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ミュージカル(国内、ブロードウェイ、ロンドン、)海外ドラマ、映画について。最近、韓国ミュージカルにも目覚めました。


by saffy114
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Hedwig and the angry inch(日本・2008年版) (1)

「Hedwig and the angry inch(ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ)」。4月23日、新宿Faceにて、14時からの公演を見ました。Hedwigが山本耕史、Yitzhakがソムン・タク(서문탁)。
演出は鈴木勝秀。

私は昨年の日本版のヘドウィグ、正直言ってあまり気に入りませんでしたが、山本さんの歌自体は上手ですし、韓国で見た서문탁さんのYitzhakの歌い方も好きだったので、今年も見ました。
セットは昨年と同じ。演出は、概ね昨年と路線は同じだが、カット・省略された場面が非常に多かったです。昨年も英語版にある場面がかなりカットされていましたが、今回は、さらに、日本語に訳しづらい・訳すのが難しい・日本の観客が理解しづらそう・・・なセリフ・場面をこれでもかとばかりに、ばっさばっさと大幅にカットしてありました。
昨年は、日本語としても収まりが悪い翻訳や、そりゃ誤訳では・・というようなセリフが多くて、それが非常に見ていてイラつく原因の一つだったのですが、この大幅なセリフ・場面の削除のためでしょうか、今年はそういうストレスはあまり感じさせないようにはなっていました。(が、なんだかスカスカした印象でした。)

あっ!ただ・・・。Angry Inchの後の、英語版で言うと「Herr Hansel Schmidt becomes Mrs.Hedwig Robinson.」というYitzhakのセリフ部分、ソムンタクさんは「ハー ハンセル・シュミット・・」って言っていました。도대체 왜?
昨年の公演の時も、公演期間前半は中村さんYitzhakが「ハー」と言っていましたが、途中からはちゃんと「ヘル」と言っていたように思います。これ、どう考えても「ハー」はおかしいと思いますが・・。昨年、公演期間の途中から、一旦はドイツ語の男性の敬称としてhɛʁと発音させていたものを、今年の公演でまた「ハー」に戻したというのは、なにか深遠な演出上の意図があるのでしょうか??わからん・・・。

あと、昨年の公演では、Yitzhakがふらふらふらふら歩き回っていたり、なんだかんだと楽しそうに小芝居をしたりという演出だったのが、今年はそういう余計な小芝居が無くなっていた様子。少なくとも目に入らなくなっていた。
なので、2007年版よりは2008年版のほうがマシだったと思います。今年の場合、この演目が全く初めての観客でしたら、大きな不満は感じないかもしれませんね。
といっても、この日本の2007・2008年版以外のプロダクションを見たことがある観客にとっては、やはりいろいろ疑問・不満のある出来であるように思います。

セリフ・場面をカットしたためにセリフの辻褄が合わない部分もありました。
何より、ロック関連の小ネタが消え去っているのは驚いた。何故なんだ??
「トマト」もないし・・。
また、日本語に翻訳するのが難しそうな部分って、えてして笑えるセリフ、面白い場面なわけで・・。これが消え去っているので、笑える部分が少なくて・・・。この演目は、やはり笑わせる部分は笑わせないと・・・、と私は思いますが。

歌は相変わらず英語でした。へんな日本語訳歌詞にするよりマシ、という意見もあるでしょうが、私は良い日本語歌詞をつける努力をして欲しいとやはり思います。最近はちゃんとした日本語歌詞を曲にのっけるロック系のアーティストもいらっしゃるようですよね。ということは、不可能なことではないんだと思いますし。


~続く~



서문탁님~、「ハー ハンセル・シュミット・・」라는 대사, 한국에서는「Mr.Hansel Schmidt는 Mrs.Hedwig Robinson로 다시 태어나다」였어요?!

演じる側としては、なんで日本語版では「her」なのだろう??と疑問には思われなかったのでしょうか・・。
まあ、台本とか演出がそうなっていれば、その通りやるしかないのかもしれませんけれども・・。
Commented by quast at 2008-04-27 11:02
そんなに脚本いじくっちゃっていいんでしょうか?
どうしても演出上変更しないといけない、ということでないかぎり、
版権を借りる時には許可されないはずなんですけどね。
翻訳ものはなんだか無法地帯気味ですね(笑)。
Commented by saffy114 at 2008-04-28 01:03
quastさま:どうなんでしょうねえ。でも、さすがに許可無しで削除するなんてこと、しないんじゃないかなあ、と思いたいですが・・。英語版の脚本のauthers noteにfeel free to change the text to accomodate the environmentとは書いてあるので、それを拡大解釈して場面やセリフごと削除したのかなあ・・。

しかし、「change」であって「delete」じゃない訳ですし・・。訳しにくい・日本になじみのないネタだから削除!ではなく、日本の観客向けにセリフを工夫・変更するという対処をすべきなんじゃないかなあ、なんて思います。
by saffy114 | 2008-04-25 23:25 | Japanese Musicals | Comments(2)