ロシア(サンクトペテルブルク) 個人旅行
2016年 09月 21日
9月2週目のピーテルはすでに東京の11月ぐらいの気候。風が強めの日はかなり冷え込みました。
ロシアはバレエもオペラも定評があるんだから当たり前といえば当たり前かもしれないが、ロシアのミュージカルの舞台もとても良い出来だった。観客のほうは、上演中にフラッシュたいて写真を撮った人がいたり、デジカメで堂々と舞台を撮影している人がいたり(←私の前の席にいたおじさん)、ご自宅でTV鑑賞のつもりですか的な感じで喋りながら観劇しているご家族連れがいたりしましたが、まあご愛敬という感じか。
舞台のチケットは、旅行会社等に依頼しなくても個人で入手可能でした。
私は、事前にロシアのチケットサイトでネットで予約、メールに添付されたバーコード入りのPDFのチケットを印刷して持参しました。ロシアのサイトでクレジットカードを使うって、勇気がいると言えばいるかもしれませんが、現時点ではクレカ情報の悪用被害にはあっていません!
Бал вампировに関しては、劇場(Театр музыкальной комедии)のHPでもネット予約可能です。
私が利用したチケットサイトが24時間営業の(!)プレイガイドをネフスキー通りで運営していましたので、現地でここで買うこともできそうですね。もちろん、劇場にもチケット売り場がありました。
ビザ取得が必要なのは面倒だが、サンクトペテルブルク、観光+観劇ができる旅行先を探しているミューヲタの方にお勧めかも。但し、食事はハンガリーやポーランドのほうが美味しいしコスパもいいです。
ガイドブックやら何やらに、ロシア語がわからないと個人でロシアの町を回るのは難しいというようなことが書かれているのを多く目にしましたが、少なくともピーテルに関しては全然そんなことはなかったです。
キリル文字が読めるようになっていたほうが断然動き易いですが、たぶん読めなくても個人で動き回るのは難しくないです(但しスマホの助けがあれば)。
キリル文字がある程度読めて地名や店の名前など固有名詞が把握できる状態になっていれば、バス利用も簡単です(スマホ様の助けがあれば)。
googleとyandex、その他バス路線アプリ、ペテルブルグの交通局だかなんだかが運営しているバス路線&時刻の検索サイトには今回のロシア旅行では大変お世話になりました。
ロシアでは英語が殆ど通じないともよくガイドブック等々に書かれていますが、たしかにハンガリーやポーランドほどは英語は通じませんが、英語対応してくれる場所や人は覚悟したよりはずっと多かったです。
また、我々が「?」となっていると、英語で説明してくれたり、知っている限りの外国語を並べて(なぜかドイツ語とか)説明しようとしてくれる人がいたりしました。言われているほど個人旅行者にとってハードルが高い観光地ではなかったです。
あと、ロシアのおじさん・おじいさん、バスで女性に席を譲ることにしている方々が多いのか、バスで立っているとおじさん・おじいさんから席を譲られることが数回。
少なくともペテルブルグの観光地となっている地域に関しては、店員さんや係員さん、車掌さん、駅員さん等々は愛想が悪いということはなかったですね。なんで、「これがソ連の名残か~!」的な、鼻であしらわれるとか、追い払われるとか、睨まれる等々の体験は全くできませんでした(笑)。
ペテルブルク1都市滞在に関しては、旅行会社のエアー+ホテルのパッケージを使うよりも、個人でエアー+ホテル+ビザ手配したほうが、費用ははるかに安いですな。某旅行会社のエアー+ホテルのパッケージ旅行の見積もり価格も一応出してもらっていたのですが、芝居のチケット、食事、観光その他含めた旅行代金の総額がパッケージ旅行の見積もり価格の半額以下となりました。
ちなみに、Бал вампиров、ピーテルの公演は10月初旬までで、10月下旬からモスクワで上演です。
Krolock伯爵役はクワトロキャストですが、私が見た日に伯爵を演じていたИВАН ОЖОГИНさんの出演する回が多いようです。シフト制というより、メインキャストがИВАН ОЖОГИНさんで、他の方はalternative的な感じかな?ОЖОГИНさん、 数年前のTanz der Vampireのベルリン公演でもクロロック伯爵役をやっていたそうだ。ドイツ語とロシア語ができるのか・・・。すごいな。この方、歌もすごく良いですが、手の動きとか、所作もとてもよろしい。Krolock伯爵役ははまり役ですね。オペラ座の怪人のファントム役などもやったことがある人のようです。
あと、ヘルベルト役のКИРИЛЛ ГОРДЕЕВさんもとても良いです。ヘルベルトが1幕の最後に出てきた時点で、客席から大歓声が(笑)。2幕のКогда любовь живёт в тебеも観客に大ウケでした。
他の役者さんたちも上手かったですが、この2人が特に印象に残った。
あ、シャガール役のАЛЕКСАНДР СУХАНОВさんも、とても声が良いのと、日本・ハンガリーのシャガールよりも随分エロおやじ度が高い感じ(笑)だったのとで、印象に残った。後で、この方はKrolock伯爵役のクワトロキャストの一人であることに気付いた。うむ、納得。