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ミュージカル(国内、ブロードウェイ、ロンドン、)海外ドラマ、映画について。最近、韓国ミュージカルにも目覚めました。


by saffy114
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韓国のミュージカル雑誌記事<四季の韓国進出をどのように見るか?> その8

ウォン・ジョンウォン:ステージクウォーターが解答ではないと思う。専用劇場を多く作るべきだ。大劇場でなく、民間資本を誘致して公演をするのにふさわしい劇場を建てることができる政策的な支援が必要だ。

ナム・ギウン:四季進出に反対する立場だが、反対だけするわけではない。明らかに、得るものもあります。すでに多くを学びました。しかし、時間がもう少しかかっても、我々の市場の不安定なシステムを我々の中で直せたら良かった。自主的に浄化して我々の内で韓国的なミュージカルを作る為に努力しよう。

司会:長い時間の間ご拝聴いただきありがとうございました。傍聴席の中で自分の意見を述べたい方や質問事項がある方のお言葉を頂きたく存じます。

チャン・ジヨン(国民日報 記者):今回の四季論難と関連して、ミュージカル協会は非常にアマチュア的で、四季は非常に見え透いていました。四季の浅利慶太代表は交流と言う言葉を反復していますが、一方が望んでいないことは交流とは言えません。2003年、四季が韓国人俳優たちを集め始めた時、四季の招聘で日本を訪問しました。この時、浅利代表が「韓国市場に進出します。少なくとも5年の間に可能だ思う。」と言った。「劇場はどうするのでしょうか。」と尋ねたら、「劇場を建てればよい。」と言った。四季進出が役に立つように見える面もありますが、四季がおっしゃるような、交流だけを考えてのことではない。チケットリンクが日本に進出するにあたり、株式の40%が四季の所有だ。四季は経済的な面で苦労していると思う。ここにシャーロッテ劇場関係者がいらっしゃるのでお言葉を聞かせて欲しい。

キム・スンファン(ロッテ企画 理事):ロッテ側は徹底して作品を見て選択しましたが、協会側の反発がありました。何度も申し上げますが、劇場を建てた立場でありますので、多くを申し上げる状況でないのですが、劇団でなく作品を見て選択したことを申し上げたい。
 
イ・ウォンジョン:主客転倒ですが、シャーロッテ運営方針や、四季以降の計画はありますか?

キム・スンファン:89年にミュージカル専用劇場を建設しました。その時、創作ミュージカルと呼べる「マジック イン ザ ミラー」を上演しましたが、うまくいきませんでした。劇場を運営して、お金を稼いで産業性を期待するのは困難であることをよく理解していなかったのでしょう。我々は以後にも中劇場を計画したことがあった。また、ロッテワールドの新しい敷地に大劇場と中劇場を計画したことがあった。ソンパ区にミュージカル観客層を形成できると考えてチャムシルがブロードウェイのように「劇場街」となることができると考えた。創作ミュージカルに対しても十分考慮をしました。必ず外国作品を持って来て流通させることよりも、我々のことを製作して輸出をする作業に일조をしたいです。

チャン・ジヨン:わが国の状況では劇場を建設して収益をあげることができない。劇場ができたならどんなにわが国のミュージカル界の助けになるかということだけは事実だ。協会では俳優やスタッフ出演禁止や不買運動での対応方式を用意したようだが。

ナム・ギウン:協会でも、内容をお話しすることはできませんが、具体的な提案を用意していました。文化政策を立案して、来年には費用が少し計上されるようです。第一に、創作ミュージカル支援です。第二に、俳優トレーニングセンターを作ることです。すぐにセンターを作ることができないなら、協会側で立派な先生たちを集めてワークショップを開く計画です。第三に、専用劇場を推進する考えです。すぐに作ることは難しいですが、国有地にテント劇場があるから、そこからでも始める考えだ。



2時間半の間の熱い討論を通して、今回の四季韓国進出問題を少し幅広く俯瞰することができた。しかし論議自体が過熱して感情に包まれた面もないとは言えなかった。客観的で合理的な議論が必要な席だったので、それぞれの考えを確認した程度の結論になったことに悔いが残った。お忙しい中、ご参加いただいた関係者の皆様にこの席をお借りして感謝申し上げます。
by saffy114 | 2006-10-09 21:11 | お勉強の成果(?)