人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ミュージカル(国内、ブロードウェイ、ロンドン、)海外ドラマ、映画について。最近、韓国ミュージカルにも目覚めました。


by saffy114
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

EVIL DEAD THE MUSICAL ~死霊のはらわた~ (1)

「EVIL DEAD THE MUSICAL ~死霊のはらわた~」
池袋サンシャイン劇場にて、6月27日、17時からの公演を見ました。
出演は、
Ash:諸星和己
Cheryl:大和田美帆
Linda:高橋由美子
Scott:上山竜司
Jake/Prof. Knowby:右近健一
Shelly/Annie:瀬戸カトリーヌ
Ed:森本亮治
Evil Force:齋藤久美子/関根あすか/吉浜愛梨   
   
脚色:倉持裕
演出:河原雅彦
美術:加藤ちか
振付:MIKIKO



この作品、OFF BWで上演された頃に注目するも見に行けず、韓国の初演版で初めて見まして、大変気に入りまして韓国版を3回見てしまい、さらにトロント版も見に行ってしまっております。
どうしてもそれらと比較しての感想になりますが・・・。


まず、日本版の特徴を列挙。

小劇場ではなく、中規模の劇場での上演でした。
セット、韓国やカナダと比べると大きめです。その為か、長めの暗転が多かった。
「小屋」の向かって左の屋根のほうに天窓があり、時々「悪霊」が顔を出したり、外に放り出されたAshがこの天窓のあたりに登場したりしていました。
向かって右の壁面は大きな窓になっていて、1幕で小屋の窓が突然割れて木の枝が部屋に・・なんていう場面では、この大きな窓が開いて、暴風が吹きこむような演出にしていました。
「橋」は、日本版は、舞台後方の2階部分をいっぱいに使って「鉄橋」になっていました。(他国では、小さなかわいい「橋」がちょこんと登場して、それがまたバカバカしくて笑えたんですが・・・)

残念ながら、日本版ではsplatter zoneは無し。なので、客席に血は飛んできません。
(韓国・カナダでは、客席前方にsplatter zoneというエリアがありまして、2幕の途中から、このエリアの観客は血を存分に浴びることができます。血まみれになりたくなければ、幕間に供給されるレインコートを着用して防御できますけど。特にカナダ版はステージから客席に向かって本当に容赦なく飛んできます(笑)。スプリンクラーで降らせたりもしていました。)
また、キャストの人数が日本は10人で、多いです。Fake Shemp(韓国版ではトナカイのルドルフ役も兼任)がいない代わりに、ダンサー系の女性アンサンブルキャスト(?)が3人いました。 Evil Forceという名がついていまして、この3人が森の「木」としてCherylを襲ったり、Good Old Reliable Jakeのときに、Jakeのバックダンサーをやったり、悪霊として、セットの屋根のほうにある「窓」から顔を出していたりしていました。
Lindaの首なし死体も、この3人の女性アンサンブルが担当していたようです。アクロバット系の動きも得意な人たちだったようで、Lindaの首なし死体が連続トンボがえり?をしていました。

2幕、Jakeが地下室へ捨てた「死者の書」の一ページを取り返すために、アッシュが地下室に飛び込んでゾンビとの戦いの末にページを奪還してくる場面、日本版はアメコミ風のアニメーションになっていました。


演出やセリフの違いは、まだまだ沢山ありますが、とりあえず大きな違いというとこんなところか?

日本版を見ていて、まず頭に浮かんだこと。
「あらやだ、元・光GENJIよりも류정한さんのほうが"What the fuck is that?" 、踊れているじゃないか!?「手」に攻撃される場面も정한さんのほうが上手いかも・・・。ジョンハンさん、きっとすごく頑張っていたんだなあ(涙)。ジョンソク君と比べちゃって色々言ってごめんなさいね・・・。」
でした(笑)。
↑これ、私と同じくジョンハンさんASHで韓国版をご覧になり、日本版もご覧になった方もこのような感想をお持ちになったそうですので、私のひいき目じゃないと思います!!まあ、一番この場面が上手かったのはジョンソク君だと思うけれど。
~続く~
by saffy114 | 2009-08-11 22:57 | Japanese Musicals