東京海上日動が頑張ってくれてロストバゲージ解決
2013年 07月 03日
今回の件に関しては東京海上日動さんが活躍してくれたお蔭で荷物の追跡ができて発見、配達に至ったようです。
荷物の追跡以外にも、見つかった荷物がホテルに夜間に配達された場合にどうするか(すぐ部屋に届けるか、ホテル側で預かっておいて部屋に連絡メモだけ入れて翌朝取りに行くか、など)の意向を尋ねて、それを英語がほとんど話せない両親に代わりホテル側に伝えておいてくれるなどの細かい配慮・サービスまでしてくれたそうだ。通訳サービス、って書いてあっても、そこまでやってくれると思っていませんでした。
ありがとうございます。
今日、昨日よりは詳細に話を聞いたので、一部修正+補足。
NY→ワシントンの便はJALとAAのコードシェア便なんだが、JAL7460として予約していたんだそうで、JFKでいったんピックアップした受託手荷物を、JALの乗継カウンターに預けたんだそうな。で、その直後にAA3433=JAL7460がキャンセルなのを表示を見て知った、と。で、JALのカウンターに戻り、AA3433がキャンセルされている、と言ったら、黙って翌日のアメリカン航空のチケットを出してきたんだそうだ。翌日じゃ困るので次の便は?と聞いたら満席、と。その次の最終便も満席、両親の航空券はそもそも変更キャンセル不可なので(まあマイレージでとったチケットらしいしなあ、そうかもなあ)、この翌日のアメリカン航空のチケットしか出せない、アメリカン航空の場合は天候などが理由でフライトがキャンセルになった場合もホテルや食事の補償も一切しないので、ホテルは自費です、との説明だったそうだ。
なんで、「明日の午前中にはワシントンに到着している必要があるから、だったらアムトラックでワシントンまで行くから荷物を返却してください。」と両親がJALのカウンターで言ったら、「もうアメリカン航空に荷物を流してしまったので、返せない。アメリカン航空は荷物が多いので、いったん流してしまったら、もう取り戻せない。荷物は次のAA便(AA3365)に積んであり、ワシントンまで行ってしまう。」との返答だったそうだ。
で、それじゃ困るんですけど的に粘ったら、翌日でなく同日のデルタ便に振り替えられたそうだ。ただし、やはり荷物はアメリカン航空に搭載されてワシントンに運ばれるので、ワシントンに着いたらレーガン空港のアメリカン航空の荷物のカウンターに行ってください、と説明されたそうだ。
で、レーガン空港でアメリカン航空のカウンターに行ったら、荷物はない、と。で、乗ってきた飛行機はどこのか?と尋ねられたのでデルタ航空だと答えたら、「最終的に乗客が乗ってきた航空会社が荷物の責任を負うので、デルタ航空のカウンターに行け。」といわれたそうだ。で、デルタ航空のカウンターに行くと、やはり荷物はなし。で、デルタの係員はロストバゲージに関する説明をけっこう丁寧にしてくれたらしい。荷物が無くなったために購入したものはデルタが補償するからレシートをとっておけ、ホテルもデルタで無料で手配する、と説明されたそうだ。ホテルは自分らで元々手配済みだから不要、と返答したら、荷物がもし届いたら翌日ホテルへ届けると説明され、ロストバゲージ関連の連絡先などを記載したものを渡されたそうだ。
翌日の午後にホテルのフロントに荷物が届いているか尋ねるも、残念ながら届いておらず。このとき、デルタのロストバゲージのパンフを見せながら尋ねたそうで、そうしたらフロントの方(マネージャーさんだったそうだ)がデルタに電話して荷物の状況を問い合わせてくれたそうだ。が、残念ながら行方不明。
こりゃ届くのを待ってたら届かないな、と思ってJALに電話してみたそうだ。電話に出た人は、この1件をすでにご存じだったそうだが、アメリカンに尋ねてもデルタに尋ねても行方不明、どうしようもない、という感じの返答だったそうだ。
