2015 Budapest旅行の記録1
2015年 08月 09日
フランスの入国管理の係官は相変わらずテキトーというか・・。係官同士でお喋りしながら、ろくにパスポートに目を通すこともなく、ちょうど開いたページにスタンプを押していた。そのページが他のスタンプで埋まっていようともお構いなし(笑)。今年はお喋りに夢中でスタンプを押し忘れられなかっただけマシですね。
ブダペストへ向かう機内で、後ろの列の一家のお子さんが隣の席のお兄さんの座席を頻繁に蹴っていたら、隣のお兄さんが英語で「おたくのお子さんが席を蹴り続けているんですけど、止めさせていただけませんか?」と後ろを向いて後列の保護者に伝えていた。そうしたら、子供が私の席と隣席のお兄さんの席の間あたりに移動してきてしまい(苦笑)、私の席も時々蹴られ始めた。「隣りのお兄さん、また一喝してくれないかなあ~。」とか話していたら(日本語で)、隣席のお兄さんが無言でクルッと後ろの席を向いて、ガンを飛ばした。席の揺れが止まった。お兄さんの席も蹴られていたんでしょうね。
ブダペストに到着し、ターンテーブルで荷物が出るのを待っていたら、私のスーツケースがまず出てきたが・・。あれ、スーツケースベルトが無い。
とりあえずピックアップして外側を観察すると、ファスナーの位置も預けた時とは違っている。
誰かがスーツケースを開けたようだな。税関か?セキュリティか?泥棒か?
ってか、何かヘンなもの入れられていたら困るよなと思い、誰かが開けた形跡があるスーツケースの場合は私がスーツケースを開けて中身を確かめて紛失物があったら係官に告げるのか、怪しい場合はまず係官に言って、立ち合いの元で開封すべきなのか(麻薬とかつっこまれてる場合などに備えて)を確認してからスーツケース開けてみよ、まあスーツケースベルトは紛失しても何の補償もないだろうけど・・、ということでロストバゲッジの係員の人に聞いてみた。「スーツケースベルトの紛失の届出は受け付けられない。スーツケースの中身が紛失している場合は受け付ける。ただし、後日でも大丈夫。立ち合いの元で開ける必要はない。」とのこと。
スーツケースを開くと、内容物の紛失はなし。まあ、転売できそうなモノ何もはいってないもんな。ただし、運搬時の振動で移動したためではない感じで位置が移動している物があった。やはり、何者かに開封されて中を触られているようだ。泥棒なのか税関なのか。TSEロック付きスーツケースベルトはなくなってるのに、TSEロックのついた鍵はそのまま。でもファスナーの位置が移動していて、かつ開封された痕跡はあるという不思議な状態。
この時は、税関がめんどくさがってベルトを切って開けて、鍵はさすがにボルトカッターとかじゃなくてTSAロックで開けて検査したのかなあ、泥棒の可能性もあるけどスーツケースベルト以外は何もなくなってないからまあいいか、ぐらいの感じだったのだが・・。
帰路の出来事を考えると、泥棒の仕業だったのかもしれませんな。
ということで、エールフランス便、パリのドゴール空港、ブダペストのフェレンツ空港のいずれかを旅程に含む場合は受託手荷物の紛失・損傷にご注意を!
受託手荷物には、無くなってもいいやと思えるもの・金で買い戻せるものだけ入れましょう!そして、荷物の紛失や損害をカバーする保険に入っておきましょう!!航空会社はまともに対応しませんので、そういうもんだと思って対策を立てておくしかないのでしょうね。
ドゴール空港もブダペストの空港もchecked-in baggage theftに対して怒っている乗客の咆哮がネット上に沢山転がっていますし、CDGはbaggage handlerによる組織的な手荷物盗難事件が2000年代以降数回摘発されているし、私も空港のtarmacにスーツケースが落ちていてそのまま放置されているのを飛行機に向かうバスの中から見たことがあるし、エールフランスはパリ-日本便でのCAによるビジネスクラス乗客の機内持ち込み手荷物からの盗みやら、ドゴール→チューリヒ便で金の延べ棒が盗まれた、とか、色々あったわけですし、紛失の可能性・盗難の可能性が高いと考えて対策を練って荷造りしたほうがいいのかなと思う。
AFのCAによる窃盗事件に関するguardianの記事によると、
Dozens of passengers who had items stolen said they will ask their insurers for reimbursement.
Air France said it is responsible only for checked-in baggage and not items taken on board flights.だそうな。ビジネスやファーストクラスの乗客に対しても、自社の職員による窃盗事件に対する補償や謝罪さえしない会社だったら、エコノミークラスの客に対しては何をか言わんや。
それにしても、 it is responsible only for checked-in baggage and not items taken on board flightsって。結局、checked-in baggage にも機内持ち込み手荷物にも航空会社は何の責任も負わないってことなんですな。じゃ、機内にsafety deposit boxでも設置しろやって感じですが。
現実的には保険をかけておくしかないのか。
税関を出たところにあったペットの検疫関連のポスター。
中国語バージョンもあった。
公共交通で移動してみようということで、バス+地下鉄+トラムでホテルへ。
バスは混雑していた。地元住民もどんどん乗ってくる路線なので、大き目のスーツケース持参でのバス利用はちょっと大変かな。
11時半前にホテル到着。チェックインまで2時間半あったので、お昼ごはんを食べにいこう、どこに行こうか~とロビーで算段していたら、フロントの人が「後で1時間ぐらいで部屋が用意できるように手配したから。」と声をかけてきた。まあ、まずお昼ご飯だな。
KŐLEVESにて昼食。
Limonádé mentas,Limonádé gyömbéres
Matzo ball soup
sárgadinnye krémleves fekete áfonyával
Fig stuffed with goat cheese,salad
Roast duck breast,celery and dates
出だしからHideg gyümölcsleves。
今回は、1日1Hideg gyümölcslevesを目標とする予定だったので、まず1日目は目標達成。
料理が出るまで、かな~~~り時間がかかりましたが、美味しかったです。
店の外を通る人々が、近くのどこかにカメラを向けて撮影しているのが窓から見えていたので、何があるのかなと思ったら、建物に描いてあるグラフィッティだった。
こういう絵を建物に描くのが中欧で流行っているのか?ワルシャワにもこういうのがあったよな・・。
道中にあったPharmaというアイスクリーム屋でアルコール入りアイスを食べる。
Russian Flower(mixture of vodka, red beet and passionfruitだそうだ)とUnicum plumを選択。ウニクムが特に美味しかった。
ホテルの戻る道中の建物に描かれていただまし絵。
ホテルにチェックイン後、色々電化製品を使ったら、ブレーカーが落ちた。
フロントに連絡してメンテの人に来てもらい、無事電気復活。
トラムでドナウ川沿いまで出かける。Jazsai mari terのあたりを歩きはじめたら、なんだかとても上手なバイオリンの生演奏っぽい音色が聞こえてきた。Pozsonyi útの音が聞こえてくる方角に歩いていくと、2年前には無かった本屋さんが出来ていて、本屋の前でバイオリンを演奏している人を取り囲んで人だかりができていた。なんか・・凄く上手だった。有名な演奏家なのかなあ??
以前訪れたKiskakukk Étteremで夕飯。
う~ん、スープは美味しかったけど、メインはイマイチ。
2年前と比べると味が落ちたな。
ドナウ川沿いの風景。
この木の近くに行くと、くしゃみが出るようであった・・。アレルゲンか?
ホテル近くのケーキ屋さんの張り紙。
平日18時半以降と土曜の18時半以降に何かが割引になるようだ。