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ミュージカル(国内、ブロードウェイ、ロンドン、)海外ドラマ、映画について。最近、韓国ミュージカルにも目覚めました。


by saffy114
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「君となら」 韓国版 <너와 함께라면>4

長女役の윤정선ユン・ジョンソンさん。かわいらしい美人でしたが、お笑い演技も上手いですね。ケニーの息子さんと二人きりにされそうになったときに、口を動かさず腹話術風のへんてこな話し方で「私一人置いていかないで~!」と必死に父と次女に訴える場面とか、ケニーの息子さんが小磯・母をケニーさんの彼女だと誤解した状態なのをケニーさんに悟られぬように努力する場面などが面白かった。あと、小磯・母にケニーさんが家に来ていることを知られないよう、母が居間に入って来た瞬間、床屋のエプロンをつけた状態で居間にいたケニーさんのエプロンをさっとはねあげてケニーさんの顔を覆って隠してしまう場面などの間も良くて面白かったです。

床屋の従業員(わだ はじめ)役の이현응イ・ヒョンウンさん。
不思議な雰囲気を醸し出していて、面白かったです。
前半は、ずいぶんとうやうやしい物腰なのと、すっと音もなく襖が開いて登場するさまが独特の不思議な雰囲気を醸し出していました。特に、服装を旦那や娘らにけなされた小磯・母が激怒しながら襖をあけて退場すると同時に反対の襖がす~っと音もなく・かつ素早く開いて和田さんが登場・・・という場面が観客にウケてました。
中盤以降、ケニーさんの息子さんを長女の彼氏と誤解した和田さんは、登場すると時々黙ったまま、じと~~~~っと、怖い目つきでケニーさんの息子さんを睨みつけていたのですが、その表情が笑えた。ビールをあおりつつヘッドホンをつけて下を向いて座っている場面や、部屋の隅に走り込んで、隅に向かって正座で座ってどよ~んとしている場面なども面白かった。

彼氏の息子(きむら げんや)役の유재동ユ・ジェドンさん、誰かに似てるように思ったのですが・・。誰なんだか思い出せません(笑)。日本のお笑い系のタレントさんなどの誰かと見た目が似てると感じたんだと思うんですが・・。このキャラクター、ポケベルを持っていて、さかんにポケベルが鳴るんです。で、そのたびに小磯家の電話を借りるのですが、借りるたびにきちんと10円を渡します。その際に、「こういうことは、きちんとしておかなければ・・。」みたいなことを言いながら、10円玉を置くのですが、そのときの유재동さんの身振りがですね、あ、韓国だ~!という感じでした。スーツの前身ごろを片手で抑えながら?硬貨をおくほうの腕に反対の手を添えながら?という感じで10円玉を置く動作をなさるんですね。役者さんや演出の方は特に意識なさってないのだろうなと思いますが、なるほど~、例えば日本で英語圏の作品の日本語版を見た英語圏の人とか、日本で日本版の「サ・ビ・タ」を見た韓国の人なども、こういう「ん!?どこの話??」という瞬間、けっこうあったりするんだろうな~と、おもしろく感じました。

次女役の손수정ソン・スジョンさん。この次女が、姉の為というか、その場を平和にやり過ごす為に、苦し紛れに繰り出す場当たり的な嘘というか虚偽の設定のおかげで、どんどんとんでもない展開になっていくわけですが、その嘘をひねり出した後の「あ~・・・・。」という感じの表情とかが面白かったです。손수정さんは、威勢が良い下町っ子っぽい感じで演じてましたが、この役、昨年の初演の時はSAのWendla役だった女優さんが演じたそうで。かなり意外です。どんな感じだったんだろう??

母役の김정연(キム・ジョンヨン)さん。長女とケニーさんの結婚の許可を得るためのフリースロー場面で、目に涙をためた状態で演じてらっしゃいました。で、てっきり、観客がああ、小磯・母も二人の様子に心を動かされたのね・・・と思っていると、最後、小磯・母はまだケニーの息子をケニーと誤解している・・という展開に(笑)。
小磯・母にケニーさんが家に来ていることを知られないよう、母が服をいろいろ試着してみながら居間に入って来るたびに、床屋のケープをつけた状態で居間にいるケニーさんを隠す場面で、突然ケープで顔を覆われてしまったケニーさんが「なぜこんなことを!?」と問うと、「実は、母は、家にいるときは裸なんです。」「妻は野性的なんです。」とか家族がでっちあげてまして、再度母が居間に入って来た時、家族はまたケニーさんを隠しつつ、つじつま合わせのために「なんだその格好は?」「ここはアマゾンか!?」とか母に言うんで、着てきた服が似合わないと言われたと思った母さんはまた居間から出て行くんですが、その際に、なにやら大声で怒鳴りながら出て行きまして、父さんが縮こまっていました。あれは何と言っていたんだろうか?

ところで!流しそうめんの場面、ずいぶん不思議なやり方でした。まあ、私もテレビニュースなどで時々目にはするものの、実際にやったことは1回しかないのですが(笑)。
ええと、そうめんを一人が食べる量ぐらいのどさっと一固まりで樋に置き、やかんで水を流して、下流に流し、その一固まりのそうめんをまるごと一人が箸でキャッチ!というやり方でした。
まあ、水の件は、舞台という制約上、やかんで水を流すしかなかったんでしょうけども、流しそうめんって、そうめんがもっとバラけた状態で少しづつ流れてきて、少しづつキャッチしていくんじゃなかったっけ(笑)?まあ、たいしてストーリー展開に影響は無いのですけども。


という感じで、日本の戯曲の外国語上演を外国で見る、という貴重な体験をしました。楽しかったです。


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Commented by kore at 2011-05-19 22:45 x
詳しいレポで記憶がよみがえりました。私が観たのは去年の10月。大学路の小劇場で、韓国の観客に囲まれて日本の作品を観るのは何だか変な感じでしたが、とても楽しい舞台でした。皆さん芸達者ですよね!バスケットのゴールが一発で決まった時、「オーーーッ!」と観客から歓声が上がり、父親役のソ・ヨンチョルさんがメチャ自慢げだったのがツボでした。前ベンドラ役のキム・ユヨンさんは、溌剌として機転がきく感じでとても良かったです(ちょっとホッとしました)。何と、ケニー役は、ソン・ヨンチャンさんでした。とぼけた雰囲気が何とも良くて・・・。
Commented by saffy114 at 2011-05-19 23:42
koreさま:
日本の作品の海外上演の観劇記録なんで、覚えている範囲で詳述してみました(笑)。面白かったですよね、これ。韓国のお客さんにかなりウケていることにも驚きました。
日本の作品なのに、セリフが理解できなくて笑えない部分があるのが、悔しかったです。まあ、韓国語上演だから仕方ないのですが。
ユヨンさんの「次女」、よかったんですね!ホッとした、というお気持ち、わかる気がします。
by saffy114 | 2011-05-18 23:57 | 海外 ストレートプレイ | Comments(2)