Hedwig(ソウル) キム・スヨン×チョン・ヘソン
2006年 12月 27日
24日、クリスマスイブの公演だからでしょうか、観客層がいつもと違った。カップルが普段よりもかなり多かったです。そのせいでしょうか、反応がいつもと比べると悪かったですね。初めて公演を見る、というような人が多かったのかな??Suggar Daddyの始まりの部分も静かなもんでした。いつもは拍手・歓声が上がっていますが・・。wig in a boxでも、一緒に歌っている人が全然いませんでした。珍しいですよね?
キム・スヨンさん、かなり好評なので、期待していきました。確かに、ルックス的には、最も東ベルリン出身のトランスジェンダーというHedwigという役の設定に合っているのかも。すらっとしていて、キレイめだがキレイすぎず、女性っぽすぎず、男性っぽすぎず、という感じですよね。
歌、概ね良かったです。最後のMidnight Radio,他のキャストとかなり異なる表現で歌っていらっしゃいました。とても良かったです。
ただ、時々ちょっと巻き舌気味の歌い方になるのが、私は気になってしまった。それから、発声の仕方に変化があまりないんですよね。強弱をあまりつけない、というか。例えば、”Origin of love”だと、And the fire,shut down・・の部分で、バーンと声量をアップして歌う歌い方が私は好きなんですが(ヨンジンさん、ジョンソクくん、ソクジュンさんはこう歌いますよね?)、今回のスヨンさんは、あまり声量に変化をつけていらっしゃいませんでした。
24日の夜公演の後、イベントがあったようなので(スヨンさんが参加したのかは知りませんけど)、もしかしたらその為に声を守っていたのかもしれませんが、ちょっと物足りなく感じたのは事実です。セリフは表情に富んでいて良かったと思いますが。
Tear me downが歌い終わる頃、遅刻して入ってきた人たちがいたのですが、この時、スヨンさんHedwigは、この人たちに向かって、「来るなら早く来なさいよっ。」みたいな内容のアドリブで突っ込んでいたようです。あと、イェントルを知ってるか?バーブラを知っているか?という部分、特定の男性観客に向かって言ってました。最初、その観客がだまったままだったんですが、そしたら「答えなさいよっ!」みたいなことを言っていたようです。
全体的にやや攻撃的なHedwig、という印象を受けました。
他のキャストの場合、Wigと女装をとった後、それまでの女装のHedwigとの連続性があまり見えなくて、別のキャラクターのように見えるように思うんですが、スヨンさんの場合は、同一人物というのがなぜだか明確に伝わりました。
あ、そうそう、若干遠慮気味のCar washでした。たぶん、選ばれてしまった男性観客が、明らかにかなり固まっていたからかな、と思います。
チョン・へソンさん、釜山で拝見した時と少し違う歌い方でした。これなら、私もヨンミさんと間違えません(笑)。
Wicked little townのバンドの演奏が、変わりましたね。ピアニカと、なにやらアフリカっぽい打楽器が登場。いろいろ試していらっしゃるんですねえ。
アンコールが、いつもの曲ではなく、クリスマスソングでした。ちょっとつまんなかったです。あ、でも、喜んだ方もいるとは思います。普通喜ぶのかな?