「Thrill Me<쓰릴 미>」 이창용 <イ・チャンヨン>,김무열<キム・ムヨル> 1
2008年 08月 01日
「Thrill Me<쓰릴 미>」。ソウルの충무아트홀 (チュンム アートホール)소극장 블랙(小劇場 ブラック)、7月20日、15時からの公演を見ました。
キャストは、
Nathan Leopold=나(私) 이창용 <イ・チャンヨン>
Richard Robe=그(彼) 김무열<キム・ムヨル>
Book, Music & Lyrics Stephen Dolginoff
Director 이동선
Music Director 김현정
Translator 박천휘
Korean Lyrics/Adaptation 추민주, 이동선
昨年、4回も見てしまったこの作品、今年も見に行ってしまいました。ほぼ満席だったようです。スリル・ミー、今年も人気ありますね~。
この公演のとき、本来は売り出していないはずと思われるA区域のステージ寄りのパーシャルビューの席にいらっしゃった男性、演出家様だったんじゃないかなあ。パンフに掲載されている顔写真と似ていました。
舞台セットなどは昨年とほぼ同様だったようです。今回は、作品&ムヨル君の人気のためでしょうか、舞台正面のB区域のチケットは予約できず、C区域で見ました(この劇場、サークル・イン・ザ・スクエアっぽい座席配置なんです)。なので、場面によってはかなり見づらいというか、死角になってしまうことも。舞台にある柱も、ちょっとC区域の観客の視野を阻害しますね・・。
演出の変更点、いろいろあったようですが・・。
ネイサンがリチャードにつめよるThrill meのシーン。昨年は、つめよられたリチャードがじゃあさっさとやれよ、という感じでシャツを脱ぎ始めて、ネイサンがそのリチャードの膝にひっついていましたが、今年はリチャードがネイサンを乱暴に床へ押し倒して、それから形勢逆転?でネイサンが上位になって暗転。
Roadstarのシーンでの、リチャードの衣装が変わった。昨年はスーツのままだったような気がしますが、今年は変装をしている、と言うことなんでしょうか、帽子とコートを着用していました。個人的には、この場面は昨年のままのほうがいいような気がします。ムヨル君、特に帽子のせいでしょうか、ちょっと少年っぽく可愛らしく見えてしまっているような気がします。スーツ姿のままで、体のラインが見えているほうがこの人は色気があって、誘惑者という感じが出て、凄みもあって良いと思う。
昨年よりも、ややリアリズムを求めた感じの演出になっていたような気が。倉庫での放火の場面や、上記のムヨル君の衣装のためにそういう印象なんだと思うが。
歌詞の変更について韓国の観客の間ではいろいろ意見があるようですが、まだ韓国語があまりわからない私はこの点については何とも・・。でも、昨年と結構歌詞が変わったな~というのは私にもわかりました。あくまで韓国語の語彙が非常に限定された外国人にとって、ですが、昨年のほうが、すっと歌詞の内容が頭に入ってきたような気がします。使用している単語が、昨年のほうが平易だったか、英語版から類推しやすいものだったか、なのでしょうか。また、昨年のほうが、なんとなく音としてスムーズというか、耳馴染みが良かったような気もします。
~続く~