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ミュージカル(国内、ブロードウェイ、ロンドン、)海外ドラマ、映画について。最近、韓国ミュージカルにも目覚めました。


by saffy114
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四季「キャストボックス」コーナー終了

劇団四季のHPに、2007-09-03 付けで「オフィシャルウェブサイト『キャストボックス』コーナー終了のお知らせ」という告知が掲載されていました。
「このたび、劇団四季オフィシャルウェブサイト内「キャストボックス」コーナーを終了させていただきました。『キャストフォン』ならびに『確定キャストインフォメーション』につきましても終了させていただきましたのでお知らせいたします。」だそうです。

先日、CATS出演中の中国系の俳優さんの名前が一斉に日本風の芸名に改名されていて、おお、またやってくれたな、と思いましたが、今回は、驚きました。昔は、キャスト情報などなかったですから、昔の状況に戻ったとも言えますが、あの頃は、誰が出演していてもそれほど当たり外れがなかったので、さほど不満に思いませんでした。でも、今はだいぶ状況が違うからなあ・・・。

昨日の機内にあった週刊誌に、「がっちりマンデー」とかいう経済情報系のテレビ番組での浅利氏へのインタビューの発言が少し掲載されていました。流し読みしていたので、うろ覚えですが、確か、「舞台は、作品が80パーセント、役者が20パーセント。脚本さえよければ客は入る。」みたいな内容だったと思います。
まあ、このポリシーの徹底を実践中ってことなんでしょうね。出演俳優が誰か、なんてことは舞台の出来には関係ないよ、って。
でも・・・、現在の四季だと、かなり出演者によって舞台の出来が左右されるように思うけど。
スター主義をともかく嫌うようですが、配役ぐらい発表したって、べつにスター主義を助長するわけじゃなし。配役を全く発表しない方針というのも、観客にとっては不便極まりない。やはり、演じる人が変わるとどう舞台が変化するか見たい観客だっているでしょう。
キャストによってチケットの売り上げの増減がかなりあったのでしょうか??それに対する対抗策なのかなあ?


それから・・・。確かに、「作品」は大事です。四季の作品じゃありませんけども、昨年のパルコ劇場の「トーチソング・トリロジー」を見て、もともとの作品さえ良ければ一部の出演者の演技が??でも、演出が?でも、それなりに「見られる」舞台になるんだなあ、とは思ったんです。でも、作品の魅力を十二分に引き出せる配役が可能なら、そのほうが絶対いいですよね。
役者が2割、ってのは、ちょっとひどいなあ・・・と思いました。

良い作品なのに、チケットセールスのために、歌えない俳優や、演技が下手かつ歌もあまりうまくない歌手・タレント、歌・演技ともに上手ではあるが役柄の設定や曲の音域には合わないミュージカル俳優がキャスティングされる、というスター主義は、私も嫌いです。
しかし、スターは絶対に使うな!とは思いません。歌えて、芝居が出来て、役柄に合ってれば、スターが出演していたっていいんです。スターがもつ華みたいなものが作品を引き立たせる場合もありますし。
四季の場合、作品主義をとっていますが、リピーターって、作品の魅力もさることながら、出演者目当てでリピートしている方が多いのでは?
彼らは、どう動くんでしょうね?キャストが事前にわからず、見たい俳優に遭遇するかは確率論の世界になるから、今よりもっとたくさんのチケットを買う、という方向に動くか、誰が出るんだかわからないなら、○○回以上はリピートしないわ、という方向に動くのか。
おそらく、ネット上の今日は誰さんが出た、昨日は誰さんが・・という出演情報を頼りに行動する方が多いだろうから、前日予約とかの需要が増える??
それから、地方公演のチケットセールスって、キャスト目当てのリピーターの遠征にも支えられているのではないかとも推測していたんですが。どうなんでしょうね。
by saffy114 | 2007-09-03 22:23 | Japanese Musicals