昨日の補足。
2007年 02月 28日
Tommyに言及したヘドウィグのセリフ、「The artist formerly known as my buttboy」という部分が「プリンスじゃないけど、私のかわいこちゃん」と訳されていたんですけど・・。
これ、英語のオリジナルのセリフを知っていれば、ああ、あの部分だ、ってわかりますけど、知らない観客は、どう受け取るのでしょうか。
The artist formerly known as princeとひっかけたセリフである訳ですが、上の翻訳だと、それが全然生かされてないし、それなのになぜかprinceという単語だけは出現している訳です。
ポップやロック・アイコンの固有名詞がちょこちょこ出てくるのもこの作品の特徴のはずだから、それでprinceという単語を登場させたのかな・・。
(でも、このスズカツ版はBoston,Kansas,America,Europa,Asiaという部分も削除しているが・・。)
でも「『プリンスじゃないけど』、って・・、どうしてそこでプリンスが出てくるの??」と一瞬疑問が頭をよぎっちゃう観客もいらっしゃるのでは。
この翻訳をそのまま放置しとくってのは、何なんだろう??とすごく不思議だったんですが・・・。
オリジナルの英語のセリフを知らなければ、「王子様(というわけ)じゃないけど私(にとって)のかわいこちゃん」という意味で「プリンスじゃないけど」と言っているのだ、と解釈して放置しちゃってもおかしくないかも。