で、こりゃあスーツケースとの再会は難しそうだな(苦笑)と、海外旅行保険の出番か・・・と東京海上日動に電話したんだそうだ。いつもはもっと安い保険料の会社のプランに加入しているが、今回はなんとなく東京海上にしていたんだそうで。
で、状況を説明したら、東京海上さんはアメリカン、デルタそれぞれに連絡(ただし航空会社側の通訳をはさんでの交渉だったそうだ)、このときは進捗無し。で、東京海上さんによると「航空会社側の通訳さんに問題がありそう。日本人の通訳さんなんだけど○×△■。」で、今度は東京海上側の通訳さんを入れて、アメリカン・デルタ・東京海上とで電話会議みたいなのをやったらしい。ここで、なんだか進展があったらしい。というか、探しますモードになったらしい。
で、しばらくしてから、「アメリカン航空のほうで見つかった、ただし、スーツケース2つのうち1つはレーガン空港、もう1つはダレス空港にある。レーガン空港で発見されたほうはもう運送会社のほうに搭載されているので、3日の早朝5時ごろにホテルに届く。ダレスのほうは、まだいつ配送されるか不明。」と東京海上さんから連絡が来たそうだ。
で、もしワシントン滞在中の配送が無理だった場合に次の滞在先に配送するよう手配済みであること、万一米国滞在中に届かなかった場合は、デルタに証明書を発行してもらえば保険金が下りる、というようなことを説明され、さらにホテルに夜中のうちにスーツケースが配送された場合にどうするかの指示をフロントに伝えておいてくれた、そうです。
で、3日の8時ごろ、2つ目のスーツケースが届いて、受託手荷物は無事手元に戻ったそうだ。
というわけで、東京海上日動の海外旅行保険は、パンフに書いてあることをきちんとやってくれるようです。
パンフのサービス内容に「電話による通訳」とか書いてあっても、どこまでやってくれるんだか~と思っていたんですが、けっこうちゃんとやってくれるみたいですね。まあ英語圏以外がどうなのかはわかりませんが。
で、私が得た教訓。
・乗り継ぎ時は、乗り継ぐ飛行機が予定通り飛ぶか、確認してから手荷物を預ける。
・コードシェア便の場合は、運航している会社のほうでフライトを確認する。
運行はしていないほうの会社は、スケジュールの変更や欠航を把握していない場合がある為(今回はJALがAAの欠航を把握していなかったらしいですが、私もカナダエアーの欠航をANAが把握していなかったというのを経験してます)。
・必需品は、持ち込み手荷物にすること!
・欠航・遅延の際の対応・補償は、アメリカン航空よりはデルタ航空のほうが良い。
・米国の国内線を利用するときは、あちらの方同様(?)極力、荷物は持ち込みにする(アメリカの空港・飛行機って、めいっぱい荷物を持ち込んでいる人、見かけますよね・・)
・乗り継ぎや移動が多い旅行の場合は、海外旅行保険の携行品損害保険に入っておこう。
・海外旅行保険に入る際は「各種サービス」も熟読して比較検討して加入しよう。
・個人客が言うよりは、他の「会社」が言うほうが問題の解決が図れる可能性が高いようだ。
フライトのキャンセルが多い路線は、荷物の持ち主が一緒に飛行機に乗らない確率が多くなりそうですね。ということは、怖い考えを持つ人がそういう路線を狙う可能性がないともいえないような。そうじゃない路線と比べると、自分は無傷で済む確率が上がるわけだし。トランジットだから、最初の搭乗地で荷物は検査済のはず、とは言っても、見逃してる可能性とかもあるわけですよねえ。
考えてみれば、ディレイだのなんだの、乗客と荷物が図らずしてバラバラになることはけっこうあるんだろうけど・・。
そういう状況を狙って作れる可能性が高い状態って、なんか怖いな。