Next to normal(日本語版) 3回目
2013年 09月 29日
シルビア・グラブさんのDianaと辛源さんのGabeの東京公演の最終日。
日本版3回見たうちで、今回が一番よかったです。シルビアさんのダイアナが、彼女の初日に見た時よりも格段にセリフと芝居が良くなっていたからだと思う(最初からこんな感じだったらよかったのに・・・・)。反面、歌に関してはちょっと喉の調子が万全ではないのかな、という箇所がちらほらあったけれど(とくに2幕)、躁っぽさがかなり出ていて、今回のシルビアさんのダイアナは良かったです。
ナタリーの村川さんは見るたびごとに上手くなっていった気がする。
辛源さん、前回見た時から少しヘアスタイルを変えて、オリジナルのAaronさんっぽいヘアスタイルに近づけていたように見えた。もうちょっと米韓のGabeのような凄みと存在感が出せていたらさらに良かったですが、健闘していらしたと思う。
英語版で笑えた部分があまり面白くなくなってしまったりなど、翻訳に関してはいろいろ残念な部分はありましたが、まあ英語歌詞を日本語歌詞にして曲に乗せるってとても難しいことだろうとは思うので、しょうがないのかなあ・・・。
舞台に向かって右側のほうの後方のセクションの最前列(後方セクションの最前列)の通路際に、10歳前後と思われる男児とそのお父さんがいらしたのですが、お子さんは観劇中に飽きてしまったのか、頻繁に物音を立てたり、もぞもぞ動いたり立ち上がって座り直したり、お父さんに頻繁に話しかけてそれにお父さんが返答したりしていた。
この親子のお父さんのほう、インターミッションや終演後に劇場内で色々な方に挨拶したり話したりしていらして、劇場ないし東宝ないし舞台・芸能分野の一種の関係者である様子。
就学児は観劇可の公演ではありますが、劇場・演劇関連の関係者であったならば、なおさらある程度考えて観に行く演目を選んでほしいなあ。リトルマーメイドだのライオンキングだの、東宝ならこれからやるAnything goesあたりなら、あのくらいの上演中のおしゃべり・物音はギリギリ許容されるかもしれませんが・・。
この演目の場合は、きちんと座って静かに見ることがまだできないお子さんを連れてくるのは避けるべきだと思う。せめて、お子さんの話しかけにお父さんまで声を出して返答するのは避けて欲しかったです。
かえって自分の職域だと、特別な場という感覚がなくなってしまっているのかもしれませんけれども。