.

Yeah,I think Theatre Cocoon might be a bit too big for this play too...
I think Theatre Tram(사비타's Japanese ver. is played in there), HAKUHINKAN Theater and Shiki's 自由劇場 are a bit smaller than Cocoon and suitable for musicals .But still bigger than Chungmu art hall...
by saffy114 | 2008-10-30 00:01 | Korean Musicals | Comments(3)