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ミュージカル(国内、ブロードウェイ、ロンドン、)海外ドラマ、映画について。最近、韓国ミュージカルにも目覚めました。


by saffy114
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Hedwig and the angry inch(日本・2008年版)  (2)

山本さん、歌は良いですね。上手です。芝居も昨年より良いと思う。ただ、歌にしろ芝居面にしろ、もっと「個性」が出るとさらに面白いんじゃないかなあ・・。客席とのinteractionみたいなものがもっとあれば面白いように思います。いろんな意味でつっこみ甲斐があるお客さん・お客さんの反応・行動も結構あったと思うのですが・・。まあ、そういう演出では無い、ということなのでしょうね。「泣ける」ものを好む傾向が強い日本の観客向きの演出、ということなのかなあ。
個人的には、hedwigは、なんといいますか、見た目にしろ、喋る内容にしろ、やることなすことtoo muchな感じが欲しいように思うんですよね。2007・8の日本版ヘドウィグは、そういう過剰さ、みたいなものがあまり無いので、なんだか似て非なるものを見ている感覚でした。

今回、ソムン・タクさんご出演ということで、Yitzhakが歌う分量が増えたらいいなあ、Yitzhakのパートの編曲を韓国版でやってくれたらいいなあ、Long griftはYitzhakが歌うようにしてくれないかなあ、去年の韓国版の千秋楽日に聞いたRandom number generationが凄く格好良かったので、歌ってくれないかなあetc・・なんて思っていたのですが、Random number generationだけは念願叶いました。ただし、この曲が登場する場所は韓国版と違い、セルビアへようこそソングが本来あるはずのあたりの場面で登場。「一曲歌わせてあげようか?」みたいなことをヘドが言います。で、Yitzhak as Kristal NachtがRandom number generationを歌うという段取りでした。上手でした。が、去年韓国語版で歌っているのを見ましたが、その時のほうが迫力あったように思います。でも、英語版もかっこよかったですけどね。

日本版の曲のアレンジにあわせて、なのでしょうか、韓国版出演時と比べるとやや抑え気味に歌っていらっしゃったように感じます。母国語で歌うのと英語で歌うのでは若干勝手が違うのか、演出にあわせて、なのか。音響などの関係でそう聞こえるのかもしれませんが。あ、でも、十分上手です。
日本版は、Yitzhakのパートはおおよそ映画のサントラと同じようなアレンジだったと思いますが、韓国版ってYitzhakがコーラスする部分が映画のサントラよりも多く(たぶん)、かつYitzhakが結構目立つアレンジですよね。私はこれが気に入っているので、ぜひ日本版でも・・と思いましたが、当然そんなことは無理なわけで。でも、ちょこっ、ちょこっとさりげなく、韓国版のアレンジで歌う部分が登場したりしていましたね。
서문탁さん、日本版ではYitzhakはコーラスを歌わないが韓国版だとYitzhakが歌っている部分などで、マイクを離した状態ではありますが、口を動かしていました。どうやら歌っていた様子。どうせならマイクを・・と思ってしまいました。
あと、Midnight radioのlift up your hands!の部分で、何回か손을 들어!と韓国語でも歌っていました。セリフ部分で、こっそり「b×t×h!」と叫ぶ部分で「개 ××!!」と叫んでいた様子。一度、ルーサーのセリフ部分をなぜか韓国語でやっていた回がありましたね。혹시, 과자 좋아?とか言っていたような。
Yitzhakが「ウィッグ」を着用しているという演出は昨年と同じ。これは不思議。ウィッグを着用しないという条件うんぬんのセリフは今年も削除されずに生き残っているんですけども。
また、最後の場面の衣装がロックへのオマージュでもなんでもないのがちょっとつまらないかなあ。まあ、ロック関連のネタをかなり削除した演出だから、最後の場面の衣装もこんな感じになるのか。


という感じでした。
by saffy114 | 2008-04-26 23:06 | Japanese Musicals